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突拍子も無い事

「私と試合してくれませんか?」


「「「「「「……………はぁ!?」」」」」」


ミーシェは唐突に最高権力者である陛下に申し込んだ。


「お嬢、それは無理と言うもんだぜ。あんたでも勝てねぇよ」


「ミーシェお嬢様。それは、王に仇なす者と捉えてしまいますよ。」


クアラとファナに口を尖らせていいると


「ミーシェ。どんなに陛下がまともに仕事しないからって、実力行使に移ってはいけないよ。それにね。アミール王子の成績が悪いのは自業自得だと言うのに、可愛い天使に責任をもって教えるように言ってきた陛下がどれだけ罰を望んでいても手を出してはいけないよ。」


「このバ… 陛下が可愛いミーシェを雁字搦めにして王太子妃の座につけようと企んでいても、ミーシェにいたぶられたいと思ってるへん……変わった性癖を持った人に近づいてはいけないよ」


「「「「「今、馬鹿と変態って言おうとしたよね!?」」」」」


近衛第一騎士団・魔法師団の隊長を除いた8人とヴィオレット・ダンドゥリオン の突込みが息ぴったりに入ったが当の6人はスルーし ミーシェは悲愁を帯びたように


「……そうですわね。陛下に臣下としての忠誠は誓っておりましても この様な行いはいけませんわよね。例え、陛下が文武共に貧弱であられても モントヴェルト家であるがためにお支えしなければなりませんわよね。ふぅ~」


『『『『『………なんだか庇っている様に聞こえるが、宰相殿やヴライアン殿より酷い事言ってないか!?』』』』』


「ミーシェ嬢、けしてソナタにいたぶられたいとか思ってないからな?」


『『『『『そこを訂正するか!?』』』』』


「分かりましたわ。それでは、改めて陛下。私と試合致しませんか?」


『『『『『…まだ言うか!?』』』』』


「と申したいところですが、それは次回にお願い致しますわ。それでは、どなたとやりましょうか?お父様では、手を抜かれるか本気でやられてしまっては勝ち目は有りませんし。お兄様とやるとどちらかが一敗したことになってしまいますし。」


『『『『『 俺達とやる考えはないのか!? 』』』』


ミーシェは、ここに集まっている人達の鍛え方を見て愉しく戦える相手を確認していた。


「それで、ミーシェ決まったのかい?」


「はい、お父様」


辺り一体に張り詰めた空気が流れた


「ヴライアン、お前はどうだ?」


「ミーシェと同じに方々になると思います。」


「そうか。ミーシェはどの方々とやりたいんだ?」


ミーシェは、ファナの影に手を突っ込むと芋蔓式にバラバラの服装を纏った4人の男性を引っ張りあげた。


「なっ!?」

「嘘だろう!?」


ファナとクアナは驚愕し残りの第一騎士団・魔法師団は固まった。陛下と父さん・兄さんは、呆れた様子で佇んでいた。


「………父さん。僕は、第一騎士団・魔法師団の上位6名と戦うよ。」


「…懸命の判断だ。」


「我が娘ながら、どうやって見つけ出したのやら。」


「突拍子も無いところは変わらないね。」


「あぁ。」


「私、この方々とファナ・クアラと戦いますわ♪」


とても嬉しそうなミーシェを見て、誰も諭すことができなかった。



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