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悪酔い

「ミーシェ嬢この魚貝はとても美味しいわよ。」


「本当に美味しいですわ皇后様。」


「皇后様 なんて呼ばないで。《エリザ》と呼んで頂戴な。私もミーシェと呼ぶからね。」


「流石に皇后様を呼び捨てには出来ませんわ。」


「いやよ。エリザ って呼んで。」


「皇后さ」


「エ・リ・ザ。」


「皇后」


「エ・リ・ザ・よ。」


「…………エリザ様。」


「皇后よ。そろそろ許してあげなさい。」


「だって、私娘も欲しかったのですもの!」


「では、後で子作りでもしようか。」


「うふふ。」


甘い甘過ぎる。砂糖が出てきそう。うぷ


二人に目を向けるとアクアは、苦笑いを浮かべアミールは死んだ魚のようになっていた。


何故こうなったかと言うと、遡ること王宮に戻ったとき


◇◇◇◇◇


「アルヒアンピール殿 並びに モントヴェルト嬢。本日晩餐をご用意されていますので、お越しください。」


「分かった。」


「では、失礼致します。」


「晩餐ならドレスに着替えなくてはいけませんね。」


「ああ そうだな 。お前は、青色のドレスを着ろよ。」


「青色ですか?」


「そうだ。後で向かいに行く。」


「分かりましたわ。」


どうして青色のドレスなのかな?



部屋に入りその事を伝えると大急ぎで、綺麗にドレスアップをされた。そして、同じ青色の服装をしたアミールにエスコートされながら食事に向かった。


従者に示された席に着くと皇帝がアクアの隣にその横にアミール。皇后様は、皇帝の向かい側でミーシェの左と言う妙な席順だった。


皇帝の合図で次々料理が運ばれ、ほろ酔いしたのか皇后様が前文のように言い始めた。


完璧に二人の世界に入っている皇帝と皇后をその場に残しアクアとアミール・ミーシェは、庭で食事を続けることにした。


「あれほど酒を飲まないように言ってるのにこれだ。親父も止めろよ!」


「アクア、お前も程ほどにしろよ。さっきから感情が駄々漏れだぞ。」


「べつに構わないさ。ここにいるのは、お前らだけだしな。それに、あんなものを見た後じゃ驚く事も無いだろうしな。」


「アクア様お水をお飲みください。このままでは、悪酔いしますよ。」


「ミーシェ。アミールと一杯飲んでから水を飲むから安心しろ。」


「俺も飲むのか?まぁいっか。付き合ってやるよ。」


「そう来なくちゃな!」


「はぁ~。もう、勝手になさってください。私は部屋に戻らせていただきます。」


「また明日な」


「飲むぞ!アミール。」


「わかってる。」


二人の話し声を聞きながら従者を連れ部屋に戻った。


「ミーシェ嬢!さぁ。お体を清めましょう。」


「えぇ。頼んだわ」


「お任せください。」


マヤにマッサージをしてもらい、ベランダで紅茶を飲んでいると丁度下から


「もう飲めないのか~」


「まだ飲める~!」


あら?まだ飲んでいたのね。きっとあの二人悪酔いするわよ。


『ガタン』


テーブルに倒れこんだ二人を見下ろしながら


ほら言わんこっちゃない。酔いが完全に回ったわね。


「マヤ、ジアンを呼んできて頂戴な。それとお水も用意して。」


「畏まりましたわ。」


暫くしてマヤが ジアンを連れてきたので


「ジアン、悪いけどアミール殿下を部屋に連れ戻して欲しいのよ。ついでにアクア様も部屋にお連れしてあげて。」


「………はい。」


「あら。不服そうね。でも 仕方ないでしょう?あのまま、殺害やお風邪を召されては大変だもの。」


「……。失礼致しました。」


ジアンが二人を回収しているのを見ながら


私は彼に嫌われているみたいね。


と寂しく微笑んだ。



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