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攻略対象の2人

マヤにアミール殿下へのアポを頼んでから直ぐに 許可を貰えた。


「マヤ・リリー どちらかは、情報集めに行ってくれる?」


「それなら、私が集めます。リリー、ミーシェお嬢様を頼みましたよ。」


「はい。精一杯勤めさせてもらいます!」


ミーシェは苦笑いをうかべ


「マヤ。あまり無理をしないようにね。貴女にもしもの事があったら・・・。」


「分かってます。ミーシェお嬢様こそお気を付けて下さいませ。」


「心配性ねマヤは。」


リリーの方へ向くと


「リリー。貴女も無理をしないようにね。」


「分かってます!先輩」


ミーシェはソファに置いていたポーチをとり


「マヤ、頼んだわ。リリー行きましょう。」


「畏まりました。」「はい!」


扉の側に控えていた騎士が


「どちらへ行かれるのですか?」


リリーやマヤではなくミーシェが


「アミール殿下のもとへ参ります。」


「では、誰かご案内役をお付け致します。」


「いいえ。何処に居られるかは、私の侍女が知っているので必要有りませんわ。」


「しかし、何かありましたらいけませんので。」


「あら?何か起こるのですか?この様な平和な帝国で。」


「・・・」


言葉に詰まった騎士を見て


「例えば、アミール王太子殿下 の暗殺・殺害


または、わたくしの 殺害 とかが有るのでしょうか?」


顔が青褪める騎士を見てミーシェは、前世を思いだし


少し意地悪しすぎたかしら?でもこれぐらい言わないと通してくれないと思うから、良いよね。


青褪めた騎士を放置しミーシェはリリーに案内してもらった。


ほぼミーシェの部屋の反対側にアミール殿下がいる部屋があった。


アミール殿下の部屋の前にも騎士がいたが、リリーは気にすることなくノックをした


「はい。どちら様ですか。」


中から聞いたことのない男性の声が聞こえた。


リリーとミーシェは顔を見合せ


「ミーシェルミツキです。」


「モントヴェルト嬢ですか。その他には誰かおりますでしょうか?」


「ええ。私の侍女が一名と左右に部屋のドアの見張りが居りますわ。」


「分かりました。」


中にいた男性が扉を開けて中に入るように促した。ミーシェ達が中に入ると先程の男性が扉を閉めた。


「ミーシェル嬢ソファに。」


「はい。急に謁見申込みをしてしまい申し訳ございません。それに応じてくださり、ありがとうございます。」


「堅苦しくしなくてもいい。」


「ありがとうございます。」


ミーシェはソファに腰を掛け


「あのお聞きしてもよろしいでしょうか?」


「何だ?」


「そこにいるお2方は、どなた様でしょうか?


別の男性が紅茶を入れて持ってきた


「どうぞ モントヴェルト嬢。」


「 ありがとう。」


「二人ともこっちに来い。」


「は!」「はい。」


扉の近くに居た人と紅茶を持ってきてくれた方々がアミール殿下の後ろに立った。


「紹介しよう。俺の右側にいるのが騎士の≪ジアン≫で、その隣が魔術師の≪エクスド≫だ。移動中馬車から見えていたのがジアンだ。エクスドは先頭馬車に乗っていた。」


待って!エクスドやジアンって攻略対象じゃないの!!

エクスドは、優しそうに見えて、一定以上相手を近づけない。魔法研究大好きオタク!確か好感度が50越えでスチールとボイス付で

≪お前を研究したくなった。その魔力は何処から沸いてくるんだろうな。俺直々に調べてやるよ。≫ なんていってたし

ジアンは 、見た目はチャライが仕事では真面目。水も滴るいい男 ならぬ 汗も滴るいい男!で敵に囲まれているなかのスチールで

≪お前の体に、髪一本も傷ひとつ付けさせはしねぇよ。お前は俺の腕のなかで目をつぶってな。すぐ終わらせてやるよ。≫ なんて言ってたっけ。私的には敵にしたくない二人だわ。


アミール殿下の紹介でジアンとエクスドは、丁寧に礼をしながら


「改めて、殿下よりご紹介されました ジアン と申します。」


「私は、魔術師副長を務めております。エクスド と申します。」


「ご丁寧にありがとうございます。ジアン様 エクスド様 わたくしは モントヴェルト家の長女 ミーシェルミツキ・モントヴェルト と申します。以後お見知りおきを。」


ミーシェは淑女の礼した。


「そして、私の後ろに控えている者は

リリーと申します。私専属の侍女ですわ。」


「リリーと申します。」


「こちらこそご丁寧にありがとうございます。モントヴェルト様 リリー殿 私達に敬語や敬称も不要です。 エクスド と呼びください。」


「分かりました。エクスド・ジアン これからよろしくお願いしますね。」


「何か有りましたら何なりとお申し付け下さい。未来の王妃様」


「それで、突然どうした?お前が≪至急にお目通りを。お伝えしたいことがあります。≫ なんて書いた紙を寄こすなんて、事今まで1度もなかったのによ。」


ミーシェは出された紅茶で喉を潤し


「事情は、必ず後程お伝えしますわ。」


「分かった。」


ミーシェが扉に視線を向けると


「聞かれたくないのですね?」


ミーシェが頷くとエクスドが手を上に向けた。


部屋が何かに包まれる感じかした


「これで大丈夫です。遮音結界を張らせてもらいました。」


「ありがとう。エクスド」


「それで?」


「えぇ。先程 私の与えらた部屋に エマール帝国 第1皇子《アクアジェンニ・ローム・レグルス・エマール》様がお越しに成られたわ。」


「ミツキ!あいつを部屋に入れたのか!?」


そんなに怒らなくてもいいのに。淑女としてあるまじき行為だと言いたいのでしょう。けど 流石に皇子相手に部屋に入れないって言ってた選択肢は無いのは、わかっているはずよ。


「えぇ。仕方がないもの。逆らえないわ」


「侍女は居たんだろうな、勿論。」


「いいえ。彼が駆け引きを望んでいるのが分かったら、侍女は引かせたわ。」


「なにもされなかったか!!」


「えぇ。私は何もされていないわ。」


「………そうか。それなら良かったが、この様なことは2度とするな。良いな?ミツキ!!」


「……えぇ。そうならない様には気を付けるわ。」


再び怒鳴りそうになるアミール殿下をジアンがなだめている間にエクスドが


「モントヴェルト嬢少しよろしいですか?」


「何かしら?」


「いま、≪彼が駆け引きを望んだ。≫≪私は何もされていない。≫と仰いましたよね。」


「えぇ、そうよ。」


「では、誰か被害を受けたのですか?」


怒りが落ちついたのかアミール殿下が


「エクスド。≪誰か≫ではない。そうだろうミーシェル嬢。≪誰が≫と聞くのが正確だろう。」


相変わらず鋭いわね。私が誰が被害を受けたかを見抜くなんてね。


ミーシェは満足そうに頷くと


「えぇ、そうですわ。被害を受けたのは、私の 従者 兼 護衛 のチャーリー ですわ。」


ミーシェはポーチから水晶クリスタルを取り出しリリーにエクスドへ渡すように頼んだ。


「それはなんだ?」


「それには、チャーリーが閉じ込められています。」


「それに、入っているのか!?」


「間違いなく この水晶クリスタルの中に男性が入ってます。」


「私が参りましたのは、それを解きチャーリーをそこから出して欲しいので、お願いしに参りました。」


「……成る程。巧みに魔力を練られていますね。しかし、モントヴェルト嬢なら簡単に解ける魔法では有りませんか?」


ミーシェは笑みを浮かべ質問には直接答えになる言は言わなかった。その代わり


「彼は、私を調べているみたいだったので。」


「そう言う事でしたか。私が、アミール殿下の変わりに解かせてもらってもよろしいですか?」


「えぇ。お願いしますわ。エクスド」


「先程のもう一つの質問には、答えて貰えますか?」


「……えぇ。構いませんわ。」


紅茶で一息ついてから


「彼は、私が 光魔法 を使えるか 魔力量 について聞いてきたわ。 そして、私が彼から読み取れたのは極わずかだったわ。

二つの事が本当ならば、私をこの国にいさすために口実を作ろうとしている事。

祖国 アルヒアン の情報よ。」


「我が国を乗っ取るきか?」


「それが簡単だと思うの。アルヒアンを乗っ取れば、私を皇后として娶ることが出来るわ。戦力も圧倒的彼らの方が多いわ」


「そうなるでしょう。」


ミーシェ以外の4人はそれが確実だと頷いたがミーシェは続けた


「それか、 仕掛けると見せ掛けて戦争回避の交換条として、光魔法が使える者をよこせ。なんて言ってきそうではないかしら?」


そう言った瞬間、4人とも硬直した。


私何かおかしな事を言ったかしら?


「………ミーシェお嬢様。それは、神仏に仇なす者がやることですよ。」


回復が早かったのはやはり侍女のリリーだった。


そう言えば、この世界では騙し討ちみたいな事はそう言われてたわね。でも、あの腹黒皇子ならやりかねないわよ。


「冗談よ。本気にしないで下さいな。それより、エクスド チャーリーを早めに助け出してくださいね。」


「分かりました。今すぐ、やらせてもらいます。」


遮音結界は張られた結界内の音が外に漏れないようにする魔法


遮音ならず 遮魔法 は、魔法の波動、気配を結界内から漏れ出さないようにするもの。

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