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爆弾発言

やたら今日は視線がきついわね。


いつも以上に回りから憐れむ様な視線と陰口が聞こえた。


『可哀想にな。』


『よりにもよって、闇属性持ちと婚約だなんてな。』


『真逆の属性同士が会うわけないのにね。』


『この国は終わりか?』


『いや。彼女がトップに立つんじゃねぇの?』


『あり得ないだろう』


『お前知らないのか?』


『何がです?』


『モントヴェルト家は王家に次ぐ権力・金・土地 を持っていて もとは 王族の降嫁先のために作られた 家系らしいぞ。』


『では彼女こそが本家の血筋ってことだよね?だって 光魔法を 使えるんだから。』



意外と知れ渡るのが速かったわね。明後日で尻尾を見つけ出せるかしら?あぶり出しは早めに終わられておきたいのだけど……。


彼らの話し声を無視し教室に入るとアミール王子が自嘲を浮かべていた。


「どうしたのですかアミール殿下?」


理由は知っているけどね


「………あぁ。」


あら?本当におかしくなっているわね


「アミール王子?」


「……!?ミーシェルミツキ なにか言ったか?」


相当こってりとお叱りをお受けしたみたいね


「どうなされたのですか いつもの貴方様らしくありませんよ。お体の調子を崩されましたか?」


「………いいや。そうじゃない」


「でしたら、国王様が相当厳しくお叱りになられたからですか?」


「……いいや 違う。ここに来るときに聞いただろう。」


「……えぇ。昨日のことですよね?」


「あぁ。あの中に裏切り者がいるってことだよな?」


…………あぁ~~そっちね。


「または、何処かで見張られていたか……ですわね。」


アミール王子後ろにある自席に座り魔法ではなく古典的な伝書鳩 ならず 伝書鷹 を特殊な笛で呼び 手紙を結びつけた。


「……!!おい。それはなんだ?」


首を傾げながら


「何って、伝書鷹 ですわ。」


「見ればわかる!魔法をなぜ使わない。」


あらまぁ 好奇心がこちらに向いたわ


鷹を外に放してから


「魔法は相手に読み解かれ易いからですわ。それに比べ空の王者なら撃ち落とされることも有りませんからね。」


「確かに…………。だが、本当に相手のところまで行って戻ってくるのか?」


「えぇ。その様に躾致しましたもの。」


「そいつを俺にも寄越せ。」


「それは、ご学友として ですか 。それとも王子殿下としての命令ですか?」


答によっては二度と彼には近づくことも話すこともしないけど。


「クラスメイト としてだ。」


あの時よりは、進歩したみたいね。


「それなら、我が家に参られませんか?お時間のご都合が合わないのなら、別の日に致しますわ。」


「……………。なぁ 1つだけ確認してもいいか?」


私達の間に張りつめた空気が流れた。


「はい。何でしょうか?」


彼は思い詰めた顔をしていた


「防音結界と視界遮断をお張りしましょうか?」


「あぁ。頼む」


「畏まりました。」


よっぽど回りに聞かれたくないことなのね


「…………なぁ。ミーシェルミツキ・モントヴェルト よ。」


彼にフルネームで呼ばれるときは大概斜め上の考えをしているときだわ。


「何用でございますか。我らの時期王よ」


一度やってみたかったんだよね~

そむさん せっぱ 的なやり取りをね


彼が目を丸くしていたことに気づいていなかった


「お前たち一族が または ミーシェルミツキ が内通者・裏切り者では無いのか?」


ほーら~ バカな発想をしていた。そんな事有るわけ無いのにね~。……………お兄様以外はね


「いいえ。その様なことは致しておりません。確かにわたくし達一族は王家に他家のようにそこまでの忠誠を誓ってはおりません。

しかし、それはもしもの時 その暴走を止めるためにある。民のための家系です。」


「では、この件に無関係だと言うのか?」


「はい。わたくしの主の名において。」


椅子から立ち上がり臣下としての礼をとった。あくまでも1令嬢 としてではなく、影の護りとして。


「分かったが、お前の主は 親父か?」


………えっ!国王様~~~~!まだ伝えていなかったのですか!


苦笑いを浮かべていると私が送った鷹 出はなく魔法で作られた伝言鳥 が私の前に止まった。


私は臣下としての礼をとったままの体勢


『ミーシェ嬢。申し訳ない、息子がおかしな事を言った。』


鳥が私に一礼し王子の方を向いた


『アミール。

ミーシェル嬢 いや モントヴェルト家 は代々私達王族の影の護衛または、騎士としての守りだ。』


「はっ!? 影の護衛ですか?」


『そうだ。そしてチェスターは、爵位を持つ次期当主だったため影の仕事は 奴が育てた者がやっている。』


「…………」


『また、次期当主たる ヴライアン もチェスターの後を継ぐ。 そして ミーシェ嬢には、そんな物騒な言は頼めないから全ては彼女の意思で決めている。』


殿下が私の方を見るなり


「………本当なのか?」


「はい。わたくしわたくしの意思を持って行動しております。」


『と言うことだ。ミーシェルミツキ・モントヴェルトは 我が息子 アミールが好きだと言った。お前も満更ではなさそうだったから、ミーシェ嬢を婚約者にした。』


「嘘だろ!」「ご冗談を!」


『ではな。』


消えた伝言鳥を見ながら


そんなこと言った事ない!

私冷静になるのよ。落ち着いて

過去を振り返ってみるのよ

と言うことで次回はミーシェが『椎屋つちや  深津希みつき』の記憶を持つ前のお話

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