大きくなったらお嫁さんになるの
「大きくなったらお嫁さんになるの」
そう言った友人の妹に、誰のお嫁さんになりたいのか聞いてみた。
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「大きくなったらお嫁さんになるの」
そう言ったのは友だちの妹だ。友人はよく妹の面倒を任されているらしい。しかし、俺が年下の扱いに慣れていると知るやいなや、アイツは俺に自分の妹を押しつけてきた。姉妹にはさまれているため、その通りなのだが。まぁ、いいけどな。可愛いから。
「誰のお嫁さんになるんだ? 織乃のお父さんか?」
「お父さんじゃないよ!」
これはまさか、将来お兄ちゃんのお嫁さんになるのっていうパターンか?
「秋香ちゃんのお嫁さん!」
ここで俺の妹の名前が出てくるとは思わなかった。というか、俺は妹にすら負けたのか。よく遊んでるのに。
「その、俺は考えなかったのかな?」
「秋香ちゃんがね、夏生お兄ちゃんはヘタレでロリコンだからよくないって言ってたから。ヘタレとロリコンって何だろうね?」
「さぁー、何だろうなー」
い、妹よ。よくご存知で。しかし、ロリコンは否定したい。織乃は妹みたいに可愛いと思っているだけだ。決して妹がたくましくイケメンに育ってしまったから、織乃を俺好みに育てようとしてるんじゃないからな。お兄ちゃんって慕われたいだけなんだ。
「それに秋香ちゃんかっこいいし!」
と、とどめか!
「でもね、夏生お兄ちゃんも好きだよ」
頬にちゅっと触れた柔らかい感触に、頬が緩む。ああ、もう。ただひたすら織乃が可愛い。俺もすかさず抱きしめる。
「俺も織乃が好きだよ」
「わぁい! 私たちラブラブだね!」
こんな妹が欲しかったなぁ。




