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銀髪の女神様は優柔不断  作者: 小雪
第二章 セレスと愉快な仲間達!
6/16

セレス魔術ギルドに行きます!

部屋に帰ってきたけどこれからどうしようかな。

う~ん・・・・


魔術ギルドに行ってみようかな。迷宮には今後も入るからもっと強くなりたいし。でも魔術ギルドって何するんだろ?冒険者ギルドみたいに登録をして何かすると思うんだけど。

魔術の修行・・・魔術の研究?・・・錬金術とか? とにかく行ってみよう!


外に出ると良い天気だ!お酒が残ってる感じはあるけど問題ないでしょ。

魔術ギルドって何処だっけ?前に聞いたはずなんだけどな・・。

この街はかなり広いまだまだ知らない事だらけだ。誰かに聞こうかな?

しばらく歩いているとなんか視線を感じる、いつものと違うような

まぁいっか。私は近くの人に道を尋ねた。


数分歩くと魔術ギルドが見えた、冒険者ギルドよりも大きい!中はかなり綺麗に整えられている。

「すいません、魔術ギルドについて聞きたいんですけど。」

「ハイ、魔術ギルドについてですね。」

私は簡単に説明してもらった。

魔術ギルドはありとあらゆる魔術を研究して、後世に伝えるために活動している事。魔道具などの研究をしていて研究の手伝いや自分の作った魔道具を売ってお金が稼げる事。

魔術ギルドで魔術を習得するにはギルドへの登録、難易度事にお金も必要との事だ。

ひとまず私はギルド登録をすることにしたが、金貨1枚・・痛い出費です、必要経費として納得しよう。


中級魔術の経費は金貨5枚・・高いのか安いのか、まぁ一度払えば中級魔術の書庫に出入り自由なわけだしこれも必要経費・・・でも今日はダメだお金が足りない・・シクシク。

しかたないので中を見学する、しぱらく見て回ってると声を掛けられた。

「何かお探しですか?」 30代くらいの人に声を掛けられた。

「え~と、今日登録したばかりなので見学しようかと!」 

 私は苦笑いをした。

「なるほど、ではご案内しましょう。」

色々丁寧に説明をしてもらった、その後食事に誘われたのでお昼を食べながら魔術について訊いた。

彼の話によると魔術はイメージによって強弱が変わるとのことだ。本来魔術は魔族の力に対抗するため魔族の魔法を模倣したものなんだとか、ゆえに人が魔術を行使するには詠唱によってイメージや魔力のコントロールを補ってもらわないといけない、熟練の魔術師などは単語だけで魔術を使える。

つまり詠唱の短縮ができれば魔術の欠点をなくせる。でもそうするには詠唱による補佐なしで、イメージで威力を魔力コントロールで形を作らないといけない。過去には無詠唱で魔術を使えた人もいたんだとか。


でもなんでこんなに親切に教えてくれんるんだろ?私が考え込んでいると。

「なんで君に態々丁寧に魔術を教えるのかって疑問の顔だね?」 

 先に彼から話してきた。

「そうです、普通ギルドに入りたてだからって案内はともかく此処までする必要ないですし。」

そう私が訊くと頬を掻きながら説明した。

「私の研究に協力してほしくてね、ダークエルフなんて貴重な存在だからね早めに唾付けておこうかと」

最後の言い回しが気になるが・・

「エルフは見かけた事があるがそれもたいていハーフだ、君がハーフかどうかは知らないが私はダークエルフを見たのは初めてだ。」

「それにエルフは皆魔術の適性が高い、良い助手になってくれそうだ。」

彼は熱に浮かされたように話し続ける。子供みたいで可笑しい。

「で、どうだろうか?」

「何時でもは無理なのでたまにならいいでよ。」

「おお!!!ありがとう。」 手を握ってブンブン振ってくる。

「後、魔術についてもっと教えてもらえると嬉しいです。」

その後夜遅くまで彼の魔術講義・・・ならぬ魔術談義を聞かされた。



次の日ナツが宿の前で待っていたので一緒に迷宮を探索した。

2週間ほど迷宮を行ったり来たりした後宿屋で一緒にご飯を食べながら魔術ギルドの事を話した。


「え~とつまりこれから魔術ギルドで魔術を覚えたりするって事か?」

「そうゆう事、ごめん言うの遅れた。」

「別にいいけどよ~迷宮の方はどうすんだ?」

「それなんだけど今私達って週に5回迷宮探索してるじゃない?」

「そうだな。」

「だから週4回にして後3日を魔術にしたいなって。」

「OKわかった、でもそうすると休みないし大丈夫なのか?」

「たぶん大丈夫でしょ、魔術を覚えて迷宮もドンドン攻略しないとね!」

そんな私を見てナツは苦笑いしていた。



最近は忙しいでも充実してる感じがして凄く楽しい!

あれからさらに2か月が過ぎた。そういえばあの研究者の人の名前はミナツキさんです!ミナツキさんの研究は聖属性の魔術についてでした。

今では誰も使えず昔の文献にもあまり載っていないらしい。

私が手伝える事があるんだろうか?今は聖魔術を使える適正を測る魔道具を研究中で、迷宮に入ってる事を伝えたら魔石があったら持ってきてほしいそうだ、ギルドに依頼も出てるから報酬もあるヨシ!


魔術の習得も順調だ!

中級魔術は一通り覚えたし風の魔法については上級も一部覚えた。

迷宮の方はようやく10階までこれたがそろそろ二人では厳しくなってきた。

お金は迷宮探索が進んだ事もあり余裕がもてるようになった、そろそろ武器も新しい物にしたい。

そうそうナツがこの間プレゼントをくれた、ネックレスだ!風属性の魔石を加工した物らしい綺麗な深緑で中心を覗くと緑色に淡く光っている。その時のナツの慌てっぷりといったらグフフ。

私も何かお礼をしないとな~何がいいんだろ?ナツの好きな物・・・肉・・とか?ないよね。追々考えよう。




今日は久々に休みにしてナツと買い物に出かける。

服はどうするか、まぁナツだし適当でいいかな露出は控えめなのにして以前男どもの視線が鬱陶しいのでズボンにして上もゆったりめの服で体のラインがでにくいのにしたらなんか落ち着かなかった。

以前の私は露出狂だったのか?いや男だったような感覚もあるんだ男の露出狂・・・

やめよう、気分が悪くなる。


窓から下を覗くとナツが立っていた、待たせるのも悪いのでさっさと用意して外に出た。

「オッス!ナツ!」

「おう!」

私達は並んで武器屋に行った。

「いらっしゃい!」

武器屋のオッサンっていっても獣人なので年齢がわかりにくい。

「ねえナツどれがいいかな?」

「そうだな~、これなんてどうだ!」 ナツが持ったのは両手剣じゃん。

「それ両手剣だし、私には重くて使いにくいし」

「わりいわりい、じゃあこの辺りかな」

ナツが見ている辺りを観察する。そこに綺麗で細身の剣があった。

私がそれをじっと見ていると店のおじさんが声を掛けた。

「珍しいだろ?あんまり出回らないものでね」

「これってレイピアだろ?」 ナツがおじさんに訊く

「何だ知ってたのか、数が少ないし使い勝手が悪いってんで売れねぇんだ。」

「簡単に折れそうだもんね。」

「ああ、剣でガードしたりすればあまり耐えられないだろうな。」

「どうです?お客さん美人だし安くしとくよ。」

う~ん私は積極的に前に出る訳じゃないし、接近戦でも力押しするわけじゃないから案外いいのかも。

悩んでるとナツが・・

「いいんじゃねぇか、値段も安くなるしセレスには似合ってるぜ。」

ナツも認めてるのでコレを買う事にした。

「いくらですか?」

「金貨15枚になります!」

う~ん値切ってみるか。

「もうちょっと安くならない?」 私は美人の奥義『お色気』を試みた!

「う~んじゃあ12枚で」「もうひとこえ」「う~~~ん、金貨10枚!!」

「おじさんのカッコイイ所み・た・い・な❤」 チラっと胸元を見せる。

「あぁぁ、金貨5枚だ!!!持ってけぇぇい!!!」

値切り成功♪金貨10枚値切ってやったぜ!

私が笑顔でお店を出ると、ナツが呆れてた。

「金貨10枚も値切るなんてよくやるよ。」

「値切れるなら値切った方がいいでしょ!」 

 私がそう言うとちょっと笑っていた。

「何笑ってんの?」ちょっとむくれながら訊くと・・・

「いやちょっと前まで他人行儀な感じで値切りなんてやるイメージなかったんだが、しかもお色気。それが今こんな感じで気さくに喋ってるから嬉しくってな。」

ナツが屈託のないカワイイ顔して微笑んでた。

私は恥ずかしいような照れくさいような感じがしてしばらく俯いていた。


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