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ラノべぇ

作者: 齋藤十二

ラノべぇ


その1



そう、これでいいんだ。

君が幸せになってくれれば、それでいい。



目が覚めると、俺は何故か泣いていた。

いい歳をしたおっさんが、である。あー気持ち悪ぃ。

理由はよく思い出せないが、とても切ない気分である。


俺は、出世とは無縁、安月給の独身、これからの夢も、老後の希望もあったものじゃない。それを誤魔化すように色んなマンガを読み漁り、挙句自分の頭の中で妄想し、物語を組み立てるようになってしまった。


要するに、にっちもさっちも行きそうにない、現実の苦痛から目を逸らすため、都合の良い妄想の時間を自分のために用意したということだ。実際、素人用の投稿サイトにも掲載してみたことがあるが、とてもじゃないが話にまとまりはないし、文章も滅茶苦茶で、我ながら読めたものじゃなかった。


それでも、今のご時世、暗い先行きの中、暗い思考を堂々巡りさせるよりは、そんな都合の良い妄想であろうとも、自分にとって居心地の良いことを思っていた方が、精神衛生上良いのではないか、金もかからないし・・・そう開き直って、現在に至る。



休日といっても、何処かへ行く気力も金の余裕もない。

マンガや小説を軽く読み漁り、ボーっとPCに向かって、脳の中で膨らんだ妄想を文字に変えてみる。仮に、頭の中一杯に膨らんだ壮大な物語(妄想)であっても、実際形にしてしまうと、まるで大したことがないものだ。


だれが読んでも面白いと感じる、大ヒット作品を生み出す小説家や漫画家の才能と力量が、如何に凄まじいものか、その都度思い知らされたりもして、ちょっと面白い。


なんてことを考えながら、インスタントコーヒーに湯を注いで、PCの前に陣取ると、軽い眩暈がした。


「・・・不摂生と運動不足かな?」


***


あ、今俺は夢を見ている・・・そんな自覚のある、随分リアルな夢だ。

ああ、これが最近流行っている異世界の世界観かぁ。



元々の志向として、多少重厚な悲劇とか本格的なSFのようなものを書きたいと思っていて、異世界の特に英雄譚や恋物語は範囲外だ・・・とはいえ、読者として軽い気持ちで読む分には、結構好きだったりする。


「そんな都合の良い展開なんぞあるかよ!」などとツッコミを入れたりしながら、楽しんでいる。


趣味として妄想をし始めてから、随分リアルな夢を見ることが増えた。

CGレベルじゃないほどリアルな未来の宇宙船の中にいたり、それを操り指揮する生々しい夢も、何度か見た事がある。妄想も、ここまでくればご立派なものだと我ながら感心するが、意図的にそれを見られないから、あまり役に立ちはしない。


・・・で、今、俺が夢として見ているのは、マンガの異世界特有の中世だろう。


どう見ても建物がマンガだ、行き交う人々も同じだ、そして匂いも汚れもない。だが、面白い事に、ここが現実であると、夢の中の俺の脳は認識しているようだった。


眩暈がきっかけで、この世界に迷い込んだせいか、そこでも俺は目を回し、ガクッと膝を着く。


「・・・大丈夫ですか?」


声がする、当然このパターンだと、若い娘の声だ。

ふと顔をあげると、恐らくは金髪碧眼、美しい容貌、年の頃は二十歳ほどの身なりの良い娘だ。


恐らくは、というのは、色彩がその世界に無かったからだ。それでも俺の脳は彼女を金髪碧眼だと認識していて、それを不思議と思わなかった。


-もっとも、それに気がついたのは、目が覚めてからだったのだが -


その娘は、思わず白い手を差し伸べようとするが、お付きの者が慌ててそれを制止する。まぁ、こんな不審なオッサンが相手じゃ、そうなるわな。

ごく平均的な展開だ・・・意識の奥底にそういうツッコミの声がする。


はて、ここに至る状況は?と、夢の中の俺は首をかしげる。

夢の中だという認識はあるものの、その中にいる俺は、そこに実在するという妙な感覚があるからだ。


左腕に痛みがある事に気がつく、どうやら怪我をしているようだ。この痛みはなかなかリアル。だが、その理由が思い出せない。


「お怪我をされているようですね」

そう娘は言うが、お付きの者が「リア様、下賤の者にお声をかけてはなりません」と嗜める。


・・・うん、ステレオパターンだな、こりゃ。

傷は痛んだが、そのくらいの気持ちの余裕はあった。どうせ夢だし。

そうか、この娘の名前は「リア」っていうのか。

なんとなく好感の持てそうな、優しそうな娘だな・・・自分のツラを棚に上げてそう思った。


「あ、いえ、大丈夫です」

「お気遣い、ありがとうございます」


俺はリアにそう言うと、フラフラしつつも立ち上がり歩き去って行くところで目が覚めた。


極めてリアルだが、まったく脈絡が無い、強い印象と正確な記憶だけが残る、実に奇妙な夢だった。そして、左腕の怪我は本物だった・・・寝ぼけて机にでもぶつけたのだろうか?




その2


先日、実に奇妙な夢を見た。

リアという名の娘のことは、夢とは思えないほど正確に覚えている。

ありがたくない事に、怪我まで引きずっていたが。


ふと、思った。

じゃぁ、リアに出会うまでのストーリーを作ってみようじゃないか。

そうやって、夢の中の道筋を作れば、またあの奇妙な体験ができるかもしれない。

半月ほど夢中になった、似たようなマンガや小説を読み漁り、参考にもしてみたが、文字に起こすと、どうにも面白くない。


・・・俺には才能が全くないことに、改めて気がつく。


その後、あの夢を見ることもなかったし、飽きてしまって、その事をすっかり忘れていた。



「ジン、お願い・・・目をさまして」


そんな声で俺は目を覚ました。間違いない、リアの声だ

俺の本当の名はジンではない。だが、彼女はジンと俺を呼んでいたし、俺自身も自分がジンであると思っている。


妙に生々しい感覚に、俺は自分の妄想がかなりのレベルに突入したのだと、そう思った、せいぜい社会生活に支障のないようにしなければ。そんな程度に受け止めていたが、数日後、再びリアの声が聴こえた。


一瞬、仕事のストレスで精神でも病んだか・・・そう思ったが、正直言えば夢の中で会ったリアには好感を抱いているし、夢とはいえ呼びかけに応じた所で、他人に迷惑をかけるわけでもなし、呼ばれているのだから、それに応えるべきなんじゃないかと、妙なヤル気を覚えた。ただ、それに応じるための方法が見つからないだけで。


思い起こせば、リアは何か困って俺に目を覚ませと言っているような口調だった。なら、その声が聴こえた瞬間、起きるのではなく、もっと深く夢の中に沈んでみようと思った。


いい歳をして、そんな事を真剣に考えていること自体、実際には、かなりアレだな・・・そんな自己嫌悪感も無くはなかったが、体験があまりにリアルであったことや、珍しく好奇心が勝ったこともあった。




ふと気がつくと、横たわった俺はリアの膝の上だった。

場所は郊外の川沿いか?

いや、これは夢の中だから「気がつく」というのは変か。

そして、俺は何故、こんな事をしているのか??


「・・・良かった、気がついて」


リアは半べそをかいている。

俺様は、これほどの美女に、涙を流して心配される男に、いつの間にか昇格していたらしい。もう現実には帰りたくねぇ!


だが、そこに至る記憶がまるで無い。


「・・・リア、すみません」

「なぜ、俺がこうしているのか、記憶が無いんです」


俺は悪人じゃないから、正直にそう言った。


「・・・力を使わせてしまったせいで」

「ごめんなさい、ごめんなさい・・・わたしのせいで」

リアはポロポロと涙をこぼし、俺の頭を抱き抱えた。


顔に柔らかい胸が当たって、とても良い匂いがする。

俺的には非常に幸福な状況ではあるが、リアに哀しそうに泣かれるのは困る。


「あやまる必要なんてありません」

「そもそも、覚えてさえいないのです」

「・・・もし、よろしければ、状況を教えていただけませんか?」


以外にも、夢の中の俺の対応は、なかなか紳士的なものだった。

それに、記憶こそ無いが、気持ち的に後悔は全く感じないのだし。


よろける俺にリアは肩を貸し、少し離れた建物の中へ連れて行く。

ソファーに腰掛けると、紅茶が出された。

上質のダージリンっぽいマスカットフレーバー、実に美味い。

少し落ち着くと、リアは人払いをさせ、部屋には二人きりになった。


「・・・どこから説明すれば良いものか」

そういって少し思案の後、リアが切り出した。


「・・・ジン、あなたの持つ力は、時間を巻き戻す事さえ可能な、神の力・・・」

「そして、貴方は、こんなわたしのために、何度もその力を使ってくれた」

「でも、その代償は、貴方の記憶と・・・・」

「・・・その命」


リアはそう言うと膝の上に置いた手をぐっと握りしめ、そこにポタポタと涙が滴る。


正直、実感が無かった。

そもそも記憶は無いし、別に寿命が縮んだような感覚も無い。どうせ夢の中の出来事でしかないのだから。

・・・それでも、目の前でリアに泣かれるのは、とても嫌だった。


「・・・あの、そんなに気にしないで」

「俺は別に、何の苦痛もないし、後悔もしていません」

「それより、貴方の役に立てたことが嬉しいですよ、本当に」


実際、何の苦痛も感じないのだから、俺は軽い口調で言う。それに実際そう思っているのだし。


だが、それが、なおの事リアの心に深く刺さるらしい・・・


「だから! ・・・あなたはッ!!!」

そう言うと、リアが俺に抱きついて来た。


奇妙にリアルな夢の中のシチュエーションとしては、理解する。

だが、俺は実際のところ、感謝されることも惚れられることも、何もしていない。

自分にまるで心当たりのない「名誉」を、素知らぬ顔をして享受できるほど、強くも厚かましくもないのだ。


「止してください、俺には記憶が無いんです」

「貴女に、そんなことをしていただく資格はありません」

俺は一般常識に則った、普通の対応をした。

いくら俺でも、さすがにこれは気まずいからだ。


理解はしたが、感情として納得がいかないといった目を、リアはして、俺から渋々離れた。


・・・なるほど、女を泣かせるクールな色男ってのは、こういう状況下にあるんだな。生まれて初めての優越的体験を、俺は心のメモに書き留める。


そして、リアが抱えるであろう深刻な状況とは異なり、お客さん気分が抜けない俺は、しょせん無責任な態度と気持ちしか抱いていない。その事を、そのうち俺は思い知らされるのかも知れない・・・一瞬、そんな恐怖を俺は覚えた。


いや、これは夢のはずだろ?





その3


気がつくと、徐々にその奇妙な夢を見る周期が増えてきた。


往々にして、都合の悪い事や苦痛の記憶はなく、リアを守る勇者のような、実に都合の良い立ち位置にいるらしい。もっとも、夢の中のチート設定にも、デメリットがあって、それ以前の記憶を失い、寿命を削るという、チートなりの代償があって、それは何度夢を見ても一貫していた。


とはいえ、別に現実の俺が苦しいわけでも何でもない。

せいぜい美女に惚れられる英雄様として、良い目が見られればそれでよかった。


ところで、夢の中では詳細かつ具体的に語られる、固有名詞の記憶が、目が覚めると同時にすっかり消える。覚えているのは、リアという名だけだ。如何にもそれが夢だといわんばかりに・・・そのくせ、実感だけは生々しい。


すっかり奇妙な夢の虜になった俺は、妄想を書きとめようとするが、不思議と上手く行かない。出来事や体感はあるのに、それを文字にできないのだ。



不摂生な生活を続けたせいか、俺は体調を崩し始めた。

最初は、ほっとけば回復するかと思ったが、調子が思わしくない。

結局、念のため入院ということになった。


病院では、何もすることがない。

だからノートを買って、夢で見た物語を書きとめるなどして、時間を潰し始めた。

近くの病棟に10歳くらいの女の子が入院していて、俺が夢物語をノートに書き留めている事を知ると、読ませてくれとせがまれた。


奇妙にリアリティーのある夢とはいえ、しょせんオッサンの妄想が書かれたメモだ、とてもじゃないが恥ずかしくて、ガキには見せられない。当然、最初は断っていた。


・・・だが、その子が不治の病である事を知って、俺は考えを変えた。

その時、初めて名を尋ねた。リナだそうだ。


そして、ふとしたきっかけで、俺が思い出せない、夢の世界の固有名詞を、リナが次々と名付けてくれることを知った。


俺はその時思った。

あれは、俺が見ているあの夢は、本当にただの夢なのだろうか?

あれもまた、俺の人生で、現実として生きているのではないか?


そうだ、俺は夢の中で無敵の力を使い、何度もリアの窮地を救い、心を射止めた。

だが、そこでの俺は、彼女の境遇や運命と真剣に向き合ったか?

魔法の力を使うだけではなく、全力で向き合っていたのか?


俺がすっかり忘れ果てていた、その世界の全ての名を、リナが名付けてくれる。

まるで、その世界に欠けたものを、埋めるかのようだった。

そして、ノートに書きとめた、世界の名前を示した文字が、俺には読めない。


時を巻き戻すという、無敵の力という名の、それは呪いのように、俺は感じた。



しばしの入院生活の後、俺は医師に余命いくばくもないことを知らされた。

さしたるショックは無かった、しょせん身寄りもなく、恋人はおろか、特段親しい者もいない・・・静かにせめて苦しまずに去ることが出来れば、それでいいか。


俺は思った。

夢の中で、英雄気取りで粗末にした命のツケが来たのだろう・・・と。


ある夜、突然、前触れもなしに、俺は恐怖で胸が潰れそうになった。

孤独が怖い、死が怖い・・・はじめて知る「本当の恐怖」だった。

だが、それを訴える相手は誰もいない。


そして、唯一逃げる事の出来た先である、その夢も、ぱったり見ることが出来なくなった。



放心状態で何日かを過ごす。

心配そうな様子で、リナがやってきた。

ガキに弱みを見せるほど弱くはない、そのくらいのプライドはある。

だが、リナが問う。


「おじちゃんも、死ぬの怖いの?」

「大丈夫だよ、怖くないよ、きっと」

「エヘヘ・・・ほんとは怖いけど、でも大丈夫!!」


「・・・・・・・」


おじちゃん『も』と言ったか?

この子は、自分が不治の病であることを自覚しているのか?

だから、自分と同じ死の影が分かるのだろう。

そして、その上で、俺を心配するのか?

そうか、俺はこんなガキよりも弱かったのだ。

・・・滑稽な話ではないか。

・・・・ふざけるな



「リナ、おじちゃんさ、やり残したことがある」

「リナにも手伝って欲しいんだが、いいか?」


俺はリナと同じ高さに向き合って、相棒として協力を請うた。

俺がせっせと書き溜めたノートに目を通してもらい、人々や土地、国などの名前をつけ、その人物の背景や事情や気持ちを一緒に考えてもらった。幼いリナの発想には、目の覚めるものがあった。


物語にどんどん彩りが帯びてきて、命が吹き込まれる。


そしてふと、俺はあの世界に旅立つ時が近づいて来たことを悟った。


「リナ、俺は行ってくる。今度は真剣に向き合ってくる」

「そして、なんとかできたら、結末をお前にだけは報告する」

「だから、お前は病気になんか負けるんじゃないぞ」

「こいつを本当に完成させるのは、お前なんだから」


俺はリナの目を真っ直ぐ見て、対等な人間として真剣に語る。

リナの目も、それに応え、真っ直ぐだ。


「うん!」

「・・・おじちゃん、いってらっしゃい!」

そして、リナが泣きながら笑う。



        ああ・・・幸せになってくれ



***



「ジン、よかった・・・もう目が覚めないかと」

俺はベッドに横たわり、その傍らにリアが付き添っていた。

随分、心配をかけてしまったのだろう。


「リア、毎回済まない、またここへ来てからの記憶をなくした」

「今までの状況を、かいつまんで説明してくれないか?」

「・・・もっとうまくやる方法が、必ずあるはずだ」

「諦めずにやってみよう!」


***



それからどうしたかって?

なんとか上手くやったさ、いろいろ大変だったがな。

チートな力は使い果たしちまったよ。

今じゃ単なる只者さ。

すると不思議な事に、この夢の世界が妙に不快なものに感じられた。

不便だし、臭いし、虫は多いし、汚ねぇし、飯はマズいし・・・。


だが、傍らにはリアがいる。

それだけで十分だ。


「ねぇジン、リナにお別れはちゃんと言えた?」

そう言って、幸せそうな笑顔を浮かべてくれる。


「ああ」

「でも、最後の話だけは教えなかった」

「・・・自分で考えろって言ってやったよ」

「アイツは、これから長い人生を生きるんだからな」

俺はカラカラと笑う。


「・・・そうね」

リアはそう言って、眩しそうに俺を見た。





成長したリナが、ボロボロのノートに何かを書き加えている。

大学の授業の合間のようだ。


「ねぇリナ! 今度の合コン行かないの?」

「なぁに、また小説???」

「例のおっちゃんの作品の続きを考えるってんでしょ?」

「は~あ、うら若き乙女がさぁ」

「そんなオタクっぽい小説書いて、何暗い事やってんのよ??」


「リナったら、せっかく可愛いんだしさぁ、もったいないって!」

「あそこのゼミの彼も、リナの事、気にしてるみたいだしさ」

友人たちがリナの周りに集まって来る。


すっかり健康を取り戻したリナは美しく成長していた。

友達も多いらしい。


「うん、ごめん」

「でも、なんか楽しくって・・・」


「へいへい、この変わり者がぁ~」


騒ぎが静まり、ふとリナは窓の外を見る。


「おじちゃん、そっちで楽しくやってる?」

「あたしも、こっちで頑張ってみるね」

春の陽の光に、新緑が揺れていた。


それは、不思議と笑っているかのようだった。





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