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クリスマス

作者: 影山京夜

今は広まった意味合いとは違う意味になっているが、一応クリスマスなのには変わりないだろう。

最初はイエスキリストの降誕祭を祝ったのがクリスマスの広まりだったようだ。

正確にはしっかりとこれと言えるものはないがな。

今では、恋人が楽しく過ごすことを連想することが多いだろう。

サンタクロースに願うとしたら恋人だな。

サンタクロースが居るかなんて見たことないから俺には分からんがな。

なんて、下らないこともさー考えたくもねなる訳なんで・・・・・だって俺には恋人がいねえんだよ。

「はあーーー恋人欲しい。」

恋人が居る奴とか滅してやろうか。

まあ嘘だがじゃないと俺の周り恋人居るやつばかりだからな、関わってる半数は滅っさないといけなくなるから嫌だなー。

(面倒だな。)

クリスマスの前日にこんなことを思うのは変だろうか

まあ普通....だよな?知らんけど。

なんて思っているのはそうです恋人がいない悲しき人類種の俺だ。

俺(紅本屋)にはなんで恋人出来ねえの?

読み方はくれないもとやだぞほんやじゃねえから間違えないでよね。

ツンデレみたいになったな。

あー誰かいい人いないかなと思ってる人です 。

誰か紹介して欲しい。

眠いなあどうしよう寝ようかな。

ん?

なんか鳴ってるぞ?

しばらく音を聞いてみる。

スマホが鳴ってるようだ。

今深夜の23時だけどなんの用事なのだろう。

電話に・・・・・・・。

出てみるか。

「もしもし、おーいもしもしー誰ですかー。」

もしかしてだけど、切れてる?

「やっぱり切れてるみたいだな、タイミング良すぎでしょ。」

誰から電話なのかを通話履歴確認してみるか。

・・・・・・

確認してみたんだが誰だか分からん。

この人誰?

知らない人からの電話でした。

ちょっと怖いからスマホ置いておくか。

知らない人の番号に電話するの嫌だなー。

電話するのはいいけどヤバい人が掛ける電話じゃないといいんだよね。

ただ電話番号知らないだけなら一番安心出来る。

思い当たる人物はそれは沢山居る。

誰なのかまでは流石に絞れないけどな。

分からんとは言っても掛けないと確認出来ないからな仕方ねえか。

急ぎで聞きたいことだと可哀想だからね。

ヤバい人じゃないこと願って掛けるとしよう。

こんなことを考えていたらもう10分も経っていた。

さて電話掛ける為にスマホ持ちますか。

「もしもし電話いただいたので掛けたんですが、ーえっと失礼なのですがお名前聞いてもいいですかね?」

「私はですねー、龍艘沙紀(りゅうぞうさき)って言います。」

ん?聞き覚えが。

・・・・・あいつだわ。

幼馴染の沙紀だ。

「沙紀か、どうした。」

「明後日、クリスマスよね?」

(クリスマスかー忘れてたな。)

「そうだな、それでどうしたよ。」

「遊びに行かない?」

「別にいいけどもは恋人居ないのか。」

「誰か居たら良かったよね。」

居たらいいな確かに。

「そっちも、いないの?」

そうですが何か?

「てかさー、恋人居たらこんな時間に電話しないからね。」

(居たかも知れないけどな?)

「ゴメンなー。」

「止めてもらえる?惨めに感じするからさー。」

「それを言ったら俺も惨めなんだがな。」

「止めてー、泣くからね。」

「泣きたいのは俺もなんだよな。」

「話を戻そ。」

「OK、いいだろう。」

「何処かに一緒に行きたいなってこと。」

「レストランは?」

「レストランは・・・嫌だね。」

「レストランは何で嫌なんだ。」

「きっちりとした格好がまず嫌いなのよね。」

「それならさ俺もきっちりとしたの嫌いだから分かるよ。」

「後、高い所行くと慣れてないのあって拒絶反応みたいのあるのよね。」

「俺も確かに、拒絶反応に似たの出るわ。」

「だから、レストランは却下ねー。」

「いや沙紀から出してきたんだけどな。」

「こうやって候補を潰してくの。」

「候補を潰して絞ってくのが普通とは言わんがな。」

「まあ、普通とは言わないねー。」

「OK、じゃあレストランは候補から消去だな。」

「ケーキは食べたいよね。」

「確かに、食べたいが毎年食べてーねけどクリスマスまで1日だからな。」

(流石に予約できなそう。 )

「予約しないとだな面倒だな。」

「何処かで何か買えば良くないの?」

「店頭で売ってる所もあるから買えなくはないよな。」

「買うの?」

「店頭では、買う気ないかな。」

「でも店頭じゃなきゃ買わないよね。」

(買いたくもないなー私。)

「確かに、買わねえ。」

「なら、どうするのもとやさん。」

「チキンはどうよ?」

「チキンか、もうそれでええよ。」

「諦めが早いよ沙紀。」

「偏見かもだけど定番ってレストラン、ケーキ、チキンのどれかじゃないの?」

「分からんくはない。」

「だよね。」

「そりゃ分かるけどだろうな全部沙紀が候補に出したんだからな。」

「そう言えば、そうだね。」

「忘れるのが早い。」

(私がニワトリだとでも言うのか。)

「そうだったよね。」

「だったよね、じゃねえんだわ。」

(ニワトリかな。)

「それでさ・・・・・あれ何言うか忘れた。」

「沙紀が忘れたらさー、それじゃ俺も分からんのだが?」

「聞こうとはしてたんだけどね。」

「沙紀が覚えてなきゃ分かんねえーよ。」

「私も教えて欲しいんだけどー。」

「嫌、幼馴染でも思考までは流石にトレース出来ないんだよな。」

「出来ないのかー、何でなの?」

「何で?、じゃねえよ出来たら超能力者になれるわ。」

「なればいいんじゃないの?」

「流石に、なる気ない。」

「なんだならないのかー。」

「何で少し残念そうなんだよ。」

「いやねー、そうだったら楽だなって。」

「楽とかいったよこいつ。」

「だって頼まずにも察してくれるじゃん。」

(もう全てじゃないが色々分かるんだよな。)

「それは便利道具か何かのレベルなんだよな。」

(○○○○○かな?)

「いいじゃん、私の気持ち察してよ。」

「どうした?」

「しっかり聞こえてたんじゃないのよね?」

「いや何か言ったことだけしか分かってないよ。」

(気が着いて欲しいのは私の恋心もなんだよ、なんて言えない。)

「おーい沙紀寝たのか?」

「寝てないっての。」

「急に黙るなよビックリするだろ。」

「少し、考えことをしてた。」

「何か悩みごとか聞くぞ?」

(お前だけには言えねえんだよな。)

「ありがとう。」

「どういたしまして。」

「こちらこそ?」

「それで、結局何処に行きたい?」

「あんたと居れたら何処でも・・・・・・。」

「俺がどうした?」

「聞こえておけっての・・・・・・。」

「何が聞こえろって?」

「何でそこは聞こえてんの。」

「え・・・ごめん。」

「もとや、どこ行く?」

「もう面倒だから俺の家で遊ばない?」

「家には誰か居るの?」

「その確認必要か?」

「え・・・だってね。」

「何がだってか知らんけど。」

「そこはわかれよ。」

(え・・別れよだって?付き合ってないよ)

「別れようだって?」

「そっちじゃない。」

「どっちだと思った?」

「いや俺とお前の仲で何か気にすることあるか?」

「あるんだよね。」

「え、何か嫌いな物でも置いてたっけか?」

(ホラー映画置いてあったっけか?)

「そうじゃないんだよね。」

(え?何か危険な物置いてたっけな。)

「親に言うの面倒だからか?」

「確かに言ったら面倒だけど違うー。」

(合ってるけどあってないの。)

「俺が嫌いなのか泣くぞ。」

(泣けや嘘だけどね。)

「嫌いじゃなく好きだからなんだよね。」

(ふあ?聞き間違えかな?)

「後半聞こえなかったけど何だって?」

(こういう時って、実は聞こえてるやつでしょうよ。)

「嫌いじゃないのが分かればいい。」

「あーうん分かった。」

(分かってない。)

「絶対分かってないよね?」

「気のせい....だよ?」

「嘘をつけって言いたい所ね。」

「何故バレた。」

(もう少し隠すか取り繕えよーもとやさん。)

「バレないと思ったの?」

「以心伝心だね。」

「何がなの?」

「いや分かるだろ?」

「分かる気しないから。」

「何で?」

「いや逆で考えて以心伝心だと思うの?」

「え・・・・・思わないけど?」

「じゃあ何で言ったの?」

「え?何でかな教えてくれ。」

「いや聞かないでよ知らないよ。」

「え?以心伝心だろ。」

「どうしてそうなるの?」

「何故だろ?」

「嫌、知らないからね。」

「脳死会話ってやつか。」

「いや、もとやが言う?」

「おうよ!!!。」

(いや、元気よく言われても。)

「分かったなら聞かないでもらえる?」

「脳死会話続けてたこれが脳死かと気が付くことあるよね。」

「ないから、普通そんなこと。」

「今あったはあったんだがな。」

(もとやドヤ顔止めてムカつく。)

「今偶然あっただけだから、頻繁にはないからね?知らんけど。」

「話を戻そう。」

「そうだね。」

「結局、何処で何する?」

「寒いからねー遠出したくないよね。」

「分かりますぜお嬢結局何処行きます。」

「お前は執事なのに分からないの?」

「すいません努力しますので許して下さいお嬢。」

「努力で済んだならどれだけいいと思ってるの。」

「察して当然でしょう。」

「なんだこれ。」

(お嬢って言われるとヤ○○みたいなんだけど止めて。)

「いや、もとやが始めたんだけどね。」

(怖いわー急に冷静にならないでよ。)

「そう言えばそうだねー。」

「いやなんで他人事みたい言うの。」

「なんとなくだな。」

(クソたちが悪いんだけどね。)

「たまったものじゃないんよね。」

「えっと結局俺の家でOK?沙紀の家でも良いけども。」

「私の家は両親がうるさそうだからパスで。」

(絶対茶化してくるから。)

「じゃあ結果俺の家?」

「まだどっちもOKとは言ってないのよね。」

(意識してしまうから嫌だな。)

「直ぐに返事しなくちゃ駄目なの?」

「日付変わったから、もう今日のことなんだよなって話する?」

「え?嘘だよね。」

「嘘ならば良かったのにね。」

「後で起きてからの連絡で良い?」

「多分、寝たら昼位まで起きないからさ出来れば今決めてくれない?」

「早くってのは嫌だな。」

「なんで嫌なんだよ。」

(いやだってさ意識するからなーそこがなんよな)

「おーい、起きてるかー。」

「起きてるよー。」

「めっちゃ眠そうだな、沙紀。」

「眠いのは確かね。」

「俺の家か他の場所のどっちにするよ。」

「急かさないでもらえる?」

「じゃあ先に集合後何をするか考えるか。」

「もとやの家集合だとしたらいつもみたいに対戦ゲームかな。」

「いつもみたいにボコボコにしてやるよ。」

「いつも私がボコボコにしてる側なんだけど。」

「いや、いつも最初は負けてやってるだけだ。」

「ふーん、最初から本気でもいいんだよ?」

沙紀は、俺の一言に凄く不愉快そうに言葉を被せてくる。

「私の事、気遣えなんて言ってないんだけどね。」

(そんな言うが本気で気遣わないと怒るんだよな)

「最初から本気だったとき一週間口聞かなかったやつがそれを言うなよ。」

「そういうことは、よく覚えてるよね。」

可愛いかったから覚えてたなどと絶対言わねえし言ってやることは最低でも今はないな。

「記憶力は...いいからな知らんけど。」

「良くないでしょ。」

「へー、そう言うこと言うんだ。」

「何よ、どうする気なの?」

「何ってそれは色々昔にあった出来事を思い出させてやろうかと。」

「怖、何を言うつもりなの?」

「黒歴史になってそうなことでも、言おうかなと。」

「へー、言ってみてよ。」

(いつのこと、言われるんだろ。)

「本当に、いいのか?」

「別にーいいんだけど?」

「ふーん、いいのか。」

「何?怖じけてるのー。」

「いやそれは、沙紀では?」

「そ、そ、そ、そんなことないけど。」

「いや動揺してんのバレバレなんだよなー。」

「因みにーどんなのがあるの?」

「5歳の時にはよく何かあると泣きついてきたな。」

(可愛いかったから覚えてるんだけどな。)

「ちょっと何で覚えてるのよ。」

「記憶力はあるだろ?」

「まあ、一応ね。」

「もっと言えるぞ。」

「止めてくれる?」

「沙紀が言えっていうからさ、言ったからなんだが。」

「もういいから止めて!聞きたくない。」

「俺はちゃんと確認したからな。」

「嘘だよならあり得ないもの。」

「あり得たから、今の現状なんだがな。」

「もう止めて!!!恥ずかしくて死にたくなるのー。」

(5歳の私凄いな今じゃ出来たとしても悶え死にそうだし絶対無理。)

「なら、聞かない選択してれば良かったのに挑発に乗ったのそっちだからな。」

「そんなこと覚えてないー。」

(もとやは可愛いとか思ってとか思ってくれてたのかな?)

「あれは可愛いかったなー。」

(あ!やば言葉に出た。)

「今可愛いって言った?」

「は?言ってねえよ。」

(間違えたー本音と建前が逆だ!!!。)

「聞き間違えだって言うのね? 」

「間違えじゃなきゃ言わねえよ。」

(可愛いと思われてて良かったー。)

「間違じゃなくても言っていいんだけどね?」

(.......間違えたー本音がが、ががが、がー。)

「言わねえよー。」

「.....あーそうなんだー。」

(なんで、少し残念そうなんだよ。)

「他にも、出せばいいんだっけか?」

「良くないけどね?」

「じゃあ、仕方ないから止めとくか。」

「この話ここまでにしてさー、外で集合の場合は決めるんじゃないの?」

「いつも通りに最寄りの駅集合にするか。」

「寒いだろうから駅よりは暖かい所がいいなーって思うけど。」

「暖かい所なーカフェはどうよ。」

「他の案も聞かせてそこから一つに絞るから。」

「OK、どんどん案を出すわ。」

「よろしく。」

「じゃあ、レストラン。」

「レストランはさっきも案出たし言ったんだけど、正装みたいなのして行きたくないから嫌ね。」

「じゃあさー、正装必要ない所はどうよ。」

「レストランとかの料理は舌があんまり受け付けないんだよね。」

「それは、庶民的な物が好きだからってこと?」

「そうだね。」

「言いたいことは分かるよ。」

「次の案はないの?」

「食べ放題はどうよ?」

「なんの食べ放題いくの?もとや。」

「沙紀が好きなのでいいけど。」

「私が好き?」

(もし好きでも言えるかよ。)

「そっちじゃない食べ放題のことな。」

「あーそっちねー。」

(くっそ恥ずかしい間違えしたー。)

「そっちだよ。」

「もとやそれ以上はダメね高い物買わすよ。」

「なんだその特殊な脅し方。」

「行きたい食べ放題ねー肉がいい。」

「焼き肉でOK?」

「食べ放題行くなら焼き肉!!!。」

「めっちゃ乗り気だな。」

「だって、奢りだよね?」

「誰が奢りって言ったよ。」

「え?違うのもとや。」

「俺の奢りが、前提かよ。」

「いやー奢ってくれてもいいんだけど。」

「たまにはさ、奢ってくれても別にいいよ。」

「お!マジーかナイス。」

「いや焼き肉行くの決まってないけどな。」

「えっ、行くよね?」

「行こうよー、もとやの奢りでさー。」

「別にさーいいんだが、奢りを強調すな。」

「焼き肉行こー。」

「本当に焼き肉でいいのか?」

「いいよー。」

「じゃあ焼き肉で決定な。」

「うん!。」

「明日の集合場所現地がいい?」

「喋りながら向かわない?」

「で、何処集合にするよ。」

「もとやの家でよろしくー。」

「沙紀がいいなら別に良いよ。」

「じゃあ決定ねー。」

「OK。」

「時間は1時間前位に俺の家に来るってことかな。」

「それがいいなー。」

「時間いつ位に来る?」

「11時位にそっち行くねー。」

「予約を何時位にするよ。」

「歩いてくからねー11時30過ぎからかなー。」

「おっけすわー着いたらチャイムよろしく。」

「んー。」

「じゃあ寝るか?」

「眠くはあるけど。」

「寝るのかを聞いてるんだけどね?」

「まだ寝ないかなー。」

「ふぁー。」

「もとやこそ眠いんじゃないの?」

「俺は眠いな。ー」

「私も眠いね。」

「電話来なければ10分後位には寝ようと思ったから眠い。」

「寝るの?」

「寝たいんだがダメ?」

「いいよー。」

「お休みー沙紀。」

「お休みーもとやー。」

「じゃあ明日ね。」

「おうまた明日。」

まずお詫びします

1ヶ月遅れました申し訳ないです

作者の影山京夜です

この気に入ったのなら連載作もあるので見てみて下さい

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