ジャンの想い
今回は錬金術師ジャンの
前日談です。
ジャンside
僕の名前はジャン・フェザリオ
戦災孤児?だと思うそうだ。
ジャンと言う名前も孤児院を
経営しているフェザリオ夫妻が
つけた名前、とある焼け野原の
真ん中に佇んでいたとのことだ。
そもそも物心つく前の出来事、
覚えていた方がおかしいはずだ。
フェザリオ夫妻の孤児院に1人の
少女に出会った。それがリーンだった
「私はリーン、よろしくね」
「ボッ・・僕はジャン・・・よろしく」
「うん・・・よろしく」
僕はリーンに一目惚れをしてしまった。
それからはいつもリーンと
出来る限り一緒に行動をした、
リーンが七歳の頃、
リーンがイジメにあっていた。
いじめっ子からリーンを守ろうとした
悔しいけど僕は弱かったそれでも
必死になってリーンを守ろうとした、
その日、リーンがキスをしてくれた
それが僕のファーストキス、
初恋の相手からキス、
凄く嬉しかった。
リーンが十二歳の時
その頃のリーンは僧侶の修行をしていて村一番美少女となっていた、
そんなリーンに負けないように
僕も努力を自分なりにして来た。
そんなある日、不思議な夢を見た。
二人の男女が魔物と戦っている夢を見た
男の人が使った術と
女の人が使った術に見覚えがあった
【錬金術】
何故か分からないけど分かった。
男の人はシキヤ、女の人はシズル、
僕は二人に錬金術を学んだ。
最初は驚いていたけど少し教えて貰って
初歩的な事は出来るようになった。
最後に二人にこう言われた。
「いいかいジャン、錬金術を
多用したてはいけないよ。」
「道具と道具を使い新たな道具を作る
それならば良い、しゃがな、極めれば
無から有、例えるなら何も無い所から
ナイフを作り出す、そんな事も出来る
様になる、じゃがな、無から有よ
作り出すにはそれなりの対価を
払う事になる、例えばお主の命とかな」
「だからね、無から有を作る事は
いざって時以外は
決してやってはいけないよ」
目が覚めたらベットの上だった
僕は一週間程意識不明だった様だ
起きてすぐリーンに怒られて、
泣かれて、抱きつかれた。
そして僕はリーンに愛してると
告白した、リーンは何を今更と
「私だって愛していますよ、
初めて貴方にキスをしたその日から」
どうやらリーンにとって僕達は
もう恋人同士だったようだ初めて
キスをしたその日から。
それから僕はリーン以外の
皆んなには内緒で錬金術の修行をした
何故だかリーンにはすぐにバレた
リーンが十五歳の時、僕たちを
引き裂く出来事が起きた。
勇者召喚、そしてリーンが
聖女の信託を受けてしまった。
聖女の信託受けたリーンは嫌でも
王国に向かう事になる。
王国に向かう前夜、僕の部屋に
リーンが訪ねてきた。
「ジャン、私は必ず貴方な元に
帰った来ます、だから・・・
待っていて・・・くれますか?」
「リーン、僕はいつまで待ってるよ、
だから・・・リーン、君が帰って
来たら・・・結婚してください」
「ジャン・・・・はい・・・喜んで」
「よかった、ありがとう、リーン」
「あの・・・ジャン・・・その
・・・・お願いがあります・・・」
「なんだい、リーン」
「その・・・私の初めてを・・
貰って下さい、私は貴方の物だと・・・
証を私にください。」
「・・・・リーン・・・本当に
いいのかい?」
「はい、貴方は私の私は貴方の物です」
「リーン」
「ジャン」
こうして僕達は結婚の約束をして
リーンは王国に旅立った
ラーンと離れるのは凄く辛い
だけど昨日の約束が思い出がある限り
僕は頑張れる、リーンの帰る場所を
守ってみせる。
リーンが旅立って一週間がたった頃
僕が錬金術の修行をしていたら
僕の目の前に光の扉が現れた
呆然としているなか扉が開いた
扉の向こうから一人の男性と女性が
現れた、女性は僕の知ってる人だった
「・・・・ジャン・・」
「えっ・・リッ・・リーン・・」
リーンが僕に抱きついてきた
「ジャン・・・ジャン・会いたかった」
「リーン・・僕もだよ・・・・
僕の・・・僕のリーン」
間違いなく僕のリーンだ
その泣き顔もこの温もりも
パーーーーーン
「あ〜〜〜〜済まないが」
「エ?」
「ン?」
音の方を見ると少し苦笑いしてた
一人の男性が立っていた。
「お楽しみの所申し訳ないけど少し
俺に時間をくれないかな?」
そう言ってこの男は僕とリーンの手を
ほぼ強引に引いて来た
扉を潜ると何人かの見知らぬ女性達が
いた、そしてその男は二人の女性の
頭に手を乗せたと思ったらさっき見た
光の扉が現れて頭を乗せた女性の手を
引い扉を開けて入っていった。
彼は二人の男性を連れてきたと思ったら
「では今連れてきた人達も含めて
もう一度自己紹介をしようか?」
そういった彼はクランドと言った。
そして自己紹介を終えると、
「さてと、それでは俺の話を聞いて
欲しい、なぁに、オタク達が彼女達を
愛しているのなら
俺の話に食いつくよ。」
そう言った彼は面白そうに笑ったいた。
次はミナヅキの予定