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海賊勇者の転移録  作者: 自画自賛
1/3

数多の世界を巡る男


プロローグ


異世界より召喚れた勇者ロックは

王女アナスタシア、聖女リーン、

騎士レイリル、魔法使いミナヅキ、

僧侶セレスティア、戦士トッド、

錬金術師ジャン、召喚士ドレイク達仲間と共に旅にでた。数年後、魔王との戦いに終止符がうたれようとしていた。




「これで・勝ったと・思うなよーーー」

断末魔の声を上げながら絶命した魔王


「とりあえず、終わったな」

俺が喋ると

「「「イエーーーーーーイ」」」

「「「やったーーーーーー」」」

みんながさけぶなか王女アナスタシアは

「とりあえず?」と疑問に思いつつ

喜んだ。

みんなありがとう

ロックが仲間向かってお礼を言うと、

パーティメンバーそれぞれ喜んだ。

そして

ロックは宝剣をアナに渡して

「お願いがある、皆んな、

勇者は魔王と相討ちで死んだ、とゆうことにして欲しい。」

ロックはそう語ると

「「「「えええええええええ」」」」」

みんなが驚いてる中アナスタシアは、ロックに訳を聞いた、

ロックは話しが長くなるよと

言いつつ語った。

「俺が勇者として異世界に呼ばれたの、

今回が初めてじゃないんだ。」


ロックが語るのは、これまでの自分の生き様

今までさまざまな異世界ので勇者として呼ばれては魔王、魔神、悪神、そして自分を呼んだ、国の王様と戦い続けたこと。

ロックがある程度語った後仲間達は

それぞれ疑問に思った事を聞いた。

セレスティアは

「何でロックを死んだ事にするの?」

ロックは当然のように答えた

「勇者の存在が悪用されないように」

仲間達が疑問に思ってるなか

王女アナスタシアと聖女リーンと

僧侶セレスティアはその意味を悟った。

魔王を討伐した勇者、下手をすれば一国の王に匹敵する程の権力を得る・・・

そんな勇者に媚びを売って権力を得ようとする貴族達、もしくは王自ら勇者の力を戦争の

道具にするかもしれないと。

それは勇者と私達も一緒だとゆう事を、


「だから・・・貴方は、ジャンや

トッド、ドレイクを・・・・」


アナスタシアは思った。


そもそも初期の勇者パーティは

女神の信託を得た、聖女リーン、

第二王女で僧侶セレスティア、

魔法使いミナヅキ、騎士レイリル

の女性ばかりを集めた

パーティだった、それを旅立つ前にロックが

家族や恋人、何かしらの

大切な人はいるかとたずねた。

家族はセレスティアの両親を除いて全員既に他界、(そもそもセレスティアは第二王女の立場だから国王が父親')

リーンはジャン、

ミナヅキはトッドと言う恋人が、

レイリルはドレイクと言う義兄妹が

いた。それを聞いたロックは

ジャン、トッド、ドレイクと対面して

ほぼ強引に3人を仲間にした。

戦士のトッドと召喚士のドレイク

はともかくジャン何にも力を持たない

農民だった、そんなジャン、トッド、

ドレイクにロックは、

「愛しいもの同士を引き離してまで付いてきてほしくはない、肉親がいない

お前達は彼女達の泣き所にしかならん、

離れている間にお前達に何かあったら、

お前達にも彼女達にも詫びる

言葉はない。

だから世界を守るとかでは

無くそれぞれの

大切な人を守る為に

俺に力を貸して欲しい

特にジャンと言ったか?

お前は弱い、

だが本当に恋人を守りたいと

思うのならその想いは確かな力になる。

その想いを貫ける様に鍛えてやる。

だから、みんな、

俺に力を貸してくれ。」

傲慢な言い方だったけど

私達を思っての事

だと理解は出来たけど

納得は出来なかった。

特にリーンとセレスティア以外は怒って

ロックに詰め寄った。そうこうしている

うちに模擬戦をする事になって・・


結果はロックの圧勝だった・・・・


まさかロック1人で

7人いっぺんに倒すとは

思わなかった・・・


ああ、だからか、

あの三人を連れ出したのも

私の仲間入りをあんなに

強く反対したのも、


「ロック、貴方は、全て、

私達の為に・・・

勇者の力に群がる悪意から、

私達を守るために・・・」


「アナ、セティ、王である

貴方のお父上は

信用出来た、だけど、王のまわりにいる

人達は信用出来なかった。」


その考えはおそらく正しいと

アナスタシアは思った。

私達は魔王を討伐した、間違いなく英雄と

呼ばれる事になるだろう。だから

英雄と恋仲になった者の身内を利用して

英雄を縛れば、英雄のと言う傀儡を

英雄と言う権力を

とことん悪意を持ってやれば・・・


「なあ、ロック、君は初めは1人で行動

するつもりだったのではないのですか?」


ドレイクの問いにロックは、


「そうだよ、始めは1人で行動する

つもりだった、けど、それは

できな・・・いや、する訳には、

じゃなくて、したくはなかった・・かな。」



ロックを召喚した目的を説明されながら

王様と語らう内に直感的にこの王は

信用出来る、そう思い極秘裏に王様に

自分のこと説明した、自分は何度も

勇者として異世界召喚をして来たことを

何度も魔王を討伐したことを、

だから1人で行動させて欲しいと、

魔王だが決して悪では無いと、むしろ人族が魔族を貶めている

世界もあったことを、だから、

魔王が和平を望んでいるならその

橋渡しになると、もしこの国が魔族を貶めようとしているなら

魔王の味方になると。


「構わぬ」


王は簡潔答えた、

我が国に大義なしと思うならわが首を

持ってでも戦を終わらせて欲しいと、

何より大事は我が子も同然たる民草たちであると、そして、ならばこそあの子を

セレスティアを連れて行って欲しいと、悪意ある物から我が子を守欲しい。

第一王女にして正室の娘たる

アナスタシア、

第二王女にして側室の娘たる

セレスティア、

どちらも聡明で美しい娘、違いが有るとすれば、正室と側室、

その差ぐらいであった、

男子がいれば問題は無かったが、

結局子宝は娘2人しか恵まれ無かった。

幸い姉妹の中は良好だったが、周りがそうではなかった、

王位を巡って2人の周りが

水面下で醜い争いを繰り広げていた。

やがて魔王が宣戦布告し人族と魔族間の

戦が始まると同時に

女神からの信託があり

勇者召喚でロックが呼ばれとある村娘が

聖女として選ばれた。

王はこれを利用しようと考えた。

信託にでた聖女を呼びセレスティアに

自分の名代として勇者と聖女に

同行するようにと、

幸いセレスティアは僧侶として

優秀だった為

聖女の師としての大義名分も出来た。


「国の王としてはこんな想いは

間違っている

分かっている・・・分かってはる・・・

たが・・・立場上正室だとか側室だとか

言わってはいるが・・・・・

冗談じゃない!・・・

私は彼女達を愛してる、

そんな・・愛した女との娘を・・・・」


【醜い政治の道具なんかに・・・・・

してたまるか・・・】



それは一国の王でとしては無く1人の

父親としての慟哭の叫びだった・・・


「ただ1人の親としての魂の叫び・・・

俺には無下には出来ない。」


「「お父様・・・・」」


「さてと、俺は当てがあるからいいけど皆んなはこの後どうする?」


ロックはこの後の

進退をみんなに聞いた。


「「ついていきます、何処までも」」


アナスタシアとセレスティアは

迷いなく答えた。

予想どうりだなと

笑うドレイクとレイリル


「大丈夫ですよ、王はある程度は

予想はしていたみたいですから、

私とレイリルは戻りますがいざとなったら助けてくださいね?」


ドレイクは王の妹の息子、

おそらく王女2人が戻らなければ自分が

矢面に立たされると、面倒だが構わない

ただし、レイリルとの婚姻を認めるのであればの話、王との話し合いは

済んでいた、後は周りの説得、そこは

王に丸投げしているがそれでも拗れる様なら全てを投げだす覚悟でいる。


「僕とリーンも付いて

行っていいですか?」

「俺とミナヅキもいいか?」

「いいよ、きな」


残りの4人は一緒にいくことを選んだ

このまま凱旋すれば確かに英雄として

扱われるだろう、ただし

クサリに繋がれた英雄として、

そこに自由は無く下手をすると

英雄とゆう名の罪人、愛しい恋人と

引き離されかねない、少なくとも

自分達は世界の為ではなく愛している人の為に勇者の仲間になった、そのせいで恋人に

何かしらの危害が加わる位なら国にだって

ケンカを売る覚悟がある。


「話は終わったな、無論私もついて行くぞ。」


声の方を振り返るとそこには

紫色のロングヘアーと漆黒のドレス

真っ赤な瞳をした女性が立っていた。


「いいのか?俺は君の父親を・・・」


「そう願ったのは私だ、あのままでは

父上は間違いなく世界を滅ぼしてた

母上が愛したこの世界を父上にだけは絶対に

壊させたくない。」


そう答えたのは魔王の娘ローズレッド、

魔王と人間の混血児。


「ではロック、私とレイリルはそろそろ」


「うん、ドレイク、レイリル、

ありがとう、色々助けられたよ。」


「それを言うなら私達の方がよっぽど・・

いや、おそらくまた、とりあえず、

しばしのお別れですね、またいつか」

「何かあったら私達を訪ねてくれ、

それではお元気で」


ドレイクとレイリルは転移魔法で

国に帰った。


「それでロック、あてが有ると言ってたけど

これからどうするの?」


「それも含め話すから取り敢えず・・・

来たか、ついてきて。」


疑問に思いながら全員ロックについて行くと

そこには下手なお城より大きな鉄の塊が

空に浮かんでいた。


「「「な・・なんだ・・・この・

大きな・鉄?の塊は、」」」


「それより、空に・・浮かんでるの?」


見たことの無い物が空に浮いていた

それを見てパニック

になりかけるなかロックは


「これはね、空を飛ぶ船、

といったところかな?」


「「「「えええええええ!」」」


「ロ、ロ、ロック、こ、これは?」


「とりあえず中に入って」


「わ、分かった、なぁロック、この

ドクロマークだよな?」


「そうだよ、昔の名残?かな」


「名残・・・ロック、貴方の昔とは?」


「宇宙海賊」


「??????」


【宇宙】海賊、宇宙と言う意味が分からない

全員は皆首を傾げた。














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