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魔法詠唱の言語は1つか?

作者: ナカナミ

初投稿です。

「火炎放射!!(フレイム)」

主人公が両手を前に向けて詠唱した瞬間、手のひらから太い火が噴き出した。それは周囲が岩場だったから燃え広がることはないものの、岩の表面を焦がし、間から生えていた草を燃やすには十分だった。


さて、なんとなく魔法詠唱の場面を書きましたが、この時に主人公は「フレイム」という詠唱で火を出しています。今回はこの魔法詠唱について少し考えます。


 どのような魔法を出すのかわかりやすくするためにも、魔法の名前を呼んで発動するという手法は幅広く使われています。

 ただし、魔法体系について少し考えてみると、この点から少しだけ掘り下げることができるのではないかと思い、考えをまとめたいと思います。



1つめ 1つの魔法言語はすべての端末で有効な言語なのか。

魔法を発生させる方法は思いつくだけでも、杖、マジックロット、何も持たずに手から作用させるものも多いですね。これらを『端末』として考えると魔法言語はすべての端末で作用することになります。

一方、作用される側、魔法がかかる方にも様々なものがあります。人やモノ、時間や空間にまで干渉するものもあります。これを『対象』として考えます。端末も多ければ、対象も膨大になる。これだけのものを一つの魔法言語でカバーできるとは考えにくいのが普通だと思います。

「そんなことねーよ。魔法ならどんなものにでも作用するんだよ!」

と考えてる方は、とりあえず次の考えを見てほしいと思います。

この時点で言えるのは、『すべての端末で100%の力を出せる魔法言語は現実的に難しい(ファンタジーだけど)』という点です。それを踏まえたうえで次の考えに移ります。



2つめ 得意な端末、対象を持った魔法言語が存在する

 1つの言語ではすべての領域をカバーできないと考えると、複数の魔法言語が存在し、それぞれに得意、不得意な分野があると考えるのが自然です(魔法だから超常現象だけど)。

ただ、この時点では「魔法が複数存在する」という考えは物語上では邪魔な要素にしかなりません。わざわざ複数の言語を生み出すメリットが考えられないですよね。

そこで、魔法同士による戦い、お互いの得意な分野の言語で戦うという風に、物語を作ればいい。

魔法言語同士の争いにしてもいい。言語自体が物語の中核にあれば、この物語の構造は成り立つと思います。


3つめ 具体的な魔法言語の種類

魔法の言語に違いを作るには、使用できる端末を指定することのも一つですが、得意な対象を絞るのも方法です。この言語はモノに対して強い、時空への干渉に弱い。下級の魔法なら実行速度が速いが、上級魔法になると発動までにラグが存在する。人体への影響が少ない。など、魔法言語による特徴をつけられるとよりおもしろくなるんじゃないかな。



ここまで落書きみたいな理論を読んでくださりありがとうございます。この考えのもとになったのがプログラミング言語でして、プログラム言語には、オブジェクト指向という概念や、動かせるプラットフォーム、実行速度などに差があります。そういった差を利用して物語を作れないかと考えてみた結果です。今のところ書く予定もないので案として放置する予定です。

魔法言語の名前を考えるときはMagicからM言語とか、M++とか、M#、Magicalscriptみたいにするとプログラム言語っぽくなって元ネタがはっきりするかもね。


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