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死神始めました  作者: ニワトリのコッコ
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封印された神がいるらしいです。

13時、家に帰って気になることがあったのでインターネットで調べてみる。

俺も死神になった、神というものがどうしても気になる。

ネットで神と調べても、どういう神なのかなどしか出てこない。

「・・・うーん、そういう事じゃないんだよな」

俺が知りたいのは神々の戦いとはどういうものか、と言う事だ。

普通なら誰もわからない、想像の話だ。しかし、俺にとっては想像なんかではない。

死神は「自分の使命と正反対の使命を持った神もいる、そして戦うことになる」といった。

そうなるとなるべくどういう戦いをしてるかなどの情報が欲しかった。しかし、どんなに探してもそれらしき情報はない。

「やっぱり、人に見られないように戦ってるのか・・・?」

本当にそんなことは可能なのか?日本は狭い国で人は多い、色々なところで戦っているならどこかで見られていてもおかしくはないはず。

しばらく調べたがそれらしき情報は一切ない、しかし、気になる記事はあった。

[神が封印された洞窟!?ここは絶対にあけてはならないという神主!]

最初はなんだこれと思ったが、これに書かれてる場所が知ってる場所だったのだ。

架純かすみの・・・家じゃんここ」

俺の同級生、架純の家の場所だったのだ。そしてあけてはならないといった神主は架純のお父さんだった。

架純の親とは仲がいい、昔は結構遊びに行ったからな。

「・・・行ってみるか」

この記事が書かれたのは最近らしいしな。

架純の家はそんなに遠くはない、山の上にあるがまあ自転車で20分くらいか。

家をでて物置から自転車を出す、天気はくもりだが雨は降らなそう。

「おし、いくか!」

自転車に乗り急ぎ目で漕ぐ、雨降ったら嫌だからな。


時雨神社、この辺りでは有名な神社だ。

「あれ~涼弥じゃん、どしたの?」

巫女服を着て掃除をしてた架純が俺を見つける。

「おお架純か、あれ見に来たんだよ、神が封印されてる洞窟っての」

「あそこには近寄らない方がいいよ」

そう架純は言う、軽い口調ではない。

しかし、そのために来たのだ。

「ああいうのは結構気になるんだよ、俺オカルト系好きだし」

「だめ、それでも、興味本位で近づくものじゃないよ」

あ、駄目だこれ、架純本気だ。

こいつの言う事は昔から正しい。

「そうか・・・ならなおさら行きたくなった」

「え?」

そんなに危ないものなら知っておかなければ、神として。

「だ、駄目だよ危ないよ!」

「大丈夫、もう興味本位じゃないから・・・」

そういい無理やり進む。

「もう・・・まあ封印されてるから大丈夫だと思うけど」

そういい、架純も「私も一緒に行くね」と言い来てくれた。

歩いて5分掛からない程度でその場所に着いた。

しめ縄とお札が付いた岩で洞窟が閉じられてる。

「・・・なんだよ、ここ」

俺は寒いのに汗が出てきた。

殺気と怒り、苦しみ、憎悪、叫び、恨み・・・様々なものを感じたからだ。

ここにいたくない、そう思った。

「どうしたの涼弥?顔色悪いよ?」

架純はそんなもの感じてないらしい・・・俺だけ感じてるのか。

「い、いや・・・戻るか」

「本当に大丈夫?」

「ああ」

大丈夫なんかじゃない、架純がいなかったら足から崩れてただろう。

架純と会った場所に戻る、そこには架純のお父さん、時雨雅敏しぐれまさとしがいた。昔お祭りで何度かあった、親同士の仲もみたいだ。

「架純、涼弥君をあそこにつれていったのか」

「お父さん・・・すみません」

「架純さんは悪くないです、俺がどうしてもといったので」

「いや、怒ってるわけではないあそこは涼弥君なら気になるだろうしな」

「え?」

何だこの人・・・まさか俺が人間じゃないこと気づいてるのか?

「ん?ああ、君は昔からオカルト系に興味を持っていたじゃないか」

「あ、はい」

良かったばれてないみたいだ。

立ち話もなんだと中へと言ってくれたが思ったより時間がたっていたのでそのまま帰ることにした。

時刻は17時、帰りの時間と晩飯の時間を合わせるとちょうどいいくらいに館に行けるだろう。


家に着き今は晩飯を食べてる、テレビではニュースをやってる。

「最近は物騒な事件が多いわね」

母さんはそういい「それじゃ買い物行ってくるわね」といった。

確かに最近はあまり良いニュースを聞かない、まあ、流石に神や悪霊が絡んだ事件とかはないと思うが。

飯を食べ終え、館へ行く準備をする。親には友達と花火をすると言っておいた。

「懐中電灯持っていくか」

またあの暗いとこに行くとしたら役に立つだろう。

家を出て、自転車で館に向かう。田舎なので暗いが空を飛ぶにはまだ技術が足りないため仕方ない。


20時少し前、館に着いた。来るまでの木々に覆われた道は少し怖かったが星が綺麗だったので良かった。




初心者なのでおかしいところがあると思います、アドバイスお願いします!

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