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死神始めました  作者: ニワトリのコッコ
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能力使えるようになりました。

朝の日差しがカーテンから差し込む。時刻は9時、いつもより起きるのが遅い。

俺は昨日死神になった、寝る前に色々考えてしまい起きるのが遅くなってしまったのだ。

そして考えた結果、俺は後悔はしていなかった。それだけで十分だ。

「死神の部屋に行くか」

部屋を出て死神の部屋に向かう。ドタドタと音が聞こえる、起きてるみたいだ。

部屋の前に来てノックをする。

「入っていいよ」

部屋に入る、死神は朝ごはんの準備をしてたみたいだ。

「ご飯食べてから帰るんでしょ?」

「ああ、そうしたいが大丈夫か」

「大丈夫、作っておいたから」

普通に気が利く子だよな、こいつ。

「はい、出来た!そっち運んで」

「はいよっと」

死神が作った料理を机に運ぶ、うまそうだ。

「さて、食べましょうか」

「おう、いただきます」

うまい。

「ああ、そうそう」

「ん?」

「これは重要なことなんだけど」

重要なこと・・・なんだ?

「あなたはこれから毎日夜20時に私の所に来てもらうわ」

「ああ、それはいいが・・・毎日か」

「昨日はあの悪霊だけだったからよかったけど、いつもならほかの奴が邪魔してくるのよ」

「ほかのやつ?」

「あ、そうかまだ説明してなかったわね」

こほんといい死神は話す。

「私達、死神は名前の通り神の分類にはいるのよね、まあ神と言っても本当の神ではないわ」

そりゃそうだ、昨日まで人間だった俺が神になれるわけがない。

「まあ、人間や動物といった感じで分けられると思っていいわ」

「別の種族って感じか?」

「まあ、そんな感じよ、で」

ちょっと真剣な面持ちではなす。

「私たち神は実は死神以外にも様々いるの、そしてその神たちにも様々な使命があるの、そしてその使命は同じような使命のものもあれば、正反対の使命の奴もある」

「・・・まさかと思うが、敵対してるところもあって戦うこともあると?」

「そうよ、それも色々と面倒でね、全く物理攻撃が効かない奴もいれば、言葉で洗脳してくるやつもいるの、でここからが重要なんだけど」

まあ、かなり重要なこと聞いてるが。

「あなたには能力を覚えてもらうわ」

「・・・へ?」

フォークが落ちかけたよ、なんとか持ったけど。

「安心しなさい、魔法とは違って一から覚える必要はないわ、死神になったときになにかは付与されたはずよ」

「・・・魔法もあるのか?」

「一応あるけど・・・まだ早いわ」

あるんだ、覚えたい。

「とりあえず、悪霊や怪奇が活動するのは19時からなんだけど、悪影響を及ぼしたりするのは22時以降なのよ、だから早めに来て能力の練習をするのよ」

「ああ、それはいいが・・・」

朝ごはんを食べ終え聞く。

「お前も能力を持ってるのか?」

「もちろん、私は《影》になる能力よ」

「影?」

「昨日も使ったわよ、あんたが悪霊に追い込まれてた時に影に入ってばれないようにあいつのうしろに移動したのよ」

確かによくは覚えてないが死神がいなかった気はする。

「それすげえな、俺もそんなのがつけられてるのかな!」

「うーん、やってみないことにはわからないわね、ちょっと中でやってみる?」

「おう!」

やばい、めっちゃ楽しみだ。

朝ごはんを片付け、一階に行く。どんな能力かわからないから広いとこでやったほうがいいらしい。

「さて、始めましょう」

「お願いします!」

「まず、あなたが人間だったときとは違う感覚はないか思いだしてみて」

俺が人間だったときと違う感覚・・・

「体が軽かったってことか」

「ああ、あんた言ってたわね、それが一番強く感じる?」

「そうだけど・・・それって普通って感じでお前言ってなかったか」

「いや、一番強く感じるならそれに関係する能力ね・・・」

うーんと悩んでいる。

体が軽い・・・思い当たるのは・・・飛ぶ?

「飛べるかな・・・」

「飛ぶ・・・やってみなさいよ」

いや、なにすればいいの?

「どうすればいいのって顔で見ないで、飛ぶ感覚でやってみなさい」

「飛ぶ感覚がわからないんだが」

まあいい、やってみるか。

とりあえず、足を肩幅に開き目をつぶり集中する。

すると、足が痺れてきた、そしてどんどん感覚がなくなってくる・・・あれ?

「おーい、頭ぶつかるわよ」

「へ?」

目を開ける、目の前には・・・壊れたシャンデリアがあった。

「うお!!まじか!」

驚いたが、気を抜いてはいけないと集中しなおす。

そして足がなにかに着いた感覚が出てくる。

「はいおつかれ、なんだ才能あるじゃない」

「・・・なんか、簡単すぎてというか」

「結構簡単なのよ、けどまだ集中しないとできないのはきついわね練習が必要よ」

そういい、「はい、おしまい」と言って部屋に戻る。

だが、俺は満足である、だって俺飛んだんだよ!すごくね!?

俺も部屋に戻り、帰る準備をする。といっても鞄くらいなんだよな。

部屋の外に出て階段を降りる、死神はもう一階に来ていた。

「あ、あんたの大鎌は今日の出発前には渡せるから」

「渡されても困るから置いといてくれね?」

まあ、使うが流石に家に持って帰れない。

「大丈夫、一度触れれば契約者となって自分の意志で出せるようになるから、まあ私は出しておいてるけど」

「そうなのか、了解した」

便利なもんだな。そう思いながら外に出る、朝は晴れていたが今はくもりだ。

「んじゃ、20時にまた来るわ」

「ええ、来ないと怒る」

「怒られたくないから絶対に来る」

ふふふ、と死神は笑う。すると何かを思い出したらしい。

「能力や鎌は日常では絶対に使わないでね、使うといろいろ大変だから」

「ああ、わかった」

日常で飛んでる人とか見たらやばいもんな。

「それじゃ、またあとで」

「ええ、あとでね」

俺は自転車に乗り、家に帰る。風が気持ちよかった。



初心者なのでおかしいところがあると思います、アドバイスよろしくお願いします!

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