プロローグ
午前6時、外はまだ薄暗く少し肌寒い。
俺は物置から自転車を出し、タイヤの空気を確認する
「よし、大丈夫だな」
自転車に乗り、通ってる高校へ向かう。まだ4月の中頃だからか自転車に乗り動くと肌寒いどころではない
「・・・寒い、寒すぎだよ、もっと厚着で行けばよかったかな」
そう思いながらも急ぎ目に自転車をこぐ。時間には余裕があるが今日は少し寄りたいところがあるからだ。
通りに出た。人や車はまだ見てない。
「学校が8時20分までだから・・・まあ、間に合うよな」
入学してからまだ一カ月も経っていないので遅刻だけはしたくない。
目的の場所まではあと20分ほどでつくはずだ。
寒い中を自転車で進む、辛いがそれよりも良いこともある。
「・・・山、綺麗だな」
寒いからか空気がとても澄んでいる。そのおかげで山がきれいに見えるのだ。
綺麗な山を見ながら進んでいく内に目的地へと着く。
そこは俺が高校に向かう時に見つけた。館だ。
周りに人家はなく、木で覆われている。某ゲームの館みたいだ。
この地域では幽霊屋敷と呼ばれているらしい。夜になるとだれも住んでいないのに明かりがついたり、何かを研ぐ音が聞こえたりするらしい。
なぜおれがここに来たか。それは
「・・・遅いバカ」
「うるせえ、来てやっただけでもありがたく思え、死神」
ここに住んでる、いや、住み着いてる。
死神と名乗る。少女の面倒をみるために来たのだ。
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