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夏 右頁
最近は魔法を使って、ご主人様の身体のメンテナンスをしている。
肩を揉むと、一時期は硬かったのが、柔らかくなっているようだ。
私はあまり人間の身体に詳しいわけじゃない。上手く出来ているか心配だ。
ご主人様は私に何も文句を言ってくれないから、ときどき不安になってしまう。
ご主人様のにおいを消すために、香水を買ってきた。
わたしは別に気にしないけど、周りの人が振り返るレベルの臭いなんだから、仕方ない。
ご主人様は、香水をかけられている間、うなだれていた。
大丈夫だよご主人様、何があったって、私はご主人様を見捨てたりしないんだから。
今日はここまで。