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春 右頁

ご主人様は、魔法の道具を売る商人だ。昔は、兵器を売っていたらしい。その兵器のおかげで、人とエルフの戦争は人が勝って、今のエルフの立場が出来たらしい。

あの二人は、さいごにそう言っていた。お前は自己満足な罪滅ぼしに付き合わされてるだけだって。

でもそんなこと、私にはどうでもいい。だって、私が知ってるご主人様は、とても優しい人だから。

今、私は、エルフにも人間にも追われている。それから逃げるために、船に乗ったんだ。こっそりと、見つからないように。ご主人様を連れての、二人旅。去年まで居た大陸には、もう居場所が無かった。心残りはあったけど、どうしようもない。大事なのは、ご主人様と引き離されないこと、それだけ。ご主人様をぎゅって抱きしめると、もうにおいがかわってきているみたいだ。

加齢臭かな、って言うと、ご主人様はがくんを肩を落とした。頭を見ると、毛も抜けているみたい。

今日はここまで。




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