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第1幕 《Parting(最期)》

「何で目の前で……。ねぇ、目を覚ましてよ……佐竹君!」


 病院のベッドの上で横たわっている佐竹君。私は彼の変わり果てたその手を強く握りしめながら泣いた。

 彼は死んで間もない。だからその手は生きているかのようにまだ温かった。それだけに楽しかった思い出と共に悲しみが吹き出してくる。

 しかしどれだけ叫んでも彼は返事をすることはない。握りしめたその手も徐々に冷たくなっていく。私達の居る病室には、重たい沈黙が漂っていた。


「御臨終です」


 医者も、(とど)めの一言を私達に告げ、看護師は彼の顔に白い布をかける。それは暗に、彼の十八年という短い人生に終止符が打たれたことを改めて気づかせられた瞬間でもあった。


 目の前の事実が嘘であってほしい、私は無駄であるとわかっていながらも切に祈った……。




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