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守護者と少女  作者: 兎鈴
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双刃の強敵

 素早く踏み込み、敵の懐へ潜る。ただ敵も馬鹿ではない。持っている物からして、おそらくこの敵の実力は相当なものだと踏んだ。

 左下から右上へ。致命傷を狙った隼の一撃は、音もなく躱される。僅かに着地した音が聞こえただけで、それ以外は静寂そのものだった。先ほどの銃声が、まるで無かったかのようだった。

 敵も踏み込む。だが、予想以上に素早かった。最初は見切って一瞬で畳みかけようとしたが、このままでは確実に殺される。

 隼は3年前にアメリカへ逃亡して以降、様々な場所で殺しを行い、戦闘能力を高めていった。中でもナイフを使った接近戦が非常に得意で、音を立てずに敵の懐へ潜りこんでから一発で仕留めるという技をいとも簡単にやってのけることから、仲間からはアサシンとも呼ばれ、恐れられていた。

 そんな隼が一撃で仕留められない敵は、見たことが無かった。

 敵は両腕をクロスさせながら音もなく近づき、それをまるで弧を描くように開く。完璧に躱したかと思っていたが、右腕を浅く切られていた。だが痛みは感じない。既に隼は、相手の攻撃を冷静に分析した後、打開策を導き出す。

 隼が不意に左に跳ぶ。それをあらかじめ知っていたような動きで、敵は同じように左に跳ぶ。敵は着地した瞬間、肩から着地して後ろに距離を取ろうとした隼を切り裂こうと前に跳び出した。だが、敵は前に引っ張られるように地面に伏した。


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