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静寂を打ち砕く銃声
非常階段を一気に駆け上り、15階に到達した隼は、息を殺して暗闇に染まった廊下を確認した。
黒ずくめの男が2人。奥にいる男の手には減音装置を取り付けたサブマシンガンを持っていた。特徴的な減音装置から、隼はすぐにイングラムM10だと見抜いた。そして手前の男は、両手にサバイバルナイフを持っていた。
距離は10メートルほどある。隼は右手に持つ拳銃のセーフティを外すと、静かに構えた。
スライドは引いてある。弾は薬室に装填され、照準を定めて引き金を引けば、小さな金属の塊が音速で標的を打ち砕く。
照門と照星を重ねる。狙いは奥の男の側頭部。少し遠いが、外す距離ではない。
そして、躊躇い無く引き金を引く。
パァン!という銃声が、静寂に満ちた病院内に響き渡った。
銃弾は見事、奥にいた男の側頭部を穿ち、死に至らしめた。
それを確認せず、隼は一気に手前の男を殺しに行く。ベレッタは捨て、今手に握られているのはタクティカルナイフだ。




