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胸騒ぎ
病院を出た、俺こと最上隼は、目の前にあるホテルに向かった。帰る家がない隼にとって、ここが唯一落ちつける場所だった。
金には不自由していない。とある事情で、銀行にはまだ3億近くの金がある。使っても使いきれないのが現状だった。
チェックインをすると、顔見知りになってしまった管理人と軽く挨拶を済ます。部屋に入ると、まずはシャワーを浴びてからジャージに着替え、ホテルにあるジムへと向かった。
まずはランニングマシンで30分ほど走ってから腹筋や腕立て伏せと言った筋トレを済ます。どちらも200回以上はやる。だが、疲れなどは感じない。それだけ隼の体は強靭に出来ていた。
その後はレストランで夕食、部屋に戻って就寝。
退屈はしなかった。自分の体を鍛え、あの少女の近くにいれさえすれば、問題ない。
いつも通り、また1日が過ぎていこうとした……そのはずだったが、何故か胸騒ぎがした。




