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名も無く果てなくスチャラカな200字

天罰【200字】

ビル街の袋小路、ナイフを片手に迫る殺人鬼に追いつめられ、彼女は叫んだ。

「この人殺し! おお神よ、この男に天罰を!」

「聞き飽きたぜ、そんなのは。

そもそも神様ってのもだらしがねえ。さあ神様よ。出てこいよ。やれるもんならやってみやがれ!」

そう口にするやいなや、男の上に死体が落下し頭に激突、殺人鬼は即死した。

あくる日。

自分の仕事の裏でそんな事件が起こっていたことを、「疫病神」と呼ばれる狙撃手は新聞で知った。

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― 新着の感想 ―
[一言] まさに疫病神。 こういった言葉の使い方が上手いと思います。 200文字で締めるのって本当に難しいと思いますが、ちゃんとオチを付けられるのはすごいですね。
[良い点] なるほど、狙撃手は殺人鬼にとっての「疫病神」になったのですか。 女性にとっては救いの「神」である狙撃手は、暗殺に手を染めている以上は「人殺し」でもある点に、一筋縄ではいかない運命の複雑さが…
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