lovely little candy
久々に書いた小説はなんかとってもすさまじくなった…
小さい頃から飴が、私の宝物だった…
いつでも、この小さな雨を食べていたら、いつの間にか手放せなくなっていた……
色んな味の飴は、私の口に入るといつも似たような味で、口内に記憶とともに広がっていった…
「お兄ちゃん」
「なんだ?」
「お兄ちゃんはこのまま、どこかに行っちゃうの?」
何故か、唐突にお兄ちゃんに質問したくなった…
「別に、どこかって訳じゃないぞ…」
「でも、この家を出ていくんでしょ?」
すると、悲しそうな顔してこう言うのだ…
「仕方ないんだ…本当に…
ごめんな…」
と小さな声で呟くのだ…
小さく小さく……
そこから記憶は最悪になって行き、だんだんと現実に戻されていった…
「お兄ちゃんがいけないのにね…
あははっ…あははっ…ははは
あはははっははははは…」
力なく倒れた人間を見てそう言った…
「ね、お兄ちゃん、私以外の奴と仲良くしちゃ嫌だよ?
私は永遠にお兄ちゃんの妹だもん」
冷たく冷えた瞳でお兄ちゃんを見るとまた、暴れだした…
「お兄ちゃん、うるさいよ
手首も傷つくから手錠ついてんだし暴れちゃだめ…」
また、静かな部屋に戻った…
「私、ずっとお兄ちゃんと一緒にいるから…」
何故か、涙が出てきた…
終
閲覧ありがとうございました。
妹は兄の恋人を殺しちゃいました
久々に書いた小説はなんだかすさまじくなりました…
すみません