第三話 招かれざる客
國皇謁見室は中宮の中央に位置し、客人用の入城門である花訪の門からは複雑に入り組んだ通路の奥にあった。
万が一攻城に遭った際に、政の中枢である花営所と皇族の住まいである奧宮防衛のための要素と共に、優美な庭園と美術史上高名な作家の絵画を多数飾った回廊によって、歴史ある国としての威容を各国使者に与えるための役割も持つためだ。
花営所各部署は独立した建物で機能しているが、それらを繋ぐ回廊もまた機密漏洩防止のため故意に入り組ませてある。
皇太子執務室から國皇謁見室への回廊を、主人の背に付き従いながら虎は内心でため息をついた。
午前の執務を終える少し前、突然の訪問客の知らせに午後の予定を全て変更しなければならなくなった。その中には主人の婚約者との公的な時間もあり、多忙を極める主人が誰憚ることなく婚約者と過ごせる数少ない時間ゆえ、それがなくなるのは虎も申し訳ない気持ちだ。
一番残念に思っているのは当人たちだろうが、目の前の主人にそんな気配はない。ただ、客人の身分を慮り最低限の礼節を示すため、眼帯を外した色違いの双眸が冷たい光を宿しているのはわかった。
(何をしに来たのやら、嫌な空気だ)
以前から悶着がある隣国からの厄介な客人。とはいえ、位高い人物ゆえに出迎える側の身分も問われる席で、主人の父親であり黄國國主の理道國皇は皇太子である主人を接待役に指名した。
事前連絡もない突然の訪問にわざわざ國主が出迎えて歓迎の意を示すことはないが、完全に無下にする訳でもない。
そんな意味を含ませた人選だが、軍の総大将でもある主人を遣わすことには思惑がある。
黄國は女皇の国と侮られるが、縦長の国土は隣接する国も多く、古代の昔から大小の戦争を経験してきた歴戦の軍を持つ。国民にも千年以上も国土と皇家を守り抜いた誇りと自負があった。
軍は皇家への忠誠心が高く、歴史も長い分経験豊かで人員の層も厚い。國主不在の間も軍が仮政権を執ることで、周辺国からの侵略を免れた。単純な戦闘力は人口の多い大国の方が高いが、黄國軍は経験値から近隣諸国も一目置く練度がある。
その軍の総司令として未成年で御大将に着いた第一皇子は当時、周辺国から嘲笑される存在だった。黄花・サディル家の一員として国内で公認されていなかったこともあるが、何より断絶直前の皇家の貴種男子だったからだ。
それを彼自身が功績を立てることによって覆してきた。
国境付近で起こる小競り合い鎮圧、軍内改革に海賊討伐、果ては精霊事の大事件の解決など枚挙にいとまがない。
実力は十二分に周辺国も理解し今では有事の仲裁を頼む国もある人物を、こうして接待に向かわせる意味は牽制以外にないだろう。
“下手なことをすれば国家間の問題と捉え、交渉の余地も与えない”
それが本来の意図だ。
あの狸めいた國皇ならそれくらいは平気でやる。
そして、普段なら父親の命令でも益がなければ一切取り合わない主人が、婚約者との時間を削ってまで承諾したということは、國皇の意を汲んだ上それに沿う姿勢だということだ。
(この場で何らかの折り合いがつけばいいが、……まあ、希望的観測か)
謁見室の扉を守る護衛官に、扉を開けるよう指示する主人の背を見て念を送る。
(穏便に、とは言いません。でも暴力だけはおやめ下さい)
こちらの熱い視線に気づいているだろうに完全無視で、主人は謁見室へと入って行った。
側近だろうと思われる黒髪の若い女と共に、広い謁見室で待っていたのは隣国の王太子であるレイズヴィジル・シルヴィア・ルイズだ。
初めて会ったが成程、貴種だというだけあり顔は整っていた。
貴種は総じて容姿端麗だ。少なくとも虎がまみえて来た貴種たちは皆、タイプは違えど美形が殆どだった。
黄國の統治者一族である黄花・サディル皇家は、美形が基本の貴種の中でも美貌の一族として真っ先に名前が上がる家のひとつだ。黄花・サディルに連なる亜種の血族たちにもその遺伝は色濃く表れ、傍系の亜種には美貌の人物たちも数多い。
自分たち亜種とは似て非なる人類。それが貴種だ。
天質と呼ばれる生まれ持った特殊な能力からしても亜種とは全く違う。それは意識生物として世界に存在する精霊への干渉能力を指すこともあるものだが、主人も彼の婚約者である海夜皇女も、その天質の突き抜けた才の持ち主だ。
そしてそれは、自分たちの前ににこやかに立つこの人物にも備わっている筈だった。
「やあ、やっとのお出ましか。待ちくたびれたよ。僕はシルヴィアスール王国王太子のレイズヴィジル・シルヴィア・ルイズだ。よろしく」
ゆるく波打つ朽葉色の髪に赤が斑らに入る深緑色の瞳。青が基調の服に左肩から斜めにかけた大綬は瞳の赤と同じ真紅だ。青サファイアのタイ留めにベルト飾りの宝石類と、煌びやかに着飾る辺りは虎の主人と違い華やかに装うことを好む王子のようだった。
目立つ身体的特徴といえば瞳ぐらいだが、女性的な細い眉は独特な雰囲気がある。
相対する相手が所定の位置に着く前に名乗りを上げる姿勢は礼を欠く態度だが、それはかの国の王室の方針か、王太子自身の資質ゆえか、どちらにしろ周囲には眉を顰める行為に写った。
「永遠に待たせておいてもよかったんだが」
ぼそりと呟き、主人は客人の前を素通りして一段高い位置に設えられた國皇謁見席を背に王太子と相対した。
「初めてお目にかかる。黄國皇太子、キアリズ・黄花・サディルだ」
冷淡に平坦に、無感情に王太子に視線を定め、主人は静かに名乗った。握手のためか手を差し出しかけた王太子のその手を、ちら、と一瞥するだけで取る素振りも見せない。
そんな態度に相手は肩を竦める。
「握手もなしか。相変わらず礼儀がなってないな、女系国は。ま、今更だから不問にするよ」
揶揄するように鼻で笑うふてぶてしい態度の客人に、主人は片眉を上げたがそれだけだった。相手にするのも馬鹿らしいようだ。
「−–––––––––それで? 何用があっての訪問か」
前置きもなく単刀直入に切り込んだ主人に、背後に控えながら虎は内心でひぇ、と肝を冷やす。
外交の場でもあるここで、主人がこんな直球を投げるのは珍しい。相当腹に据えかねているのだろうが、それでもいつもならもう少し相手の出方を窺う筈なのに。
相手もそんな態度に少々鼻白んだが、結論の方を急いだのか気を取り直して腕を組んだ。
「宴があるんだって?」
「だからなんだ」
「楽しそうだから、はるばる隣の国から遊びに来たんだ。明後日だっけ? もちろん、参加してもいいだろう? お隣さんだし」
「招待した覚えはない。お断りする」
すげなく切り捨てる主人の言葉など耳に届いていないのか、王太子は唇を歪めて笑った。
「招待状ならこれから入手するよ。ビアルーガ・イリンディも来るっていうし、久々に貴種王家の揃い踏みだ」
「あちらは同盟国だ。公務で来訪している。宴のために遊びに来た者とは違う」
「それを言うなら我が国は友好国だ。定期的な交流を持って友好を保つのは、王族として当然の責務だよ」
「“友好国”?」
引っかかる単語だ。
背後に控えて密かに眉を顰める虎と同様に、主人も強調して問い返し片眉を上げる。
“友好”と呼ぶにはだいぶ疑問の報せが、ここ数年シルヴィアスール国からはもたらされているからだ。
「年々増加する密入国者をどうにかしてから言え」
「それは担当違いだから僕にはなんとも。隣国に移住したいという民を止める権利は、王族といえどもないからね」
適度に場に沿いながら適度に牽制できる内容で指摘すると、王太子は大仰にため息をついて白々しくはぐらかす。
「密入国と移住を履き違える見識の持ち主が自国の王族では、絶望して国を捨てたくなる国民の気持ちもわかるな」
「無礼な……っ」
主人が淡々と鋭く切り返すと、王太子の背後に影のように控えていた側近の若い女が気色ばんだように身を乗り出した。
「やめておけ。仮にも貴種で皇族だ。お前じゃ無理だよ」
面白がるように唇を歪めて笑いながら、斑らの目は全く笑っていない王太子が鷹揚に側近を宥める。
余裕ある態度でこちらに顔を向けると、彼は主人にひらりと手を振り向けた。
「遊びに来たぐらいでそんなに目くじら立てるなよ。いいじゃないか、宴の出席者がひとり増えたって」
「宴だけが目的ならな」
「もちろん」
確信めいた主人の言葉に大きく頷き、王太子は一歩身を乗り出し主人の顔を覗き込んだ。
煽るような仕草だが、主人は顔色ひとつ変えずその目をなんの感情もなく見返している。
「そんなわけないだろ? 埒があかないからわざわざこの僕が来たんだ。ここは皇女が出迎えるのが正解だったね。僕は求婚者なんだから」
「勘違いも甚だしい」
「何が勘違い? 由緒正しい貴種王家の嫡男が何度も求婚して、こうして会いに来たっていうのに顔も見せないなんて。女系国らしい無礼さだ」
「求婚は全て断った。それを知らぬふりで図々しく乗り込んできたのはそちらの勝手だ。出迎えて貰えただけありがたく思え」
ばっさりと事実で切り捨てられ、明後日な文句を垂れ流していた王太子は一瞬言葉に詰まったようにムッとした。
小さく舌打ちしながらすぐに体勢を立て直し、襟を直すと誤魔化すように話を切り替える。
「こちらではこれから求婚シーズンだそうだね? 沢山の宴が開かれる。彼女がそれに出席するというなら、僕もこの国の風習に倣って求婚しようと思ってね」
「生憎、皇女には既に相手がいる」
「所詮は婚約程度だろう? 破棄すればいいじゃないか。結婚してたって離婚すればいいし。僕は彼女の選択の幅を広げてあげたいんだ」
まるきり話を聞かずに自分の思想で意見をぶち上げる王太子に、これが本当に一国の後継者なのかと疲れる思いで虎は主人の忍耐力の強さに拍手したくなる。
虎は気の長い方だが、これはさすがに耐え難い。
「選択した結果が現在だ。横から嘴を挟むのは略奪だと返答した筈だが」
「それも素敵だね。花嫁を略奪するなんて。愛の逃避行だ」
「…………密入国者が後を絶たないわけだな」
全く交差することのない平行線な会話に、どこまでも感情のない声で応答していた主人が冷たい目でため息をついた。
自分の言葉に陶酔するように笑っていた王太子は、主人の雰囲気が変わったことに少々表情を固くする。
「国の宝を略奪されて、黙っていると思うのか」
小さく金属音が響いた。
主人が右肩の片掛マントの中で、腰に佩いた長剣を撫でたのだ。武人であるならその意味もわかるところを、この王太子はそれら一切から遠のいた立場にいると聞いたことがある。
案の定、芝居がかかった大仰さで肩をすくめ、主人の鋭い視線を揶揄うように嗤った。
「おお、こわい。でも何ができるっていうんだ? 僕は王太子で、君も同じ立場だ。でも僕と違って君の場合は、皇女の伴侶としてその立場を認めて貰っているんだっけ? それじゃあ確かに、花嫁を奪われるのは困るか」
主人を怒らせたいのだろうが明後日な煽り方で煽りきれず、虎から見ると若干痛々しい。
王太子は昨年里道國皇が謀んだ話を言っているようだが、実際はその逆で、主人を後継者に据えたい國皇が皇女に協力して貰ったに過ぎない。
曲解しているところに悪意があるし、黄國の臣下しか知らない筈のことを知っているあたり、一体どんな情報網を持っているのやらと呆れる。
「自分の立場をわかっているじゃないか。国の看板を背負ってこの場に立っているという自覚は、自国に置いてきたようだが」
「僕の決定は国の決定だよ。どこに居ようと僕はシルヴィアスール国の王太子で、古き貴種王家の後継者だ。これ以上の自覚が要るか?」
「その崇高なる自覚と共に、この場が外交の場であるという認識を持て」
周囲の気温が下がったかと錯覚するほど、ヒヤリと冷たく重い声で主人は無感情に王太子を見た。
す、と片掛マントの中から右手を出し、しっかり長剣の柄を握る姿を見せて辛辣に言い放つ。
「––––––––私に与えられている権限は黄國軍の全軍指揮、並びに皇家の守護を全て受け持つというものだ。公式記録も残るこの謁見の間で、公然と皇女を略奪すると宣言することは、報復されても文句はないと言っているのと同義だが、そちらの国の決定であると受け止めて異議はないか。なければ皇女の手を引いてみるといい」
謁見室の隅で羽ペンを操り記録を細かく取っている書記官に軽く視線を投げると、書記官の男はしっかりと頷き隣に立つ護衛官も姿勢を正す。
見計らったような動きに横柄な態度を引っ込め、王太子はつまらなそうに口を尖らせた。
「…………あーあ、難しいことを言うなぁ。同じ立場同士、親睦を深めたくて遊びに来たんだ。意地の悪いことを言わずに仲良くしてくれ。お隣さんを気持ちよくもてなしてよ」
見事な手のひら返しに少々笑いそうになる。
同じ立場の主人と親睦を深めたいとは、ひと言もなかった来訪目的だ。
とりあえず場の空気を読むことはできるようだと胸を撫で下ろすと、主人も小さく息をつき態度を豹変させた王太子に感慨もなさそうに剣の柄から手を引いた。
「帰国されるまでそのように殊勝な態度で過ごされることだ。ではこれで失礼する。客人を部屋へ案内しろ」
控えの女官たちに指示すると、主人は王太子たちの脇を音もなくすり抜けた。
だが、すり抜けざまの聞こえよがしな暴言は、虎には聞き捨てならないものだった。
「……まったく。なってないな、女系国は」
「無礼にも程があります。来訪者などという、正体不明の亜種から生まれた出来損ないの貴種のくせに……!」
側近の女の高い声が耳に張り付いた。
その途端、主人ではなく虎が反射的にその首に勢いよく片手を掛けていた。
考えるより先に動いた体だったが、考えて出した結論であっても同じだっただろう。
「な、何をするっ! 無礼な……賓客の従者だぞ!」
王太子の抗議の声が聞こえたが、どうでもいい。
側近の女の細い首を締め上げている自分の手を、どうしても放す気になれない。苦痛に呻く歪んだ表情も見えたが、同情も湧かない。
それぐらい、彼女の暴言は許し難かった。
「……従者の身分で誰を愚弄したか、理解していないのか」
呆れたように息をつき、主人はオロオロと青ざめる王太子に確認の質問をしている。
「き、君のことなら本当のことじゃないか」
「違う。貴殿の従者は我が国の皇妃殿下を侮辱した」
淡々と側近の女の顔を見て視線を王太子に移すと、主人は女の首を締め上げるこちらの腕に軽く手を乗せた。
その行動は次の命令を待て、という意味だと理解し虎は手の力を抜くことなく王太子の顔を同じように眺めた。
突然の事態に困惑し、青ざめたまま冷や汗のようなものも見える。
口が達者な人物だと思ったが、口だけという話も聞く。だが情報通りなのは逆に珍しい。噂とは違う人物も世の中には多いのに。
「國皇陛下御自らの出迎えでなくて命拾いしたな。が、陛下の側近の耳を塞ぐことはできないだろう。従者の無礼は主人の責任だが……、どうする?」
平坦に無感情な声で確認する主人に、書記官を振り返り周囲の人間たちを見回し、味方のいない追い詰められた状況だと悟った王太子は悔しそうに力無く口を開いた。
一幕を閉じ、後にした謁見室から遠のくと主人はようやく言葉を口にした。
「……よくやった、虎」
普段通り平坦な声だったが労いの言葉をかけられるとは思わず、虎は拳を握りしめた。
「褒められることではありません。……ですが、謝罪する気もありません」
率直に言葉にすると、ふ、と苦笑するように主人は息をつく。
「それでいい。うるさい狐の首も押さえられたしな」
あの場ですぐに王太子から謝罪の言葉を引き出し、自分の行動に責任を持つと言質を取った。悔しそうに歯噛みする王太子たちを謁見室から追い出し、主人は公式の記録を取らせながらもその場の者たちには箝口令を布いた。
國皇には報告がいくが、皇妃の耳には入れない配慮だ。ささいな悪意でも皇妃の体調には影響する。
あの王太子たちにそれを理解させることは無理だが、皇妃にむやみに近づくことはない筈だ。
だが虎が言いたいのはそれだけではない。
「そのように平然となさらないでください。あの者らは皇妃殿下を侮辱したのと同時に、貴方のことも侮辱したのですよ?」
「亜種から産まれた貴種がおれしか存在しないことは事実だろう。その異様さに嫌悪を抱くのは仕方がない」
「皇子! そのお言葉は皇妃殿下や姫君を悲しませます!」
「そうかもな」
特に何の感情も見せず、いつも通りの主人に虎の方が居た堪れなくなる。
けれど主人はうるさそうに手をひらめかせて、軽く虎をいなすだけだ。
幼い頃から守り役としてそばに居た虎は、主人に浴びせられる謂れのない誹謗中傷が悔しくてならなかった。中には幼い子どもに聞かせられない言葉も多く、大人気ない周囲の人間に何度腹を立てたかしれない。
出会ったばかりの頃はまだ子供らしい表情や仕草があった主人だが、年々それも薄れ七つを迎える頃にはすっかり表情の削ぎ落とされた大人びた少年に変貌し、病床の皇妃にどのように報告すべきなのかと磋須木の両親が頭を抱えていたことを思い出す。
目に見えない刃に引き裂かれてきた幼い精神は無表情の鎧で守られ、今ではどう感じているのか推しはかることも難しい。
中傷に簡単に傷つくことはなくなっても、何も感じない筈はないのに。
大人になった今、面と向かって悪口を浴びせる者は減ったが、他国の人間ではそうもいかない。しかも相手は図々しさで有名な王家の人間だ。
「とりあえず、彼らが帰国するまで気を抜くな」
厳しく指示する無表情の横顔を背後から窺い、虎は何の慰めもできない自分に落胆し、視線をつま先に落とす。
「…………承知いたしました」
こういう時にこそ主人の婚約者の存在が必要なのだと痛感する。
とにかく二日後の招宴を無事に乗り切り、招かれざる客を穏便に帰国させることが第一だと自分に言い聞かせた。
けれど厄介な事件というものは、来る時を選ばないのだ。
お読みいただきありがとうございます♪
次回更新は11/27(水)の予定です。
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