番外編② あなた一筋
二章終了後の主人公二人のお話。
コトリと軽い音を立てて執務机に置かれた装飾小箱に目を落とす。
二人いる副将の内の一人と、軍事教練の視察予定を組んでいる場には不似合いな華やかさだ。
「同盟国のイリンディワナール王国からの献上品です。春季漁が解禁になったそうで、ご挨拶にいらした大臣から皇子に、と」
無言で箱を眺めるこちらの意を汲んで、箱を持ち込んだ側近が出所を明かすがそれが余計に怪しい。
「……イリンディワナール」
「………王家直轄の養殖場での採取だそうで」
「…………大臣から」
「……………お元気ですか、と」
こちらの反応を予想していたように重ねる側近の、長い髪を引っ張ってやろうかと考える。
イリンディワナール王国は古くから付き合いのある隣国の一つだ。隣国とはいっても陸続きではなく海を隔てた島国で、黄國と同じく貴種王家を戴く。
母系ではなく父系で系譜を繋いできた国で海に囲まれた独立性を維持しつつ、王家は常に外部から貴種女性を迎え入れている。
そういう国が寄越す機嫌取りには何の意味があるのか。
まだ公表前だというのに、精霊伝いに黄花・サディルの貴種皇女の存在を聞き知ったらしい貴種王家の国々は、早く顔を見せろと矢の催促だ。その関係か。
「純粋にご機嫌伺いかもしれませんよ」
革ファイルを受け取りながら、副将の熟年婦人が机上の小箱を見て肩を竦める。
毎年春から冬の始まりまで、国境付近の海域ではそれぞれの国の漁師たちが漁を行う。海に囲まれているイリンディワナール側は、要らぬ摩擦を避けるため漁解禁になると国の重役が黄國まで挨拶に来るのだ。
友好親善の贈り物は毎年贈られるが、個人の名指しは今までにない出来事だった。
「おれの機嫌を取る意味はないだろう」
「本気で仰ってますか?」
「個人的な便宜を図ってやる気など更々ない」
「殿下のお考えと周囲の思惑は合致しないのでしょう」
仕方なさそうに含み笑う副将に頷いて、側近の虎は小箱の蓋に指を掛ける。
「私はお断り致しました。皇子は賄賂は受け取りませんとも申し上げました。ですが、……押しきられました」
「おまえが押しに弱いだけだ」
神妙に結果を伝える様子に呆れて詰れば、気まずい顔で「仕方ないのです……」と口にする。
面倒に思いながら開けるよう示すと、虎は恭しく蓋を持ち上げた。
「……………………」
蝶番の微かな軋み音をさせて開いた箱の中身を見て、何とも言えない気分になる。もしかしたら舌打ちしたかもしれない。
桜の花を模ったサンゴの宝石細工が、窓からの陽光に濡れたように艶やかに光る。それを見ながら虎はこちらの顔を伺った。
それもその筈だ。
これは自分が婚約者へ贈るために、イリンディワナールの宝石細工工房に注文して作らせた一点物。宝石サンゴの髪飾りだったからだ。
「そういえばイリンディワナール国の特産品の一つに宝石サンゴがありましたね。それを使った宝石細工技術も彼の国の専売」
副将の思い出すような言葉に虎が「よくご存知で」と相槌を打つのを密かに睨む。
「王家直轄という事は御用サンゴですか。これは貴重な物ですねぇ」
感心したように惚れ惚れと眺めるのは、副将もやはり女性だという事か。
赤珊瑚と桃色珊瑚を中心に色を組み合わせ、花びらの繊細な膨らみも表現する技術は、宝石細工にうるさい人間も納得するものだという。どうせならより良い物で身を飾らせてやろうと、国外ではあるが腕の確かな工房で作らせた。
真珠や他の宝石を散りばめてあるのは細工師の感性なのだろうが、宝石サンゴで桜の髪飾りを、というこちらの注文を忠実に叶えてはある。
だが問題は、なぜそれをイリンディワナールの大臣が賄賂として持ち込んできたのかという事だ。正規のルートでは納品までに三ヶ月以上かかると言われていた。それが注文からまだ一ヶ月も経たない。
「…………虎」
「重ねて申し上げますが、私はお断り致しました」
側近を見ると心なしか目が泳いでいる。間違いなく中身が何かを知っていた反応だ。
普段なら知らせず処分しただろう。しかしこの中身とイリンディワナールという、切っても切れない国が絡んだ事情で仕方がなかったらしい。
面倒な、と腕を組み椅子に深く凭れる様子に副将が首を傾げた。
「女性用の髪飾りという事は、皇妃殿下への贈り物でしょうか?」
「皇妃にやるならそれでもいいな」
「皇子、御名が刻まれておりますのでそれはおやめください」
「……余計な……」
虎の言葉に裏返してみれば、確かに贈る相手の名がイリンディワナール語で刻まれている。
「……知らせた記憶はないが」
「………陛下が大はしゃぎでビアルーガ・イリンディ王家に姫君のお名前をお伝えしていた事は、父から聞いております……」
「クソ親父が」
「皇子、心の声が」
更なる余計を聞いて、今度ははっきりと自覚できる舌打ちが出た。それも盛大に。
「……という事は、これは殿下のご要望の品ですか」
刻まれた名をまじまじ見て、副将が意を得たりと手を打ち鳴らす。
否定も肯定もしっくりしないが、作らせた事は確かだ。だがこんな形で相手に渡すには政治色が強すぎる。
「ある意味違う。だからこれは処分しろ」
「まぁっ、なんて事を仰いますっ」
「過程がどうあれ、姫君のために皇子がご用意した物に違いないではありませんか」
「過程が大事だと説いたのはおまえだろう」
「それは皇子が宝石店を丸ごと購入しようとなさるからです!」
「………っ何たる暴挙!」
両側から大袈裟な小言が降って鬱陶しい。
皇族の身分ではこれまでのような自由は得にくくなる。だから皇宮の外に出る口実を用意してやろうとすれば、周囲からは重いと詰られる。贈り物の返礼なのだから、負担をかけてどうするのかと。
ならば負担にならない程度の物を、と選べば思わぬ横槍が入る。
「政治利用されたと知れば嫌な思いをさせるだろう。避けられぬ立場とはいえ、まだ先でいい」
憮然と零すと虎には苦笑ともつかぬため息を吐かれ、副将は「あら、まぁ……」と若干驚いたような声を漏らしている。
何がおかしいと目を遣れば、虎は一通の封書を差し出してきた。
「そう仰るだろうと大臣からお手紙をお預かりしました」
封蝋の紋章を確認しうんざりする。
開いた紙片にざっと目を通し、うんざりした心持ちのまま机上に放り投げると虎がそれを拾い上げた。
「………“個人的な配慮だから気にするな。祝いの品だ。そもそも御用サンゴ使用者のリストは毎月王家に上がるんだから、バレないと思う方がどうかしてるだろう? 可愛い嫁さん、さっさと紹介しろ”」
読み上げられた文章に副将が遠慮なく吹き出した。
「そういえばビアルーガ・イリンディ王家は殿下が暫くお世話になった家門だと、善道公爵閣下より伺った事がございます」
「子どもの頃に一年ほど留学させて頂いていましたね。王家の方々にはそれは可愛がって頂いて」
「…………おまえにはあれが可愛がっていたように見えたのか」
貴種として貴種を学ぶために貴種の中で生活し、貴種王家の在り方も学ぶ。
そんな名目で同盟国であり、古い貴種王家の一つであるビアルーガ・イリンディ家に送り出されたのは七つの時だった。
体のいい厄介払いだろうと当時は思ったものだが、放り出された先で得た人脈は現在まで途切れる事なく、むしろ裾野を広げる役には立っている。
却ってそれが面倒ごとを運んで来たりするのは迷惑だが。今のように。
「当時の王子方が分け隔てなく兄弟のように接してくださって、虎は心から安堵した記憶があります」
懐かしそうに話す側近の声に、おもちゃの間違いだろうと考える。
現在は即位し国王となった兄と、大臣として友好親善の使者を買って出ている弟は、十歳以上も歳の離れたこちらを揶揄い倒しては遊んでいた。当時の記憶を思い出すと鬱陶しい以外の何者でもない感情が浮かぶ。
……祖父の屋敷で腫れ物扱いだった事に比べれば、人間らしい感性に触れる事はできたかもしれないが。
「だからと横から口を挟まれるのは迷惑だ」
「お祝いをなさりたいと仰ってくださっているのですよ。殿下があまりにも皇女殿下を隠されるので」
「隠してなどいない」
「おや、ご自覚がないと?」
「………………」
副将の揶揄うような言葉に無言で目を眇めるが、年の功が盾の婦人は揺るがない。
「隠されれば隠されるほど人は暴きたくなるものです。皇女殿下のお立場では否応なく人の目を引くのですから、それが不本意な形にならぬよう殿下がお心を砕かれるのもわかります。ですがあまり過ぎると束縛とも取られかねませんよ」
…………束縛。
つい先日、件の婚約者から他の女と天秤にかけているような誤解を受けた身としては、遥か彼方にある概念のような気がしてならない。
果たして彼女がそんな風に受け取る日が来るのかどうか。
「………あれを縛り付けておけるものなら苦労はない」
油断すれば風に乗ってふわふわ飛んで行く花びら女を、どう縛っておけというのか。
「ですからこうして贈り物をご用意されたのでしょう? 隣国のご好意もお伝えすれば、皇女殿下もお喜びになるでしょうに」
好意。
……ずいぶん丸く言い換えたものだ。
「老婆心から申し上げますと、婚約者が自分の事を考えて用意された物を疎ましく思う女性はおりませんよ。これほどの逸品ならば尚更」
「姫君なら何でも喜ばれるでしょうが、これは確かに素晴らしい物です。さぞあの方にお似合いでしょう」
副将の言葉に乗る虎は、自分の妻と姉にしっかり言い含められてきているに違いない。
ビアルーガ・イリンディとの繋がりがある皇女ならば、国内の反発勢力もおいそれと手を出そうとはしないだろう。一途に仕えるあの侍女たちならそこまで考えるか……いや、あの二人の場合単に海夜の身を飾りたいだけか。
後ろ立てが現皇家というだけでは、いくら血筋正しい旧皇家の出身であっても心許ない。かといって国内勢力は多岐に分裂し、今や皇家以前に貴種に二心を抱く輩も存在する。貴種皇女としての視点で近づく者には注意が必要だ。
ならばいっそ、国外の貴種勢力にツテを作っておくのも一つの手か。
艶やかに光る髪飾りに目を落とし、あちらの国王兄弟の含みのある笑顔が頭に浮かんで眉間に力が入るが仕方がない。
自分の感情よりも優先すべき事がある。
「––––––––わかった。これは受け取る」
深く息をつき出した結論に、説得していた二人は安堵したように胸を撫で下ろした。
「ようございました」
「良いご決断です。大臣には私からお礼申し上げておきます」
「礼状なら自分で書く」
言い切ったところで扉にノック音が響く。軽く細い音。筋肉のある軍部の人間や、無骨な男の手による音ではない。
扉を開けた虎の顔が外の人物にぱっと輝くのを見て、こいつ計ったなと悟る。
「皇子、姫君がお見えです」
「………おまえは………」
海夜への返礼とした品がイリンディワナールからの献上品として手元にやってきた難題を、どう解決するか悩んで出した結論か。
主人が受け取りを拒否するだろうと予想し、説得に失敗した時の保険として海夜本人に選ばせるつもりだったのだろう。
「虎さんに呼ばれて来たのだけど……、お仕事中?」
室内を覗くようにした姿にため息が出る。ひどい貧血を起こして倒れたばかりだというのに、身支度しているのを見ると休んではいなかったようだ。
「顔を見て先ずため息はひどいわ」
「青白い顔をして出歩いているからだ」
「散歩をしていたの。動いても大丈夫って、美津里さんに許可貰ったから。あのまま寝てたら背中に根っこが生えちゃうわ」
言いながら笑顔で扉をくぐった海夜はこちらの傍らに立つ副将に目を留めた。共に入室した薔珠大尉がその存在に敬礼をして、「お久しぶりです」と挨拶するのを不思議そうに眺める。
「軍の方?」
「副将の蕾雯・綴国中将だ。二人いる副将のうちの一人だが、彼女は前御大将だった善道公の代から副将を務めている」
簡単に紹介すると音を立てて踵を揃え、綴国中将は軍式の最敬礼を取った。
「お初にお目もじ仕ります、蕾雯・綴国と申します。皇女殿下のご尊顔を拝する光栄を賜り、恐悦至極に存じます」
失われた直系貴種への思慕というものは、ある者の中には強烈に残っていると聞くがそれが貴種女性ともなれば尚更なのか。
皇族にもずけずけと意見を言う図太い神経の持ち主が、今は瞳を輝かせ頬を紅潮させて全身で歓喜を表している。
「平尾海夜と申します。こちらこそ、お会いできて光栄です」
ふわりとガウンのスカートを摘んで見本のような宮廷式礼を取る海夜に、副将はやに下がった。
「あらあら、まぁまぁ! このようにお綺麗でお可愛らしくて可憐な黄花・サディルの姫君にお会いできる日が来るなんて! 嬉しいですねぇ」
親戚のババァか、と肘掛けに頬杖をつき呆れた目を向ける。
「殿下が人目に晒したがらない理由もよぉくわかりました。これは心配になりますね」
「綴国中将、自身の仕事が終わったなら退出して構わないが」
余計な事を口走る副将に鋭く突っ込むと、彼女は恨めしそうにしながら革ファイルを小脇に挟み直した。
「承知いたしました。真風追少将より先にご紹介頂けた事には満足しておきましょう。それでは皇女殿下、御前失礼させていただきます」
再敬礼を取って執務室を出ていく副将を笑顔で見送り、海夜は小首を傾げている。
「普通のご婦人に見えるのに、軍の方なのね。不思議」
「おまえの認知の方が不思議だが。あれのどこが普通だ?」
「人の良い部分を見て下さろうとするところ?」
「……………」
軍の諜報機関の長官を長年務めた副将をそんな風に捉える感覚も変わっている。
…………いや、海夜は常にそうだった。人のポジティブな面を自然に見つめる目を持っている。そうして公正公平な態度を取る。
それは貴種や黄花・サディル家とは関係のない、彼女自身の美徳だろう。
「ところでどうしてわたしは呼ばれたの?」
背後に立つ虎とこちらを交互に見て首を傾げている。同じ湖の館内とはいえ、執務中に海夜を呼んだ事はないのだから当然の疑問だ。
小さく咳払いする側近を軽く睨んで息をつく。
「とりあえず座れ」
青白い顔と血の気のない指先が気になり、長椅子を示すと薔珠の誘導で座る。やはりまだ本調子ではないらしい。
小箱を持って立ち上がり、不思議そうな海夜の手に静かに置く。困惑気味に目を瞬いている海夜に「開けてみろ」と促すと、素直に箱を開いて彼女は感嘆の声を上げた。
「きれい……、桜の髪飾りね」
美しい物を目にした感動で表情も瞳も輝き、箱の中に魅入っている。だがすぐに疑問に思ったのか、大きく首を傾げた。
「これは?」
「同盟国であるイリンディワナール王国からの献上品だ。おまえに」
「わたしに? どうして?」
「友好の証とやらだ。それ自体を作らせたのはおれだが、横取りされた」
「………横取り?」
思いもしない言葉だったのだろう。
大きく瞬いて箱に視線を落とし、考えるように首を傾げている。
「時計の返礼に準備していた物だが、まさか隣国の王家が横槍を入れるとは思わなかった。そこの金髪頭が押しに弱いばかりに」
「繰り返し申し上げますが、私はお断り申し上げたのですよ」
「一度で引き下がると思うのか。三度断って、漸く振り向いたところを張り倒さなければ聞き入れない一族だぞ」
「そのような事、私にできる筈がないでしょう……」
呻く虎だが、場合によってはそれを実行するのがこの側近だ。だから今回は手を抜いたとしか思えない。
「返礼に国が絡むのは不愉快だろうが仕方ない。受け取っておけばおまえの利益になる事もある。これの代わりは別に用意するから、もう少し待っていろ」
考え込んだままの海夜にそう弁明して顔を覗いて若干驚いた。
青白かった顔に赤みが戻っている。赤みというより薔薇色と呼べる頬色に染まって、きらきらと黄金の虹彩が光る琥珀の瞳がこちらを射抜いた。
「………時計のお返し? じゃあ、元は武尊がわたしの為に用意してくれたの?」
「……まぁ、そうだが……」
期待のこもった眼差しに内心驚きながらも肯定すれば、更に頬を染めて顔を輝かせる。
これは……………喜んでいる、……のか?
「着けてみてもいい?」
元々着けていた髪飾りを外しながら確認する海夜に、国同士のしがらみ的な考えは一切なさそうだ。
ぱちん、と弾けるような留め具の音を聞いて目を上げると、柔らかく波打つ亜麻色の髪に宝石サンゴの艶やかな桜がよく映えていた。
「よくお似合いです、姫君。髪色に薄紅色が美しいですよ」
「本当に。とてもお綺麗です。皇子が桜に拘っただけありますね」
側近たちの褒め言葉に照れながら、海夜はこちらに笑顔で振り向いた。
「どう?」
沢山の褒め言葉を貰っても、自分からの言葉が何より嬉しいのだと以前に言っていた事を思い出し、ああそうかと納得する。
………これは、紛う事なく喜んでいる。
「––––––––そうだな、よく似合っている」
嘘偽りなく本心で頷けば、返るのは光が零れるような笑顔だ。
「ありがとう、本当に嬉しい。大事にするわ。一生宝物にする」
全身で喜びを表わす海夜に大袈裟だな、と絆された苦笑が浮かぶ。
「くださったお国の方にもお礼を申し上げなきゃ。武尊が気に掛けてくれて、そうしてこれを作って下さったんだもの。感動しちゃった」
その言葉を聞けばいいように捉えたらしいが、もうそれでいいと降参のような心境になる。
結局背景をどれだけ危ぶんでも海夜にとっての基準は武尊で、思惑や策略は彼女の思考外にあり、真っ直ぐぶれずに新鮮な驚きと共にこの胸に飛び込んでくるのだ。
疑心暗鬼の世界に生きてきた自分には、縁がないと思っていた絶対的な何か。
それは奇妙な。
掴みどころなく掴みやすい。
軽やかな花びらでありながら、艶やかな華であるもの。
誰からも逃げる花びらが、この手元では咲き誇る大輪になるらしい。
おかしな話だ。
贈り物をしたのは自分だというのに、むしろこちらが手放せない贈り物を貰った満足感を得てしまった。
言った通りじゃないですか、としたり顔の虎の顔を見るともなしに眺めて、こんなに喜ぶなら次はやはり宝石店を贈るのがいいのだろうと、海夜の笑顔に心を決めて彼女の髪に手を伸ばした。
お読みいただきありがとうございます♪
ブックマーク等大変嬉しいです。励みになります!
三章開始は5月下旬予定です。
お読みいただけると嬉しいです♪
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