番外編・バレンタインの贈り物
一章から二章の間の話。
海夜の兄、和夜と皇子のお話です。
兄視点。
※改稿ついでにタイトルも変更しました。
“ 眠っているのを邪魔したくないから、暫く連絡しない“
「––––––––って海夜に言ったんだって?」
武尊が執務に使う部屋の長椅子に寝そべって、出会い頭にそう言ってやる。
揶揄うように、口元にゆるんだ笑みを浮かべて。
虎を伴って入室しようとしていた武尊は、こちらの気配など気づいていたのだろう。
把手に手を掛けたまま、目を眇めて無感情に言葉を投げてくる。
「何の用だ、和夜」
寝そべるこちらに目もくれず素通りすると、手にしていた書類を執務机に置いている。
相変わらず可愛くない。
内心で毒づいて長椅子に座り直す。
「久しぶり、元気だった? とか言えないのか」
「そんなものは見ればわかる」
しかも久しぶりでも何でもないだろう、と武尊が言う通り、前回この黄國に来たのはほんの一週間前だ。妹には黙っているが。
「虎、こいつは構わなくていい。さっさと資料を集めてこい」
侍女を呼び、茶の手配をしようとしていた腹心の部下に、武尊は憮然と命じている。
「虎さん、オレ用が済んだらすぐ帰るんで、お気になさらず」
笑顔で軽く手を振ると白金髪の背の高い青年は、主人の顔を確認し一礼して仕事に戻っていった。笑顔のまま見送るこちらを胡乱に眺めて、武尊は「すぐに帰るなら、わざわざ顔を見せなくてもいい」と更に可愛くないことを言っている。
「用があるって言っただろうが」
「おまえの用事は大抵くだらない」
すっぱりと言い捨てられて、腹が立つより仕方がない、と若干理解もする。
少し前、妹との婚約が整ったコイツに婚前交渉について苦言と忠告をした。それが機嫌を損ねたらしい。
妹の身を案じた兄としての当然の忠告だと思うのだが、育ちがいいというのは色々厄介だ。
自分だって妹の相手が普通に日本人だったなら、そんなヘンテコな気遣いはしない。だが相手が日本人ではない上、普通ではないのだからしょうがないだろう。
親戚とはいえ異世界の人間で、庶民であるならまだしも皇族。しかも皇位継承者だ。こちらの感覚でいう、“普通”の要素が見当たらない。
唯一の救いは庶民としても生きていけるよう教育されたとかで、価値観や感覚に平尾家と大きなズレが(今のところ)ないことだ。
だが、いかんせん立ち位置が皇位継承者という特殊さ。結婚は早ければ早いほど良い、結婚が決まったなら早く次代を、と次から次に求められるのは目に見えている。
その上コイツの妹への執着は、幼い頃からの粘着ぶりが証明しているのだ。
恋愛音痴な海夜にいまいちその辺が伝わっていないのがざまぁみろだが、周囲の人間が観察していれば一目瞭然なその囲いっぷりに、家族として危機感を募らせるのは当然だろう。
あのぼんやりした両親ですら、結婚を口にした海夜に反対の姿勢を見せた。
ぼんくら父はともかく、母が微妙な顔をしたのは、武尊が海夜の記憶へ干渉した結果に、納得していなかったからだ。
だから自由恋愛大歓迎とかいう両親であっても、異世界へ嫁ぐなんて一大事をそう簡単に許す筈ないとたかを括っていた。……なのに、最終的には許してしまったのだ。
……それはたぶん、海夜自身の覚悟と武尊のあまりの無欲ぶりに絆されたからに違いない。
ならば家の中で唯一、現実主義者である自分が口を出さなければならない。家族としての責任感でハイレベルな出歯亀をかましたわけだが、武尊の立場からすれば余計なお世話だと思うのは当然だ。
武尊の立場も考えそうなことも、重々承知で出歯亀をしたのだから、こいつの苛立ちくらいは受け止めてやらなければ。
自分の考えに頷いていると、鬱陶しそうにため息をつき、執務椅子に深く身体を預けながら武尊はこちらを見た。
「それで、何なんだ」
くだらない、と切り捨てておきながら放ってはおけないらしい。
結局いい奴、と不憫になりながら組んだ足の上に頬杖をついて、武尊の顔を眺め返す。
「二月って日数少ないから忙しいんだよな、学生も社会人も。なのにイベント事は多いわけ」
「何の話だ」
日本国民的な悩みを打ち明けてもわからないのは当たり前だ。
コイツは異世界人。
「祝日も多いのに、年度末近いからオレのバイト先の事務所も休日返上だぜ? 勘弁してくれよ」
愚痴るように続けると質問するのも馬鹿らしいと思ったのか、武尊は黙って書類に目を通し始めた。
まあ無視されても耳がついてんなら聞こえてるだろ、と構わず続ける。
「受験迫ってんのに高三の学年末テストとか、受験とか。海夜は受験やめるっつって、担任と学校と親の間で色々大変なんだわ」
「それが主題ならすぐに帰る用事だと言えるおまえはおかしい」
ひと息に鋭く詰られて、やっぱ聞いてんじゃん、と顔を見ると、不穏な空気をまとった目で武尊がこちらを睨んでいた。
「あ? それが主題じゃねえよ。受験やめんの決めたのは海夜自身だから、アイツが何とかしないとだめだろ。正直こっちでお妃やる方がずっと面倒なのに、今からそんな小せえことで動揺してどうすんだ? いちいちお前が助けんの? オレの妹そんな馬鹿そうに見える?」
いや頼りないのは確かだが。
でもここぞという時に踏ん張る胆力はある。
畳み掛けるこちらなど気にもせず、武尊は無表情のまま一つ頷いた。
「馬鹿ではないが世間知らずだ。食い物になる前に助ける」
「ああそうかよ」
当然だと、権力者らしからぬ発言をする武尊に、何を言っても無駄だと悟る。
結局、何とかは盲目という類か。いや、自覚しているらしいから妹限定に馬鹿なんだろう。
溺れる、という系の単語が浮かんで鳥肌が立つ。
(思考がコイツに引きずられる……)
寒ぅ、と肩を縮めて、本題に入ろうと持って来た箱を執務机に置いてやる。
片眉を上げてそれを眺め、無言でこちらを見返す武尊に「ハッピーバレンタイーン」と白々言うと、不審そうに眉を顰められた。
「こっちは海夜からな。こっちはうちの母親から」
箱の中からリボンのかけられた小さな箱と、紐でまとめられた手紙の束と包みを取り出して、再度目の前に置いてやる。
「……これは?」
「二月はイベント多いの。その内の一つ。大事な人に愛を込めて贈り物どうぞってやつ。日本じゃ菓子屋の策略で女子から男子にチョコやる、ってのが定番」
ちなみにオレも貰ったから。お前だけじゃないから、と釘を刺しておく。
「…………海夜はおまえがここに来ていることを、知らないだろう」
「気づいてるに決まってんだろ。黙って受け入れてる妹に感謝しろ」
自分がここに来て何やらやっているらしいとは、海夜も気づいている。それを黙っていることにも何も言ってこない。
界渡りは妹より自分の方が向いた資質だから仕方ないが、それでも高校卒業までこっちに来るな、と言った兄が、こうして頻繁に黄國を訪れている事実には思うこともある筈だ。
自分だって来たくて来ているわけじゃない。
武尊と両親からの要請がそれぞれ一致した為に仕方なく訪れているだけで、なるべくこの国と関わりたくないのが本音だ。
「……海夜はわかるが。和海さんが何故?」
わかるんか。
内心つっこむが、幼稚なので口には出さないでおく。
「“義理”っつってな。良好な人間関係を維持する為の潤滑油だ」
「ああ、なるほど……」
納得するように深く頷いて、束ねられた手紙を手にする武尊は一瞬指を止めた。
「………“平尾夜花”」
「ばあちゃんから十年分のお前への手紙」
差出人の名前を確認して呟いた声には、特に感情も色もなくいつも通り平坦だった。
「新年改まると毎年書いてたのを、うちの母親が保管してたんだと。渡せるかどうかもわかんねぇのに、マメな人だよまったく」
手紙の束を眺めたまま黙り込む武尊は、考えるまでもなく複雑な心境なのだろう。
遺伝子上の母親の妹であり、婚約者の祖母。正真正銘の、黄花・サディル皇家の内情をよく知っていた唯一の人物。
絡まった糸はきれいに解けないまでも、何とか今日まで途切れることなく続いてきた。
その糸の先に自分たちが立っていることを意識しながら、祖母の手紙を指し示す。
「誰も読んだことねえから。どうすんのかはお前が決めろ」
読むも読まないも自由。
これはもう平尾家に残された祖母の形見ではなく、武尊に遺された唯一の財産だ。おそらくコイツを助ける為の。
無言で小さく頷く武尊は、隣りの母からの包みを見て首を傾げた。正方形の薄平たいそれは、中身を想像しにくい。
自分もそれが何かは聞かされていなかった。だから武尊が開く包みの中身を見て、思わず驚きでブッフォと吹き出した。
「っ……っなん……っ!!」
武尊が手に取ったそれは、陶器製の写真立てだった。シンプルな白に天使とハートの象りと、金色の装飾染付けだけは高級感がある。その上オルゴール付き。このやぼったいダサさ。
まさに自分たちの母親が選びそうで、更に極め付けが。
「………“二人の小さい頃の写真がピッタリだったから、武尊くんに贈ります。癒されてね”」
同封の手紙を無感情に読み上げて写真立ての中身を見て、武尊が無言になる。
………そりゃそうだろう。
写真は自分たち兄妹の幼い頃のものだ。三、四歳頃の海夜が眠っている姿と、起こすなと指を口に当ててカメラ目線の五、六歳の自分が写った。この頃のぷぅ、ぷぅ、という何の不安もなさそうな妹の寝息を覚えている。
そんな思い出に浸ることもできる懐かしい写真だが、いかんせん。
(婚約者の子供の頃の写真貰って何が嬉しい……、おまけにその兄も一緒に写ってる意味分かんねえ写真にどう感想つけろってんだ!!)
盛大にズレた母親の笑顔が浮かんで、大声の抗議を内心で上げる。嫌な汗と訳のわからない羞恥が胃の辺りにせり上がる。
………とりあえず回収しよう。こんな物がここにあると考えるだけで寒気がする。
けれど取り上げようとした手が止まったのは、武尊が小さく笑ったからだった。
「……ふっ、………和海さんらしいな」
呆れたような、諦めたような。
けれどネガティブではないその表情に、こっちもつい絆される。
が。
「待て待て待てって。それお前の手元に置くのおかしいだろ」
「なぜ」
「え、疑問に思うのもおかしくね?」
即座に返った質問に首を傾げながらもう一度手を伸ばすと、避けるようにさっと武尊が写真立てを手に取った。
「よく撮れていると思うが」
「じいちゃんの趣味の、そりゃあいい一眼で撮った一枚だからな……じゃねえ、中身入れ替えて持ってくるから寄越せ」
「別にこのままでいい」
「よくねぇ」
「気に入ったからよく見える場所に飾る」
「嫌がらせか、おい」
取り上げようと試みるが、軽く避けられて失敗に終わるのが心底頭に来る。
「……っ遊んでんなっ、コラァっ」
「初めて会った海夜がこれぐらいの歳だった」
不意を突くように呟かれた言葉に、ぐうと詰まる。
懐かしむような様子もないのに言葉が刺さるのは、初めて会った幼い海夜を忘れられなかったコイツが、不憫だと思うからだ。同じくらい幼かった筈なのに、コイツは一度も忘れたことはなかったらしい。
(記憶力良すぎるのも問題だよな……)
母が心を壊しかけながら妹の行方を探し歩いたが故に、本来ならそのままこの国に留まる縁だった妹を、無理やり手元に取り戻した。
その罪滅ぼしのようなものか。
母が贈った写真は確かに、日本に戻った直後の海夜と、しばらく妹のそばを離れられなくなった自分の姿を写したものだった。
それをここに置いておく居た堪れなさ。それに情けなさと居心地の悪さに葛藤して頭を抱えるが、仕方がないと深く息をつく。
「………もういいから、人目につく場所に置くな」
見たくなくて写真立てをパタリと伏せる。
シスコンではないのにシスコンだと言われているようで、居心地が悪すぎるのがこの時期の写真だ。
苦笑気味に「わかった」と頷く武尊を小突きたくなるが、馬鹿らしくなってやめた。
「海夜のはたぶんチョコレートだろ。お前食えんのか心配してたし」
海夜からの、リボンのかかった箱を少々眺めている武尊にそう言ってやると、彼は微妙に眉を寄せる。
これは、甘いものは食べないクチか。
ざまぁと思いながら、武尊が開けた箱を覗き込んで今度はこっちが眉を寄せた。
「えぇ……」
(チョコじゃないのかよ)
残念なため息が漏れて武尊に冷たく一瞥される。
しゃら、と擦れるような金属音をさせて持ち上げられたそれが、金色に鈍く光った。
手の中に収まるサイズで丸く、十二時位置の竜頭から細い鎖が下がる。上蓋の中央は丸く穴が開き、中の構造が半分見えるようになっていた。
「………時計?」
「懐中時計かよ」
レトロだな。
妹の趣味というより、武尊の雰囲気に合わせたのか。何といってもこの男はファンタジー世界の皇族だし。
ふーん、と眺めていると、武尊は何気なく竜頭のボタンを押して上蓋を開いた。
軽い金属音をさせて六時方向に開いた蓋の中身はシンプルだ。二本の針は少々デザイン的だが、文字盤はすっきり白く十字の数字部分にのみダイヤらしき石が埋め込まれているのが見える。
どんな意味があるのか知らないが、この忙しい男に時計とは。
「少しは休めっていう嫌味じゃないか?」
「………時間を気にして執務を行なうことはないからな」
「不健康」
一言指摘してやるが、何となく時計を眺めていて気づいた。
「……ん? これダブルフェイスじゃん? こっちが日本の時間で」
別々の場所の時刻を一つの時計で確認できるダブルフェイス機能は、国を跨ぐ仕事をする者には便利な機能だ。
この懐中時計にも、秒針だと思っていた六時部分の小さなフェイスに、よく見ると針が二本存在している。
自分の持つスマートフォンの表示時間を確認すると同じ時刻。やはり日本時間を示しているようだ。
そうして思い出す。
「……お前、暫く連絡しないって……」
「言ったな。深夜に連絡してしまうことが続いたから」
あっさり頷かれて脱力した。
黄國と日本は異世界だ。時差のようなものがあるのはわかっていた。正確な時差がわからないものだから、二人とも出たとこ勝負だったようだ。
結果、深夜に眠っている海夜を起こすのが偲びなくなった武尊が、極論を言ったらしい。
「………日本時間を気にしてれば、時間内で仕事終わらせようとするだろって意味か」
海夜を気に掛ければ、自分自身の体や一緒に仕事をしている者たちのことも気遣うようになるだろう。
一石二鳥だ。
妹ながらやるな、と感心した時ふと武尊が苦笑した。
「…………これを機に中宮の勤務形態を見直してみるか」
パチンと音をさせて時計の蓋を閉じ、顔を上げた時にはもういつもの無表情に戻っている。
だが心境に変化があったのはその一言でわかった。
(ふぅん?)
時計に込められたメッセージは読み取れるのに、大事な人間への気遣いは一周回っておかしな具合に現れる。
不器用なのだろうが、それを妹の素直さと明るさがカバーするらしい。
この時計を贈った背景なんて、おそらく海夜的には“働きすぎ”ぐらいのものだろう。その一言に包含する様々な意味を、無意識に訴えている所が妹の末恐ろしさだ。
現にこの時計一つで武尊の思考と行動が変化した。周囲の人間にはいい作用になる。
「まあ、虎さんが休めればそれに越したことはないんじゃね。家庭がある人の働き方じゃねえだろ、あれ。しかも共働き。眞苑さん一人で子供見てんの? 家庭崩壊まっしぐらじゃん」
「そういうものか」
ちょうど資料を手に資料室の室内階段を降りて来た側近に確認する武尊は、本気で家庭というものの在り方を知らないのだろう。
皇族という特殊さもあるが、家庭教育という言葉自体を知らない。親から子へ、自然と受け継がれる知恵のようなものを、思い描くこともない環境だった筈だ。
突然水を向けられて、困惑気味に虎は笑顔を作り「うちは普通だと思いますが……。子供は磋須木の実家が面倒見ていますし」と呑気なことを言っている。
「眞苑さんって母親日本人っすよね? じゃあ感覚は日本人女性に近いんじゃね? 子供の誕生日は休めって言われたことないですか?」
「…………っ! 毎年言われております……」
ほら見ろやっぱり。
「危機感持った方がいいっすよ」
特殊な環境の皇宮という場所は普通の感覚も忘れさせるのか。
衝撃を受けた虎に揶揄うように笑ってやると、途端に青ざめる。
「…………早い内に勤務形態の修正案を作って議題に上げてやるから、情けない顔をするな。それから今日は定時で上がっていい」
「……! 皇子……っ」
「鬱陶しい。気色悪い。さっさと仕事にかかれ」
喜色を顔に表した虎へ、不穏に目を眇めて罵詈雑言。遠慮がないにも程がある。
それでも虎は上機嫌で自分の机に向かうと、束ねられた書類の整理に取り掛かっている。
(まあ、いい部下に恵まれているから、コイツが落ちぶれずに済んでるんだよな)
「虎さん大事にしろよ。そんじゃ、オレは用が済んだから帰る」
「これを届けにきただけか」
「そう、そんだけ」
じゃあな、と踵を返しかけた背に意外な言葉がかかったのはその時だ。
「礼を言う」
(?? …………空耳? か……?)
幻聴かと思わず空中を何度も仰ぐ。
「二人にも礼を伝えてくれ。いずれ返礼もするが」
続けられる言葉に驚きすぎて、油が切れかけた機械のようなぎこちなさで振り返る。
無表情に無感情にどこまでも平坦な声だが、確かに武尊の声だ。紛れもなく武尊から出た言葉だというのに、意外すぎて思考が固まる。
(え、コイツちゃんとお礼言える人間だったのか)
心の声が顔に出たようだが、実際は「お、おぅ……」とポンコツな答えしかできずにその場を去るしかない。
不憫な人生を送るしかなかった、また従兄弟。
自分たちが家族を取り戻した反面、ずっと孤独の中に身を置いていた。それが自分たち一家の消えない罪悪感となっていたが、意外と彼は彼なりに、真っ直ぐ生きていたのかもしれない。
率直な礼を伝える姿に、少し安心したような、胸のつかえが一部取れたような心持ちになりながら、あんな写真を持たせた母にどんな仕返しをしてやろうかと考えるのだった。
お読みいただきありがとうございます♪
この話のために時計の構造を調べて勉強しましたが、ダブルフェイスの懐中時計が存在するのか確認できませんでした……。もう時間もないし、ファンタジーだし大目に見てもらおうという魂胆ですごめんなさい。
因みに皇子が海夜からプレゼントされたのはデミハンタータイプの時計です。忙しい人向け、という事だったので(半分開いた穴から大体の時間が読める構造らしい)。
詳しい方がいらしたら「ファンタジーだからね」で済ませていただけると嬉しい。
ブックマーク等大変嬉しいです。励みになります!
ありがとうございます。




