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【三章連載中!】花びら姫の恋  作者: 師走 瑠璃
一章 番外編
39/91

キャベツ畑のその向こう

婚約した日の夜のお話。

メインよりラブ多めです。

口より先に手が出るタイプの男子が苦手な人にはダメかも。

お好きな人には溜飲が下がると嬉しい。



 どたばたした婚約劇が繰り広げられた日の夜更け、部屋を訪ねると出迎えてくれた武尊は、快く迎え入れるということは当然なかった––––––。




 「……怒ってる?」


 見下ろされるつむじの辺りに怒気を感じて、上目遣いに何度も瞬く。


 「こんな夜中に一人で、おまけに部屋着で男の部屋に来るな。姿を見られたら、困るのはおまえだぞ」

 「でも、武尊の部屋よ?」

 「なお問題だろう。それに自覚の問題だ。未婚で、皇族。皇宮の中のことは守秘義務があるとはいえ、皇宮外に漏れないだけで、皇宮内では噂になる」


 気持ちを伝えて、午後には國皇承認の元で婚約までした仲だから、もう普通に接しても大丈夫だと思った。

 でもよく考えたら武尊は渋々受け入れてくれただけで、気持ちが通じたとしても一方的なものだったと思い直す。

 そう考えたら、こんな風に突然予告もなく部屋を訪れるのはマナー違反だとも気づく。

 明日早朝には兄の手ほどきで日本へ帰る。

 そう思ったら居ても立っても居られなくて、つい武尊の顔を見にきてしまった。

 けれど、何て常識外れなことをしているのか。


 「……ごめんなさい。明日早くに日本に帰るし、武尊も忙しいだろうから、夜の内にお別れを済ませた方がいいだろうと思ったの」


 自分なりに気を回しても、空回りして上手くいかないことはよくある。不器用なのだと自覚して反省しても、最善をどうしても掴むことができない。

 それを人からはズレている、と評されるのだが、武尊としてはそのズレに苛立つ時があるのだろう。


 「心配せずとも、どんなに早い時間であっても見送りには行く。だから、夜中に一人で部屋に来るな」

 「……わかったわ。迷惑掛けてごめんなさい」

 「ちがう。迷惑だとかの問題じゃない。理性の問題だ」

 「? 理性?」

 「………………何でもない」


 普段耳にしない言葉に首を傾げると、武尊は無表情に目を逸らした。

 どちらにしろ、迷惑には違いない。


 「とりあえず座っていろ」


 私室の応接室の長椅子を示し、奥から茶器のセットを取り出してきた。

 お茶を淹れてくれるらしい。

 もてなす気があったのかと意外に感じる。

 今までの態度を考えれば、早々に追い出されると思っていたのに。


 「そういえば、武尊はお料理もできるんだものね……」

 「育ての祖父がそういう教育方針だっただけだ。皇族としてだけでなく、一人の人間として生きていけるようにと。身の回りのことは一通りできる」

 「日本にいた時に作ってくれたわよね。あれ、美味しかった。黄國のお料理なんでしょ?」


 仏頂面で包丁を握り、フライパンを振っていた姿を思い出す。


 「庶民の料理だから日本も黄國もない。適当に具材を入れて、適当に味付けをしただけだ。和夜も三影も、天降も役に立たないならおれがやるしかないだろう」

 「あの時お母さん出掛けてたんだっけ。わたしは左手、怪我しちゃってたし」


 あの頃のことを、こんな風に笑って話せるなんて不思議だ。

 目の前にいい香りのするお茶を置かれて武尊を見ると、彼はもの思うようにその湯気の立つカップに目を落としていた。


 「………傷は」


 何を気にしていたのか、その一言でわかって苦笑する。


 「とっくに治ってるわ。何年経ってると思ってるの?」


 皇家の鈴、おうを着けていた左手を、天馬の放った斬撃が深く切り裂いた時は、もしかしたらもう動かなくなるかもしれない、と診断された。

 けれど、貴種であるという身体的強靭さが守った。

 黙り込んだ武尊の淹れてくれたお茶を手に取って、気にしなくていいのにと考える。

 あの時の怪我なら、本当に全て治っている。

 腕以外にも細かい傷は沢山負ったし、天馬自身の攻撃によって貫かれた胸の傷は、星のような形の傷跡になっているだけだ。

 そもそも怪我をしたのは海夜だけではないのだし、そんなに気にされるのも申し訳ない。

 全てが綺麗さっぱり治ったと言ってあげられないのは心苦しいけれど、武尊が気にし続ける程のものでもないのだから。

 だからそれはきちんと言葉にしておく。


 「傷跡になってるものもあるけど、武尊が気にしなくてもいいのよ。見える場所でもないし」

 「見たい」


 ?


 「え?」


 即座に返ってきた言葉に、間抜けに首を傾げることしかできない。


 「見たいと言った。傷跡がどれ程のものか」


 言いながら立ち上がり、こちらに手を伸ばす武尊を、反射的に避けてしまう。


 「…………なぜ逃げる」

 「だ、だって……」

 

 不可解だという風に眉根を寄せる武尊は、今は眼帯をしていない。

 

 (素顔は緊張するのよ、だってその破壊力!)


 内心で悲鳴のように喚く。

 まさか傷痕を見たいと言われるとは思わなくて、ただ逃げるしかない。


 (傷跡を見せるということは、ふ、ふ、服を脱がなければならなくて……。いくら婚約していても、素肌を晒す心の準備は、全くできていないのよ……!)


 こんな時に限って、着け外しに苦労する肩の脱臼用の固定具を着けていない。もう寝るだけだからと、外して身軽に出歩いてきてしまった。ものすごく後悔している。

 逃げたことに若干気を悪くしたのか、武尊は何度も捕まえようと手を伸ばしてくる。

 その度に頑張って逃げる。でもまだ追って来る。しつこい。

 昼間まで逃げ回られていた仇でも取ろうというのか目が異様に真剣で、絶対に捕まりたくないと思った。

 が、裾の長い部屋着が足に絡まって、転びそうになった所であっさりと捕まった。

 

 (ぎゃぁぁぁあ……っ!)


 上品とは程遠い悲鳴が内心で上がり、冷や汗が出てくる。

 捕まったらまずい、という危機感が本気で逃げ腰にさせたので酸欠状態だ。

 おまけに“傷跡”という単語が頭の中を占めているものだから、さらに酸素が足りない。


 「……何をそんなに本気で逃げてるんだ? 腕の傷跡を見せろと言っただけだろう」


 心底呆れたようにぼやき、転びかけた腰を武尊に支えられる。

 肩の脱臼に気遣いながら左腕を取った武尊は、真っ赤になったこちらの顔に気付いたようだった。


 「……熱でもあるのか」

 「ちが……っ! う、腕ね、そう、腕の傷の話、してたんだものねっ!!」


 そうだった。

 胸に傷跡があることを知っているのは、家族と幼馴染二人だけだ。

 あの直後に帰国した武尊が、跡が残ったと危惧する傷は左腕ぐらいだろう。早とちりして一人で恥ずかしがっていたと気づいて、更に恥ずかしくなる。逃げたい。

 ジタバタと暴れて、腰を支えてくれている武尊の腕の中から逃げようとするのに叶わないのは、彼が腕を緩めてくれないからだ。

 逃がそうとしてくれない。

 暴れる海夜を冷静に観察していた武尊は、何に思い至ったのか悟る口調で口を開いた。


 「……そういえば」


 静かに頭上に落とされた声は、ゾッとするような色を孕んでいた。

 おそるおそる顔を上げれば、感情の窺えない左右色違いの瞳がこちらをじっと見ている。


 「……跡が残るような傷は、腕だけじゃなかったな」


 (気づかれた。

 気づかれた………!!)


 絶望するような心持ちになって青ざめる。

 語るに落ちたことに気づかないまま急いで目を逸らすが、それで誤魔化される相手ではない。

 

 「それを見せるつもりが、あったということか?」


 (ちがうちがうちがうっ。

 それができないから逃げてただけで!)


 呼吸困難になりそうで言葉にできなくて、目が回りそうな勢いで頭を振る。

 武尊はそれを、都合よく見なかったことにしたのかこちらの耳の後ろを緩く撫でた。ぞわりと背筋を這うくすぐったいような感覚に肩を竦めると、そのまま頬を包まれ顎を捕まえられる。

 固定されて目を逸らせない。


 「随分慌てていたからそういうことかと思ったんだが、残念だな」


 武尊の肩越しの窓に、晩秋の澄んだ夜空を彩る満点の星空が見えて、こんな時だというのに見惚れる。

 いや、たぶん見惚れているのは星空じゃない。こんな神秘的な左右異色の瞳が目の前にあって、見惚れないわけがない。

 状況も忘れてその瞳に魅入ってしまう。

 綺麗だわ、と思いながら。


 「……武尊の目は、両目とも色合いの違う緑色が混ざっているのね……」

 「日本でも同じことを言っていたな。おまえは金色と橙色が混ざっているのに」


 苦笑するように言うのは、ここまでじっくり瞳を見てくる人間が周りにいないからだろう。

 琥珀色の瞳に明るい緑色が混ざっているのは知っていたけれど、変色した黒い瞳にも緑が混ざっているとは思わなかった。暗緑色とでもいうような深い緑色が、虹彩の中にゆらめいて見えてとんでもなく神秘的だ。


 「––––––すごく綺麗」


 呟いた途端、唇を奪われた。

 ただ触れるだけの口づけだったのが、何度も啄ばまれている内に、結局情熱的に吸われる。

 もっと欲しくて躊躇いがちに薄く唇を開くと、遠慮なく舌を絡められた。浮かされて支配するような熱が巡り、濡れた音が耳に届いて思考を奪われる。胸にときめきの星が瞬き、体の奥で切なさが疼いて広がる。脳髄が灼けるようだ。

 キスひとつでこんな気分にさせるなんて、どれだけ手馴れているのだろう。海夜は初心者だと知っているのだから、手加減してほしい。

 渋々受け入れた婚約者の筈なのに、海夜に拒否する意思が見えなければあっさりこんなことをするなんて、男の人は勝手だと思う。

 けれど結局彼の本音がどこにあっても、海夜自身に拒否する気がないからこんなことになっているのだし、自分が救いようのない馬鹿だということもちゃんとわかっている。


 だって武尊に求められることは、やっぱり嬉しい。

 だから、ほんのちょっぴり胸にちくんと刺さる棘は、見て見ぬふりをする。

 頬に添えられていた彼の手が、滑るように首筋を這っていくのを感じて肩が小さく跳ねた。長い髪を退けられて、首筋に軽く口づけを受けたことに内心で悲鳴が上がる。

 その時、部屋着の合わせのボタンが半分ほど外されていることに気づいた。

 驚き両肩を竦めて息を詰める。


 (いつの間に!!)


 「ま……っ!! これは、ちょっと……っ!」

 「傷跡を見るだけだ」


 (いけしゃあしゃあと!)


 表情も変えずにしれっと取ってつけたような理由を言われても。

 真っ赤になって逃げようとする海夜をその場に押さえつけて、武尊は海夜の部屋着の合わせを勢いよく開いた。

 寝巻の為、胸元の緩い薄い下着を着けているだけなので、かなり慌てる。これはさすがに武尊が強引すぎる。


 「ひ……ひどい。非常識……っ!!」


 泣きべそをかいて寝巻を元に戻そうとする海夜の両手を押さえつけ、武尊は海夜の左胸の辺りを凝視していた。

 左胸寄りの中央あたりに、星形に皮膚の引き攣れた傷跡があるのをしっかり目にした筈だ。

 ケロイドとまではいかなくても、はっきり傷跡だとわかる皮膚の変色がある。だから夏は胸元の開いた服も水着も着ないし、幼馴染たち以外には傷跡があることすら知られていない。

 怪我をした直接の場面を知っているとはいえ、嫁入り前に、嫁入り相手に真っ先に暴かれるとは思わなかった。


 (…………いや、これは知られる相手としては正解……?

 ………んん? よくわからない。

 とりあえず、泣きたい……)


 殆ど泣きながらがっくり項垂れると、武尊が押さえつけていた手を緩めた。

 ほっとして急いで合わせを直そうとした所を、それより先に武尊の手がその傷跡を包むように触れてくる。


 「……っ、ほ、た……っ!」


 緊張していた身体に武尊の掌の温度は熱いくらいで、そこから溶けてしまいそうになる。


 (……っこれは傷跡に触ってるだけ、胸を触ってるわけじゃないのよ、落ち着け落ち着け……)


 念仏のように心の中で唱えて、一通り(?)落ち着いてから顔を上げると、彼は相変わらず無表情だった。

 ……無表情だけれど、瞳の中で感情の色がゆらゆらと揺れている。

 ––––––どんな感情だろう?

 たぶん、突き詰めて考えてはいけないのだと思う。


 だってあの時、皆死力を尽くして天馬を退けようとしてくれたのに、海夜は、天馬も武尊も兄のことも、全部ひっくるめて考えてしまった。

 武尊に、天馬を手にかけさせたくなかった。もちろんその逆も。

 そうしたら考えるより先に体が動いて、この胸には傷跡が残る結果になったのだ。

 ……こういうことは、結果が全てだ。

 それまでの皆の努力を、海夜が無駄にした結果。

 だからこの傷跡は、当然のものとして受け止めている。


 「––––––見られちゃった」


 えへ、と笑うと、武尊は無表情のまま目を上げて海夜の顔を見た。


 「少しずつ薄くなっていくから大丈夫だよって、お医者さまには言われているの。完全に消えることはないけれど、いずれ殆どわからなくなるって」


 皮膚の変色は、新陳代謝によって限りなく薄くなると診断を受けている。

 皮膚が裂けた跡は引き攣れとして残るけれど、大きな傷ではないから目立たないとも。


 「大したことのない跡だって、わかったでしょう?」


 軽く笑うと、武尊は無言で身を屈めた。

 そうして傷跡に唇を落とす。

 大したことのない傷跡。けれど、大きな意味のある傷跡。

 皇家を背負っていく貴種として、黄花・サディルとして自覚する為の、この上ない烙印だ。

 二度と同じ過ちを繰り返さない為に。

 新たな天馬を生み出さない為に。

 武尊の目に触れて、心新たに決意し直した時、傷痕の上を生温かいものが這った。


 (…………ん?)

  

 首を傾げそうになり、武尊が傷跡を舐めたからなのだと気づいた。傷跡だけなら、何か意味があるのだろうと納得もいく。

 けれど武尊の舌先は、傷痕などない右胸の稜線を滑るようになぞって、膨らみの頂きを目指そうとする。


 「っっっ!! なっ、何するの……っ!!」


 慌てて合わせを掻き合わせて、彼の手の中から飛び退って逃げ出す。

 すると武尊は無感動に告げた。


 「目の前にあったから」

 「…………何言ってるの………」


 当たり前だと言わんばかりに悪びれず言うものだから、呆れて毒気を抜かれる。

 

 「目の前に胸があれば、誰でも構わないって言っているように聞こえるわ」


 ここに来たばかりの頃にも同じようなやりとりをした気がする。

 あの時は、なんて軽い人なんだろうと思ってそのいい加減さに腹も立ったけれど、今は違う意味で腹が立つ。

 婚約者を目の前にして、人を選ばない趣旨の発言はやめてほしい。

 やめてほしかったのに。


 「まぁ、そうだな」

 

 (はあぁっっ!!?)


 厳しく険しく寄ったこちらの眉根を見て、武尊は首を傾げて腕を組んだ。


 「夜中に一人で男の部屋に来る意味が、少しはわかったんじゃないか」


 意地悪そうに口の端を上げて言うのは、揶揄っているのもあるが、懲罰的な意味も含まれているらしい。


 「ほ、武尊の部屋だから来たのに……っ」

 「当然だろう。これが別の男なら、おまえのような無防備な女が無事に済むわけがない」

 「そんなわけないじゃない……」


 男の人が皆、下心だけで生きているわけがないのに何てことを言うのだろう。

 幼馴染の貴一きいちだって兄だって、夏場にどれだけ女の子が薄着をしていても、目を奪われている気配もないのに。……多分。

 だが武尊は逆に、こちらの答えに眉を寄せた。


 「自分が結婚できる年齢の女だという自覚はないのか」

 「あるに決まってるでしょう。だからあなたにプロポーズしたのに」

 「………おれが色々初めての相手だと言っていたが、よく今までそれで済んだな」

 「い、今まさに色々しておいて、よくそんなことが言えるわねっ?」

 「ちょっと揶揄っただけだろう」

 「“ちょっと”っ!?」


 認識の違いが何となく浮き彫りになってきた会話に、武尊は本気で疑問に思ったらしく首をひねった。


 「………疑問なんだが。なぜ結婚したいんだ?」


 (今さら!?)


 口元が引き攣るのを感じながら、俯いて言い淀む。


 「い、一緒にいたいのって、昼間もあんなに言ったのに、伝わってないの? また最初から伝えなきゃいけないの?」


 部屋着のスカートを指先でいじりながら俯いていると、「それは十分伝わっている」と余裕綽々の声で答えが返る。

 何だかちょっと悔しいものを感じるのだけど。


 「………そうではなく」


 すぐ傍で声がして顔を上げると、武尊は物凄く珍しく、戸惑ったような表情を浮かべて顔を覗き込んでいた。


 「結婚の意味を理解しているのかと訊いているんだが」

 「い、意味……??」


 間近に武尊の顔を見て、動揺しているのを悟られないように何となく目を逸らすと、彼は軽く息をついた。


 「おまえ、子どもの作り方、知っているか?」


 そうして吐き出された、質問するのも馬鹿らしいという態度がダダ漏れの言葉に、衝撃を受けて口を開けることしかできなかった––––––。




お読みいただきありがとうございます♪


一章完結前に書き上げていた番外編だったので、主人公達の性格づけが若干あやふやでした。

なので、一章改稿と共に手直ししてあります。


ブックマーク等大変嬉しいです。

ありがとうございます!

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