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薬剤師になろう!  作者: やくまる
第2章 「はやく服薬指導がしたい!」
5/7

はじめての店舗の勤務がんばろう!

ようやく序章を終わらせることができました。ここまで読んでくださった方々、本当にありがとうございます。


ようやく本編になります。

入社式を無事に終え、配属先が決まった日和は、

マナー講習などの座学新人研修を終え、配属になる店舗が決まり、今日はその最初の日を迎えることとなったのでした。

第5話 「はじめてのお店」


「おはようございます!田中日和と申します。」

「これからご迷惑おかけしてしまうかもしれませんが、よろしくお願いします!」



新人らしく、明るい、最初の挨拶であった。

始業時間の少し前に日和の教育担当と会う約束であったのだ。



「おはようございます。私が貴女の教育担当になった2年目の渡辺よしみと言います。よろしくね。」

渡辺さんの印象はおっとりしている人だな、という印象だった。


ちなみに、日和の会社では新人の教育担当は1~2年上の上司が行うことになっている。

新人は歳の近い先輩から仕事を学び、早い段階で上司になる訓練を積む、というシステムになっている。


歳が近い上司に近い距離感で教えてもらえるというのは、やはり魅力的であった。それは、日和がこの会社を選んだ理由の1つでもあった。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



挨拶がひと通り済むと、日和は朝の準備の説明を受けた。

電気やエアコンをつけ、パソコンの電源を入れ、洗った機械の部品の取り付けや掃除の手順である。


このあたりは実習とあまり大差ないので、メモを取りつつ進めていく。


「それじゃあ、まだ最初だし今日は簡単なことからね。」

「はい、何をしたらいいでしょうか。」

「今日はヒートの調剤をお願いね。棚番の書かれた紙が冷蔵庫の横にあるから、それでとって頂戴。分包はやらなくていいから。」

「わかりました!頑張ります!」


今日一日の日和の仕事は調剤となった。

それからしばらくして、調剤補助の島田陽子(しまだようこ)さんと管理薬剤師の小山月代(こやまつくよ)さんが始業時間ギリギリになって到着した。


聞くところによると、彼女たちは2人ともママさんなので、送り迎えで時間がどうしてもかかってしまうため、このようになるらしい。


帰りも早いので、終了時間間際には人数が減ってしまうらしい。しばらくはどちらかが1人残ってくれるが、いずれは2人とも早上がりになる予定だ。


やや不安になりながらも、こうして、日和の初日の業務がはじまるのであった。



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



「お疲れさまでした!」

「おつかれさまです〜」

「おつかれ〜」


や、やっと終わった…


今日残ってくれた島田さんはお子さんのお迎えのために、挨拶を終えるとすぐに帰ってしまった。

日和は実習の時にわずかに薬の商品名をほとんど忘れているので、かなり時間がかかってしまっていた。


「まあ、はじめはこんなものだから気にしないでね。」

「はい、すみませんでした…」


渡辺さんは優しくフォローしてくれたが、日和は出鼻を挫かれた気持ちになりながら、荷物をまとめる。結構ミスしたなぁ…


「そうそう、明日からの課題のファイル渡しておくね。」

「あ、処方せん読んでくるやつですね」

「模擬指導ね。読むだけじゃなくて、注意点とか確認することも考えてきてね。」


この会社のOJTの一環として行なっている課題の1つで、個人情報を消した実際の処方せんを読みながら、服薬指導のポイントを教育担当とおさらいするのである。

これを行うことで「現場での感覚」をあらかじめ新人に伝えることで、6月中旬ごろからはじまる服薬指導の業務がいいものになるような狙いがある。

そして渡辺にとっては去年に彼女の教育担当から教わったことを伝える訓練になるのである。



「そういえば、どうして6月中旬にならないと服薬指導できないんでしたっけ?」

「薬剤師名簿に新人みんなが登録されるのがそのあたりだからよ。」

「なるほど、そういえば法規の授業でやった気もします。」


そんなやりとりを渡辺としつつ、日和は課題を受け取るのであった。



「明日は最初だし、1件だけやりましょうか。」



「はい、よろしくお願いします!」

あとがき


次回、第1回模擬指導です。


課題パート

物語パート

解説パート


の3部構成にしようかと思っています。

別画面で開いて、画面遷移しつつやって頂けたらいいかなと思います


よければ、日和と一緒に課題をやってみてくださいね♪

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