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傭兵達の下剋上  作者: 羽賀唯人
2章 第一次紀州征伐
26/35

22、北近江の若梟(義理と人情の板挟み)

「どうする……?」

「織田が我々の盟友である朝倉を攻めたとあれば……」

「織田め!盟を破るなど笑止千万!織田との盟約を反故にして織田を攻めるべきだ!」

「しかし、織田との盟約を破ったとあれば、我々は織田の多くの兵に攻められまする!」

「だが、先に盟約を破ったのはあちらであろう!」

「そうじゃ!」


荒れる近江国、小谷城。

それもそのはず。盟友だった織田信長が、突如反旗を翻して朝倉家を攻めたのだった。

朝倉は浅井の盟友。それを攻めるのはやめろと言ったが、信長は攻めてしまったのである。


そして、その荒れた小谷城の評定の間に浅井家前当主の浅井久政(あざいひさまさ)が入って来た。

「どうした?」

「久政様!織田信長が我らとの盟約を破り、朝倉を攻めて来ました!」

「なんだと?それはいけないことだな。今すぐ我らは朝倉に味方し……」

「父上は黙っていてくだされ!!」

「長政!?」

「父上は、すでに隠居の身……。我が父なれど、なんの権力もないものがこの評定の間に入ってくるな!」

「……そうかそうか。わかったぞ。この老体、先に引きさがろう。だが、織田に味方しておると、敵が増えていく一方だ。今にわかることよ。織田はもうすぐ絶えるであろう」

「早く、出て言ってくだされ!」

「ふむ。わかった」


当主、浅井長政(あざいながまさ)の一喝で、久政は去って行った。

そして、その当主の一挙手一投足に家臣は注目している。



どれだけの時が経っただろうか。家臣はそれぞれ自分自身の意見を交換し、安養寺氏種(あんようじうじたね)が筆頭の織田派と、磯野員昌(いそのかずまさ)が筆頭の朝倉派が口論から喧嘩に発展しようとした、その時。


長政は意を決したように立ち上がった。


「今、この時より、我らが敵は朝倉よ!義兄上に従い、朝倉を征伐する!」


対朝倉の兵を起こすことを決断した。

歴史は変わったかに見えた。

しかし、ここにいるものは何一つ知らない。


浅井久政の野心と、それに共鳴する家臣たちとの結束力を。


なんにせよ、歴史に『if』はないのだ。

多少の齟齬はあろうと。

なんかよく分からないけど浅井の話になっちゃた……。と言うことで、そろそろ終わらせようと思います……!

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