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傭兵達の下剋上  作者: 羽賀唯人
2章 第一次紀州征伐
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閑話 重朝さんのお嫁さん(夫婦仲:良好)

『お前には、紀伊に行ってほしい』

兄上にそう言われた時、疑問に思いました。


私の兄の頼綱が率いる姉小路家は、同盟関係を内ヶ島様以外に結ぶことはほとんどありません。

そのため、このことを言われて最初は、何の事か分かりませんでした。

ですが、武家に生まれた身としては婚姻同盟は当たり前のこと。

仕方なく、紀伊国に向かいました。


鉄砲傭兵の雑賀衆がいる紀伊国。そこで、彼と出会いました。


彼の名前は鈴木重朝。


彼の第一印象は最悪。

顔は良かったのですが、酒臭く、腰に瓢箪を下げ、見るからに軟派な男だということがよぉ〜く分かりました。あと、話し方も気持ち悪かったです。


少し、話を聞かれたのでさすがに答えなくてはならない。そう思って素っ気なく答えました。


最初の頃は、顔を見るのも正直、嫌でした。

酒臭く、顔がいいだけの男なんて……。まあ、話し方は何とか慣れさせましたけどね。


ですが彼が『作戦だ』、そう言っていなくなった時に私の中のとある気持ちに気がつきました。


彼がいなくなって一日目。


いなくなって「ああ、せいせいした」そう思っていました。

しかし、彼がいつも帰ってくる時間を過ぎると、妙に落ち着かない。

次の日も。また次の日も。

この時、私はやっと気がつきました。

私は、彼が帰ってくるのを待っていたのだと。そして、私は彼に恋をしてしまったのだと。


結婚した後に恋をする。

少し、思っていたのと違っていましたが、私は飛騨と紀伊の架け橋になれたのでしょうか。


そして、作戦の一部で戦場に行ったと思う、愛しき人を待つ。

笑顔で迎えるために。


『お帰りなさい』

そう伝えるために。

あれ?なんか変な感じになったぞ?


まあ、涼ちゃんは一途でチョロイ、チョロインってことで。

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