13、本命:啄木鳥戦法(対抗:竹中半兵衛)
あれから3日、相手はこちらの出方を見ているのか、挑発はして来たが、戦闘を開始しようとは思わなかった。さらに、滝川一益名義の降伏勧告状が届いた。まあ、完全に無視したが。
砦はすでに完成し、作戦実行の部分まで入った。
「湊、そっちは大丈夫か?」
「ああ。つーか、お前こそ眠くねーのか?」
「ん?俺?……正直言って座ったら寝ちまうよ」
「相当大変な状況じゃねーか。少し休め。お前の作戦は熟知したからな。お前ほどじゃないが、多分作戦実行まで行けるぞ?」
「ん、頼むわ。あとこれ、今使える兵糧と鉄砲、そして戦ってくれる兵士の数」
「ありがとな。……ふむふむ、兵糧はおよそ5000、鉄砲は3000、兵士は6000って多いな!兵士」
「なんか、”よく知らない奴にここを治めさせるわけにはいかない!”ってことで、色々な人が参加してくれたよ」
「兵糧が足りないけどな……」
「大丈夫!兵糧なしで戦いを終わらせようと思うから」
「それって食わせねぇってことか?」
「いや?んなこと一言も言ってねぇぞ?」
「じゃ、どういうこと?」
「1日で終わらせる。さらに策を思いついた」
「お、おう。話してみ?」
「臥龍の逆鱗に触れてみようかと思う」
「へ?今、なんて言った?」
「だから、臥龍さんの逆鱗に触れてみようと思うって」
「……、どうやるの?つか、できるの?」
「ああ。山本君の策を使うよ」
「誰だよ」
使うのは、山本勘助君の啄木鳥戦法。
少しの兵力で本体を叩いて挟み撃ち。挟み撃ちにすると、こっちは強いからなぁ。後ろから連撃するだけで勝てるからなぁ。
さて、相手の策の裏の裏をかく策は順調順調!
「あ、そういえば湊!トモさんから手紙帰って来たよ〜」
「おぉ、トモさんは熊野三山に行ってるんだっけ?」
「あぁ。そこの神主がやってる水軍が強いんだよな」
「現在の神主は堀内氏善だな。てか、俺に言ってくれればよかったのに」
「なんで?」
「堀内さんは俺の遠戚だよ。つーか、俺と氏善は仲良いからすぐに手ェ貸してくれたと思うぜ?」
「……」
「どーした?三崎?」
「それを早く言え!!!」
「あ、ごめん」
「まあ、いいや」
「で、次は?」
「んー。さらに、逃げた本体の隙をついて本陣に火計を仕掛けるかなぁ」
「おー、いいね」
「そして十面埋伏陣を仕掛けたところに向かって突撃!」
「……、大丈夫か?その策」
「多分」
「適当だなおい」
「仕方ない仕方ない!」
「まあ、いいか」
さて、臥龍はこっちの思惑通りに進んでくれますかね?




