表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
傭兵達の下剋上  作者: 羽賀唯人
2章 第一次紀州征伐
14/35

11、釣り野伏せという作戦(対抗:十面埋伏陣)

重秀がいなくなってから数日が経ったこの日、俺たちは織田への対策に追われていた。


「織田は、滝川一益(たきがわかずます)を総大将に木下秀吉(きのしたひでよし)竹中重治(たけなかしげはる)金森長近(かなもりながちか)佐久間信盛(さくまのぶもり)など多くの兵がこちらに向かっております!その数、10000を超えるかと!」

「へ?10000!?」

「はい!先鋒部隊3000程、本隊7000程です!」

「織田は何で雑賀にここまで本気になってんだ!?竹中重治とか本気にならねぇとださねぇだろ!?」

「木下が誇る竹中……、確か、その智謀は蜀の諸葛孔明になぞらえられて今世の孔明と呼ばれ、信長ですら攻め切れなかった稲葉山城を数人で制圧した、あいつか」

「ああ。その竹中で間違い無いだろう。しかも美濃侵攻した織田を十面(じゅうめん)埋伏陣(まいふくじん)と言う作戦でむしろ包囲したんだっけ」

「確か、そうだったな。まあ、ならその隙をついちゃえばよくね?」

「神算鬼謀の天才軍師がそんなことするか?名前は知れ渡ってることぐらい知ってるだろうから、さすがに同じ手は使わねぇだろ」

「……そうか?」

「だけどこちらにも勝つ術はある」

「それは?」

「相手は大勢、こちらは寡兵。さらにこっちには名が知れ渡ってる武将は一人もいない。当然相手は油断するだろう。雑賀相手だろうがな。そこを突く」

「だが、さっきも名前が挙がった竹中重治がいる。そこが要注意だな」

「ああ。そこで、今回の策だが……、湊にはわざと負けてもらう」

「へ?」


今回の作戦は、先に砦を作っておく。そして蛍には先鋒部隊と戦ってもらう。そして砦まで引いた上で後ろから鶴が追撃、湊には本隊を迎え撃ってもらう。そして蛍も後ろから本体を襲撃。


つまりは、島津家久の”釣り野伏せ”だ。

少し兵力が足りないがな。もう少し兵力があればもっと上手く行けそうだな。

それに、あの作戦も実行しておくか。


「鶴!蛍!雀!いるか!?」

「はい!兄上、どうされましたか?」

「は、はい!いますよ!」

「どーしたの?兄上?」

「鶴は今の兵糧、蛍は集められる兵、雀は銃の数を調べてきてくれ!俺は外で砦の建築をしておく!」

「了解!」

「わ、わかりましたぁ!」

「うん、わかった!」


さて、こっちは砦の建設を急ピッチで行いますか!

相手に気取られても良いように!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ