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傭兵達の下剋上  作者: 羽賀唯人
2章 第一次紀州征伐
12/35

9、織田の急戦(同盟を無視しながら)

1570年 7月


雑賀衆が、三好攻めの織田軍に加わってから1年が経った。

いつもの通り、銃声が轟く雑賀庄に急報が飛び込んできた


「鈴木様、三崎様!斥候部隊からの連絡で……、織田が……!」

「織田が、どうした?」

「織田が、織田が攻めてきたとのことです!」

「「なんだとぉ!?」」


重秀と俺は、その報告に驚いた。

それは仕方ない。

何も間違っていないはずの対応をしていたはずなのに、攻められたからだ。


「ど、どこに不備があったのだ!?織田への対応は……間違ってなかっただろう!?」

「ああ、若。俺らは何も間違ってない。だが……」

「織田は……、重秀様に本願寺へ謀反の兆しがあるとみて攻めております!」

信長(あいつ)には対応(それ)は意味がない」

「まさに魔王のやること、だな」

「織田とは戦いたくないけど、攻めてきた以上戦うしかないな」

「降りかかる火の粉は払わねばならぬからな」


◇   ◇   ◇


「何故、織田は攻めるのじゃ!?」

「そうじゃ!その理由も仕方ないことじゃ!」

「仕方ないこととはいえその理由はないのじゃ!」

「こうなったら織田に徹底抗戦よ!」

「「そうじゃそうじゃ!」」

「鎮まれ!」

「若、本当にこれは無視できない案件だぜ」

「ああ。それは承知している」

「若の決断に俺は従う。みんなもそうであろう!」


不安になった目をしながら肯首するみんな。

雑賀衆の行く末を左右する決断になるだろうから仕方ないだろう。


「皆の者聞け!」

「……若」

「これより儂ら雑賀衆は織田の敵じゃ!雑賀は本願寺の味方となり、織田に対し徹底的な交戦を行う!!」

「「はっ!」」

「そして岡!宮本!お主ら二人は儂とともに本願寺へ向かう!」

「はっ!!

「ここの防御はっと……、三崎!」

「ん?」

「お主に任せる!お主ならこの城を守ることは可能!任せたぞ!」

「ああっ!」


ちょいちょいちょいちょいちょ(ry

なんで俺が!?なんで俺が総大将扱い!?

勢いで返事しちゃったけど!

しかも岡さんとか宮本さんとか湊も「いいな」とか「それが良い選択じゃ」とか「りょうかーい」とか肯定の返事しないで!

頼むから!


……はぁ。

雑賀衆をまとめられるかなぁ……。

めんどくさすぎだろ。ふざけんな重秀!こんなにも裏切られた感したの生まれて初めてだわ!

しかも織田には『あいつ』がいるし!

信長よりかこっちの方が危険だよ。本当に!

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