表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

第3話 魔王さま、日本に? (2)

(本文)


 そろそろいいかな……?


 あれからね、俺……


 爆竹の後は、ロケット花火を連射で放り込んでやったよ。謁見の間だと思う部屋にさぁ……


 いよいよ次は煙玉━━これを放り込んだら、いよいよ謁見の間に飛び込むね。猪突猛進だよ━━


「そ〜ら、よっと……」


 扉をあけ放り込んだよ━━煙玉をね!

 だから又々、原チャリに股がったよ━━俺はね!

 後は突進!突撃のみだ!

 だから俺、原チャリのスロットル開いたのさぁ……


 よーし! 中に入ってみるね……


「魔王覚悟ー!」


 重い扉を開け、原チャリで一気に加速━━中に入り込んだよ、俺はね……


 中に入るとさぁ、アクセルをリズム良く、開いたよ──「カン、カン、カカカン……」といった感じでさぁ……


 何度ぐらいしたのかなぁ、アクセルをリズム良く開いたのは……?


 その後は、憤怒した顔してさぁ、勇んで怒鳴り声を上げたよ。それもね、この静かな謁見の間に、響き渡るぐらいにはさぁ……


 だってよ……本当はね俺、魔王にさぁ、びびっているのよ……


 だってしょうがないじゃん!なにせ相手は悪の王だからね……


 怖くないと、思う方が可笑しくないかい……?


 だってマンガやアニメ。ラノベなどの、ラストボスだからね魔王はさぁ……


 だからさぁ、いくら頼まれ事でも、魔王を封印してくれなんて、普通の俺では無理だよ……


 それにさぁ、俺先程から辺りを見渡し見てるんだけどね……魔王の姿がないのよ……?


 辺りをキョロキョロしてるんだけど……


 目の前━━かなり先にはね、魔王の席も確認出来るのよ!

 原チャリのライトも、椅子を照らしているしさぁ……


 だから、何処……!?


 魔王はさぁ……も、もしかして……


 逃げたのかな、部下達と……!?


 そう思うと俺、緊張感が取れたよ……


 まあ、居ないんじゃ、しょうがない訳だし……


 前世の俺の頼まれ事でも、実は嫌だったしね……魔王の封印など……


 それにさぁ、実際、ボンキュボンの娘自体、怪しいもんだったからね……


 ふぅ……アクセルをリズム良く開くのも辞めたよ。俺……


 実際、先程から俺自身もうるさくて、しょうがなかったからね……


 さてさて、帰るかね……お腹も空いてきた気もするしさぁ……


 見たい、テレビや動画もあるしね……


 でも、まあ、あぁあ、だな……燃料代と花火代の無駄だったね……


『ドゴン!ドカン!ガン!ぐほ……』


「き・さ・ま、何処へ行くつもりだ……?」


「うぅ、うううう……いて、ててて……」


 げ、原チャリをさぁ、後ろに向きを変えようとしたら……何かいたのよ!


 その後は、目から火花出たね……


 何かさぁ、顔や体に衝撃と痛みが出たよ……


 何が起きたか、全く持って理解出来ていない俺だよ……



 ◇◇◇◇◇


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ