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第12話

リラが6歳になった。

その2日後………


******************

書斎


私は、この日お父様に呼ばれて書斎へ行った。


「なぁ、リラ?」


「何ですか?お父様?何か御用ですか?」


「あぁ、実は、バルシリア魔術学園の入学試験があるんだが、リラも受けるか?」


「そんな学校があるの!?」


「?言ってなかったか?」


「………うん。」


私は、お父様をジト目で軽く睨んだらお父様は、すまなそうに頬を掻いた。


「バルシリア魔術学園というのはな、簡単に言うと勉強と魔法を身を守るために学ぶための学校なんだ。」


へぇ〜やっぱり魔術学校なんだから魔法の勉強もするんだ〜と思っていたらお父様は、衝撃的なことを言ってきた。


「伝え忘れていたんだが、一週間後その試験があるんだ…。」


「はぁ!?」


「えっと〜すまんな、勉強頑張ってくれ!

じゃ、じゃあな!」


お父様は、そういった瞬間まるで漫画のような逃げ足で書斎から逃げていった。

私は、なんでこのお父様は、クールでかっこいいのにプライベートの時は、こうなのか?と頭を抱え呆れてしまった。


そこには、二枚の紙が机の上にあった。

その紙には、『試験会場と試験の内容』が書かれていた。


そして、試験に向けて鬼のように勉強を始めるのであった。


******************

そして……一週間後……


私の目の下には、クマができていた。

いや、もちろん熊ではなく隈だ…

一週間、遅れを取り戻すため、夜までみっちりとやったのだ。

魔法は、キルフ先生から

座学では、フィナから教えてもらいながらやった。

正直に言えば、座学で計算などは、小1の算数と同じなので数字だけ覚えれば、良いけれど、そうすると、怪しまれるのでやめておいた。


どうやらまだ時間では、ないので扉が開いてないようだ。


そんなことを思っていると後ろから肩に手が伸びていた。


「ふぉわ!?」


「うわっ!?」


しかし、聞き慣れた声だったので後ろを振り返るとアルト君がいた。

アルト君は、金髪碧眼の天使のような美少年でいつ見てもTHE王子様って感じの子だ。まぁ…、王子だけどね〜


「もぉー!びっくりさせないでよ!」


「こっちが逆にびっくりしたんだけど……」


「えへへっ、ごめんね!」


「いいけど、大丈夫か?隈が出来てるぞ?」


「うん、お父様が今日試験があるっていうのを一週間前に言われたから猛勉強したの…」


うん…物凄く眠いんだよね〜


後で家に帰ったらお父様を叱りたくなってきた…マジで…


「あはは、お前の父様は、変わらないな…」


「うん、自慢のお父様だけどたまに抜けてるところあるからね〜」


そうたわいもない話をしていたら扉が開いたようだ。


男の人が声を広げる魔術具を持って話し始める。


「皆様、試験会場のこのバルシリア魔術学園にお集まりくださりありがとうございます。試験をする場所は、一階と二階の教室と体育館がございますのでそこでは、魔法の試験を行いたいと思います。」


そうして私たちは、移動し始めた。


どうやら場所は、アルト君と同じ1の3のようなので移動する。


******************

1の3


私達が中に入り前にあった紙を見て席に座ると同時に試験の紙が配られたので始めの合図で羽ペンを動かす。

もちろんこの世界にボールペンやシャーペンはないので書きにくいが羽ペンを使い問題を解いていく。


問題は、頭を抱えるほど難しくはないが、やっぱり私は、大学の教授の資格を前世でとっていたため足し算引き算なんて、とても余裕で出来た。たくさん余った時間は、見直しをやったが、やっぱりあっているのか分からないけど間違いが見つからない。

それから、地理と国語などをやったが、やっぱり簡単であった。


そして、座学が終わり次は、魔術のために体育館に移動した。


体育館があることに聞いた時は、びっくりしたけど、体育館には、強力な結界で覆われているからおもいっきり魔法を撃っても結界は、壊れないのだそうだ。

そんなことを思っていたらさっきの案内をしていた人が試験のやり方を説明するようだ。


「皆様、集まりましたね、では、最後の試験の魔法の試験をやりたいと思います。

やり方は、簡単です、目の前にある火を魔法で消すことができたら合格です。使う魔法は、なんでもいいですが、その場所から動いては、いけません、それでは、始め!!」


その声と同時に一番前の列の人が魔法を放つとそれを見ていた先輩達が紙に記入していく。私たちは、二番目の列なので魔法の準備をする。


「次は、二番目の列の人、お願いします。」


そうして私は、もちろんキルフ先生の約束通りに無詠唱は、しないで撃つ、魔法は、水が特に得意なので水の魔法を私は、放った。


「精霊よ、我らに力を貸したまえ、聖なる水よ、凍れ!"(アイス)"!」


そう、私が放ったのは、氷の魔法だ。

しかし私は、あの氷菓子を思い出していた。

赤や緑、黄色、青などの甘いシロップがかかっていて食べ過ぎると頭が痛くなるアレだ。

私は、アレが小さい頃の大好物だったというのを思い出していたが、今は、試験なのでそこは、今度、この魔法を使ってアレを食べようと思いながら魔法に集中する。


すると、魔力(マナ)が全身に巡り、

私は、指先に集まるようにイメージし、魔法を撃つ。


すると、指先が光ったので私は、5本のロウソクに向けて魔法を放った。


放たれた魔法は、一気に5本のロウソクを丸ごと凍らせた。

予想とは、少し違っていたがよしとする。


しかし、その場は、私の放った魔法と同じように凍りついていた。

なんせ、今まで研究しても氷属性の魔法というのは、見つかっていなかったのだからちなみにこの魔法は、6歳になる前、暑かったので氷属性の魔法がないなら水の魔法で氷が出来ないかなぁ?と思い好奇心で実験をして成功してしまったのである。

水の魔法で魔力を多めにして氷をイメージしたら大きめの氷が空気中から出てきた今まで研究していた人たちは、氷が出来る原理を知らなかったからである。

中1で習うもので個体を加熱したら液体にさらに加熱すると気体になるということ思い出して私は、魔法を使ったけれど、この世界の人には、氷は、寒い時期に水を入れたものを外に出せば、凍って氷になるというくらいしか知らない。

なのでとても驚いていたのだった。


数秒が経過してやっと呆然としていたのから立ち直ったようで焦った様子で私の魔法を見ていた先輩が私の魔法のことを紙に書き私に後ろに下がるようにと言った。

それを言った先輩は、今だ呆然とし私に話した時も声が震えていた。


私が後ろに下がるとそこには、先に魔法の試験が終わったアルト君がいた。


「なぁ!さっきの魔法はどうやったんだ??」


やっぱり男の子であるこういうのに興味があるのだろう。


「ふふっ、水の魔法で魔力を多めにして使うと氷になるの。」


アルト君は、今度やってみようかなぁ?と意気込んでいた。


私は、その様子を見て苦笑いしながらも自分の試験の結果が合格であると信じてこの学校に通えることを楽しみにするのであった。

すみません!少し投稿するのが遅れました。

こんな駄作者なのに見てくれてありがとうございます。

小説でおかしいところがあったら少しずつ直すので皆様も見つけたら教えてください!

はい!すぐにお直しいたします!

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