第11話
ついさっき、光魔法を使ってみたらいきなり近くの木が一気に成長し、青々としていた葉にところどころオレンジ?もどきがなっていた。
私は、そのオレンジ?もどきを手に取ってなんとか皮をむき、かじってみるとシャクシャクしていて、味はりんごのような味がした。
「?りんご?オレンジみたいな見た目なのに………
不思議………」
すると、後ろからキルフがぬっと出てきた。
「リラ様………勝手に魔法を使うなと言いましたよね…、約束破りましたね…」
「うぇ!?」
キルフは、最初は、リラニャルート様と言っていたが最近リラに敬語なしとリラと呼ぶことをお願いされたが、敬語なしは、まだ出来なくてリラ様と最近は、呼ぶようになった。
「リラ様………」
キルフは、リラのことをじーっと見た。
「あ.あの、その…「リラ様!!」うぅー、ハイ…」
私は、冷や汗を流しながら言い訳を考えようとするが、キルフに遮られる。
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可哀想だが、キルフのお説教の1時間後………
「でも………、さっき魔法を試したら無詠唱でも出来ましたよ?だったらもっと試してみたいと思うじゃないですか〜」
「?無詠唱ですか?そんなこと出来るはずがありませんよ……、どんなにすごい魔法使いでも、無詠唱だけは、出来なかったと言われています。」
キルフは、首を傾げてリラの方を疑わしそうな目で見てきた。
私は、口を尖らせた。
「だったら無詠唱でやってみるので見ててくださいね…」
私は、そう言いイメージしながら魔法を使った。
『"水連花"』
すると、頭上に昔、兄のハルヴェンが作った水の花よりさらに高度なものが頭上で5発くらい上がった。
この水連花というのは、神が娯楽の一つとして楽しむために作られた魔法だというのを本で読んだことがあるので家の中で使っても大丈夫な魔法だ。
なぜならとても綺麗な水の花が出来たとしても水なので終わった後に地面に落ちて家の中でやるのだったら床が濡れてしまうのでは?と私は、疑問だったが、実際使ってみると、
落ちる寸前に水が消えるようだ。
キルフは、それを見てポカーンと口を開いていた。
「どうやらイメージしながら魔法を使うと無詠唱で出来るみたいです。」
すると、キルフ先生は、私の肩を掴み真剣な表情で話してきた。
「無詠唱が出来るということは、リラ様と私以外に知られないようにするためにあまり、無詠唱で魔法を使っては、いけません」
私が?を出して首を傾げていたらキルフ先生は、それにきずき理由を言った。
「リラ様は、昔誘拐されたことがありますし、このことが知れ渡るとこの情報を知るためにリラ様を誘拐したりするかもしれません」
私がそれを聞き頷くと安心したような顔になった。
「そろそろ、暗くなってきたので 屋敷に戻りましょう」
「分かりました。」
外は、もう星が見え始めていた。
明日も頑張ろうと思うリラだった。
すみません!テストがあったりして投稿することが出来ませんでした!
次の話は、長くするのでよろしくお願いします!!
リ「はぁー、もう本当に駄作者よね〜」
「リラさん!すみません!」
リ「許してあげないもん、水球!!」
ヒゥーー
「あーれ〜!!」