第9話
今日は、家庭教師さんが来る日だ。
どうして、家庭教師さんが来ることになったかというと魔力検査が終わったから魔力の暴走を起こさないように家庭教師さんを呼んで魔法の勉強をするらしいです。
まぁ、私は、ラノベが大好きなので別にいいのですが…どんな人が来るのか楽しみです。
父様がいうには、知り合いの弟子らしいのですってちょっと楽しみです。
そんなことを思っていたらどうやら家庭教師さんが着いたらしいので私は、客室に向かった。
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客室
私が部屋に入ると音できずいたらしくて父様が私の方を向いて手招きした。
「リラ、こっちに来なさい、リラの家庭教師を紹介する」
私は、椅子に座って「分かりました」と返事をした。
「よし、紹介しよう、こいつは、俺が魔法学校に通っていた頃の友人の弟子だ。リラの家庭教師をやってくれるらしい、リラ、お前も紹介しような」
そう言われたので私は、男の人に挨拶をした。
その男の人は、無表情でどうせ少し何かができて天才だとか思ったのか?やっぱり親バカなのか?みたいな顔をしてこっちを見ていた。私は、少しその顔にイラッっとして自己紹介を始めた。
「わたくしは、ローゼリラ・イルフェアと申しますわ。これからよろしくお願い致しますわ。」
私がハキハキと答えると家庭教師になる人がびっくりした顔をしていた。
「私は、キルフといいます。ローゼリラ様の家庭教師をやることになりました。よろしくお願いします。」
「早速、今日からキルフにリラの授業をしてもらうことになったんだ、キルフ、よろしく頼むぞ」
「はい、畏まりました。旦那様」
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家の庭
わぁ〜!いつみても庭の花が凄いと思って周りをキョロキョロしていた。
家の庭は、物凄く大きい…
まぁ…王宮の方が絶対に大きいけどね……
いろいろとキョロキョロして見ていたら後ろからコホンっと咳をした音が聞こえたのでびっくりして後ろを振り返るとキルフがどうすればいいのかと目線がいろんなところにいっていた。
「ローゼリラ様、魔法の勉強を始めますよ……」
「あっ!すみません…」
私は、恥じらいで顔を赤らめたがキルフ先生は、首を振って許してくれた。
「では、まず、基本のことから始めます。
自分の中にある魔力を移動させてこの封石に色をつけることです。
これをすると自分の魔力は、どれくらいでどの属性なのか知ることができます。」
キルフ先生は、小さい巾着袋のようなものから白い石を取り出して私に渡した。
どうやらこれが封石のようだ。
ちなみにキルフ先生がいうには、魔力が多いと色が薄くなって少ないと色は、濃くなるそうだ。属性は、火が赤で水が水色、土は、オレンジで風は、緑で雷が黄色で闇は、黒、光が桃色だそうです。
まぁ、ものは、試しでやってみようと思います。
キルフ先生が魔力を込めるための呪文を教えてくれるそうです。
「我の魔力を封石にとどめたまえ『魔力石封印』!」
すると、キルフ先生の持っていた封石に魔力が集まってきてどんどん色が変わっていく。最終的に色は、赤と少しオレンジがくっついたような色で中位の魔力の量だということがわかった。ってことは、キルフ先生は、中位の魔力量で火と土の属性があることが分かる。
私がキルフ先生の封石を見ていたらそれにきずいてやってみてくださいと私を促した。
私は、頷いてキルフ先生と同じ呪文を唱える。
「我の魔力を封石にとどめたまえ『魔力石封印』!」
すると、身体の中から何かが抜ける感覚がしてその途端持っていた封石の色が変わり始めた。私が持っていた封石は、薄くて全部の色が混ざって虹のようにキラキラさせて輝いていた。それを見た途端、チート来たーー!!と叫んでしまった。
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ローゼリラ・イルフェアは、キルフという家庭教師に会い勉学に励みローゼリラは、菓子を発案した菓子の女王で最高位の魔力量で全属性の魔女として名を残しそれを教えたキルフは、魔女の師匠として永久に名を残して行くのであった………
家庭教師さんがリラに魔法と勉強を教えることになりました。
キルフさんは、これから凄い発明家になるのでしょう。
前回の作品であまりありませんがというところをあまりまりませんがと書いてしまいました。直しておきます。申し訳ありませんでした。