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短編・詩 恋愛

夢の中

作者: 些稚 絃羽

明けない朝を想像したら

怖くて震えが止まらない

真っ暗闇の中

あなたを探し出す術を待ち合わせていない

明かりを灯すロウソクはあっても

灯す明かりがどこにもない

手を伸ばしてもきっと

それは空を切るばかりで

裾すら掴めやしないんだ

あなたの見えない朝を想像したら

怖くて涙が止まらない


おはよう

耳慣れた声で目を覚ます

目の前にはあなたが居て

もう一度おはようと

寝癖を直してくれる

朝は明けて明るくて

その眩しさに目を細める


いつだってあなたが

わたしを見つけてくれるから

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