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東方妖刀録  作者: 雨月
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稗田家

お久しぶりです。詳しくは活動記録を見てください

 数分後、寺子屋と思われる建物があった。


「ここかな? 子供の声が聞こえる」


 子供らしい元気な声。ってまずいな~。そんなこと言ってたから友人に爺臭いとか言われるんだよな~。


「慧音さ~ん」


 寺子屋扉を開ける。すると、

 慧音さんが頭突きを小学生ぐらいの男の子にぶつけていた。


「え?」

「まったく……」


 頭突きをくらった男の子は床に倒れ気を失っていた。


「ん? しまった。やりすぎたか」

「あの。慧音さん?」

「ん? おお、アキラ。どうしたんだ?」

「いや。その子……」

「ああ。心配するな。ちょっとしたお仕置きだ」


 お仕置きで頭突き?


「どうしてこんなところに来たんだ? アキラ」

「え~と、神社でお守りとかが見つかったのでそれを売ろうとしたんですけど。慧音さんに一度確認を取ろうかと思って」

「ふむ。別に売ることに関しては問題はない。しかし、そうなると問題は場所だな。私も手伝いたいがこれから寺子屋の仕事がある。………そうだ。アキラ、稗田の家に行きたまえ。稗田に相談すればいいだろう」

「それはどこにあるんでしょう……」

「なに。向こうに大きな屋敷がある。そこが稗田の家だ。私の名前を出せば入れてもらえると思うぞ」

「思うぞって……」

「がんばれ」


 とりあえず、慧音さんが指さした方に向かって歩く。そして、


「確かに屋敷だ……」


 門番みたいなのがいて入れそうにない……。


「貴様。ここに何の用だ!」


 まずい。門番がこっちにくる。


「見たことのない顔だな。妖怪か」

「ち、違います。外来人です」

「外来人だと……? それなら、なぜ稗田の家に来た。要件を言え」

「け、慧音さんが稗田に相談をしてみたらどうだ。と」

「なに? 慧音さんが?」

「は、はい」

「………しばし待たれよ」

「は、はい」


 やばいって。なにあの筋肉。

 数分後。門番の人が戻ってくる。


「阿求様が許可を出された。入れ」

「は、はい。失礼します」


 門番の横を通り抜ける。

 そして、屋敷の中に入ると、


「お久しぶりです、アキラさん」

「お久しぶりです、阿求……さま?」

「さんで結構ですよ。あの門番の人がおかしいだけです」


 クスクス。と笑いながら阿求さんがいう。


「アキラさんとは個人的に交流もしたいので、できればちょくちょく遊びに来ていただけるとありがたいのですが……」

「そうなんですか。すみません、ちょっと忙しいので」

「あら。そうなんですか?」


 僕は阿求さんに妖刀との勝負を伝える。


「なるほど。事情は理解しました。もしも手伝えることがあったら遠慮なく申してください」

「ありがとうございます、阿求さん」

「いえいえ。ここには幻想郷の歴史があります。もしかすると妖刀の銘もあるかも知れません。私のほうで探しておきます」

「いいんですか?」


「かまいませんよ。妖刀の体を乗っ取られる。ということは、数少ない友人の1人いなくなるということですから。お手伝いします」

「ありがとうございます」


「そういえば、アキラさん。今日はどのようなご用事だったのですか?」

「あ。実は、神社でお守りとか見つかったので人里で売っていいのか聞きたかったのですが、慧音さんが稗田に手伝ってもらえ。と」

「なるほど。多分、売る場所ですね。わかりました。お手伝いします」

「いいんですか?」

「かまいませんよ。どうせ暇で、誰か来ないかな? とか思っていたところですので」

「そうですか」

「では、行きましょう~」


 すごい笑顔……。

 2人で外に出ると、門番の人が前に出てきて止める。


「阿求様。どちらに」

「ちょっとお出かけです」

「駄目です。阿求様。そんな刀を持った人と一緒に出掛けるなんて。危険すぎます」

「この人は私の友人の1人です。そのようなことを言うのは許さないですよ」

「くっ……。申し訳ありませんでした」

「いきましょう。アキラさん」

「行ってらっしゃいませ」


 阿求さんがスキップしそうな感じで目の前を歩いている。


「阿求さん。すごくうれしそうですね」

「ええ。だって、いつもはあまり外に出させてもらえないんですもの。楽しいですよ」

「それで、阿求さん。どこに行くのですか?」

「そうですね……。とりあえず、店があるところに行けばいいと思うんですよ」

「なるほど」


 数分歩いて、阿求さん屋台のような店がたくさん並んでいるところで、店主に売っていいのかを聞いている。


「アキラさん。売って大丈夫だそうですよ」

「ありがとうございます。阿求さん」

「いえいえ。ついでにお1ついいですか?」

「はい。どうぞ」


 阿求さんにお守りを渡す。


「いくらです?」

「いいですよ、無料で」

「え? でも」

「手伝ってくれたお礼。ということで」

「そんなの必要ありませんのに……」


 お守りを受け取る阿求さん。

 そして、空いている屋台を借りて、そこにお札やらお守りやらを並べる。

 さて、いくら売れるかな?


話の内容が薄くてすみません。


さて、次回はあのキャラでも出そうかな


今回、スペカ紹介はなしです。そろそろ書くスペカがなくなってきたので

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