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東方妖刀録  作者: 雨月
22/59

輝夜と妹紅の過去

あれ? 今編集中に思ったんですが。


かぐや姫って不老不死の薬、だれに残していったんでしたっけ?

おじいさんとおばあさんでしたっけ?


 間違っていたら感想でもメッセージでもいいので教えてください。



 感想で教えていただきました。わざわざありがとうございます。

 修正しました。


「ふむ……」

「どうです? 永琳さん」

「今の所一週間前と変わらないわね……。血とかも採らせてもらうけど、いいわよね? ダメって言っても採るけど」

「別に血を採るぐらい別にいいですよ」

「あら。断る人から無理やり血を採取。と言うのもやってみたかったんだけど……。仕方ないわね」

「危ないですよ……」

「一度は試してみたいじゃない。あ、妖刀モードの時の血とどこの細胞でいいから、細胞を取らせてもらうわね」

「わかりました」

「まず通常モードのときの血と細胞をもらうわね。抵抗してもいいのよ?」

「する必要ないじゃないですか」

「つまらないわね」






 診察終了。そして居間でお茶を飲む。


「なるほど。そういうことだったのか」


 慧音さんがそうつぶやく。


「名前を当てろ。か……。変わった勝負方法ね」


 能力の事、そしてその後の妖刀との勝負を話した。


「すまないな、アキラ。私はこの妖刀の名前を知らない」

「私もね。というか、私はこの竹林にこもっていたから知らないわ」

「わたしも知らない」

「私ももちろん知らないわよ」

「知らないウサよ」

「てゐがウサと言うときはたいていウソよ」

「ウソじゃない~。妖刀自体は見たことあるけど、その妖刀は初めてだよ~~」


 てゐさんがどこかに走って逃げてしまった。


「待ちなさい、てゐ。その言葉が本当かどうか新しい新薬を試してあげる」


 永琳さんも走って行った。


「え……」


 僕が驚いていると。


「気にしないほうがいいわよ。永琳が新薬の実験台にイナバたちを使うのはいつものことだから」

「いつもの事って……」

「そういえば、先ほどなんで2人は喧嘩をしていたんです?」


 殺し合い。と言う名前の……。


「あれはいつもの日課よ」

「そうだな」

「日課って。喧嘩には理由があると思うんですが?」

「理由……? そういえばなんでだったかしら? 私の方は妹紅が来るから迎撃してたらって感じかしら」

「忘れたとは言わせない。父と私が受けた屈辱」

「父? あなたのお父さんに私何かしたかしら?」

「私の名字で思い出さないのか!」


 妹紅さんの手が火に包まれた。


「ちょっ。妹紅さん」


「妹紅の名字? 藤原妹紅。藤原……。藤原……。藤原……。藤原不比等……。あ!

 あはははははは。そうか。そういうことなのね。不比等の5女ね。いるとは聞いていたけど。あははははははは」


 ????


「なるほどね。そういうことだったのね。なるほど、あなたがなぜ蓬莱人なのかわからなかったけど、ようやく分かったわ。私が帝に残して行った薬を飲んだのね」

「富士の山に捨てに行くところを襲って私が飲んだ」

「フフフフ。なるほどね」

「え~と? どういうこと?」


 全く話についていけない。


「フフフ。輝夜姫って知ってる?」

「竹取物語のですか?」


 永琳さんの質問に答える。なんでそこでその昔話を?


「そうよ。外の世界ではどういうふうに伝わっているか知らないけど。多分、私は月に帰ったって伝わっているんでしょうね。本当は月の使者を迎えに来た永琳と一緒に皆殺しして、地上に残ったのよ」

「えぇ!? っていうか私ってまさか」

「そういえば、名前を言ってなかったわね。私は蓬莱山輝夜。輝夜姫本人よ」

「えぇぇぇえぇ!?」


 輝夜姫? 実在したんだ。


「なんだか懐かしい話をしてるわね」


 あ。永琳さんが帰ってきた。


「てゐに逃げられたわ……。あの子逃げ足早くなってきたわね」


 逃げてもここに暮らしているから結局後々捕まるような?


「輝夜! 父と私の受けた屈辱。今ここで」

「いいわよ、妹紅。来なさい!」


 妹紅さんの手が炎に包まれ、輝夜さんは変な玉がいくつも付いた木の枝を取り出した。


「難題『龍の頸の玉 ‐五色の弾丸‐』」

「時効『月のいはかさの呪い』」

 2人がスペルを唱える。

 僕はスペルカードを取り出して。

「氷符『氷の牢獄』」

 スペルを唱える。すると、今にも攻撃しそうだった2人が巨大な氷に閉じ込められる。

「これは……」

「なるほどね」

 念のため作っておいてよかった。氷の牢獄。巨大な氷に相手を閉じ込める技。

「これ、強度や耐熱はどうなっているの? アキラ」

「自分のできる限界までにしてありますけど」

「ちょっとこの氷。もらっていくわね」

「別にいいですけど。何に使うんです?」

「強度実験よ。あと耐熱。知りたいでしょ?」

「知っても使えるかどうかわからないですけど……」

「知識として知っておけば後で役に立つわよ」

 そういうものですか?

 と永琳さんと話していると、鈴仙さんがやってきた。

「うぅ。ひどい目にあいました」

「あら。優曇華。おかえり」

「あ、師匠。すみませんでした」

「いいのよ。気にしないで。それより優曇華。この氷を運ぶの手伝いなさい」

「え? えぇ!? なんで姫様と妹紅が氷の中に!?」

「気にしなくていいわよ。とりあえず運んでおいて」

「はぁ……。わかりました」

「手伝います?」

「いえ。大丈夫ですよ。気にしないでください」

 鈴仙さんはそういうと氷を押して部屋を出ていく。

「師匠。どこに運べばいいんです?」

「診察室でいいわ。どうせ誰も来ないでしょ」

「わかりました」

「アキラはこれからどうする? 帰る? それともあなたの氷の強度実験を見学する?」

「いや。それは怖いんで帰ります」

「そう? わかったわ。優曇華が帰ってきたら遅らせるから少し待ってて」

「わかりました」


文「アキラさんのスペルカード、紹介コーナー。第3回」

アキラ「まだ飽きないんだ」

文「飽きません。楽しいですので」

アキラ「どこが楽しいの?」

文「今回のスペカはこちら」


氷符『氷の牢獄』



文「今回の話で、輝夜さんと妹紅さんを氷に閉じ込めた技ですね」

アキラ「これ、名前通りだと思うけど……。ただ氷に相手を閉じ込めただけ」

文「それだけ?」

アキラ「そうだね。これだけ」

文「………。つまらないです!もっと面白いスペルを使わないと記事にならないじゃないですか!」

アキラ「そんなの知らないですよ!」

文「もう。次行きましょう。次!」



氷符『氷弾弾雨』



文「これはどんなスペルなんですか。アキラさん!」

アキラ「氷の散弾を飛ばすだけだけど」

霊夢「レミリアも萃香もよけることができない超速度の弾幕よね。距離によるけど、だれでもよけられない一撃に最終的になるらしいわよ」

文「おお! 私はこういうのを待っていたんです! ためしにアキラさん。私に向かって使ってみてください。幻想郷最速がどれほどなのか見せてもらいましょう」

霊夢「いいわよ、アキラ。本気で殺すつもりでやりなさい」

アキラ「殺しはしないよ……。本当にやるんですか? 文さん」

文「当然! 殺すつもりでやってください!」






文「ぐふっ。なんですか、アレ。結構躱せる距離にいたはずなんですけど……」

アキラ(妖刀モード(以下(妖)))「大丈夫ですか? 文さん」

文「フフフ。これでも私は誇り高き天狗です。この程度の一撃、なんともないです」

霊夢「血、吐いてるわよ」

文「思いっきり腹にあたりましたからね……」

アキラ(妖)「本当に大丈夫ですか?」

文「そ、それではまた次回~。グフッ」

 ドサッ

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