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東方妖刀録  作者: 雨月
20/59

VS魔理沙

タイトル通り、魔理沙と戦います。


 

 もしかしたら対決で使っているスペルカードの枚数数え間違いしているかもしれません。何回も確認しているので大丈夫だとは思うんですが。(つまり、それだけ枚数が合わなくて首を何度もかしげているんです)

 妖怪の山から帰ってきて、翌日。

 僕は霊夢と萃香と一緒に朝食を食べる。

 そして、


「「はぁ」」


 僕と霊夢が縁側に座ってお茶を飲む。


「霊夢~。落ち葉ってどうする? 燃やす?」


 なぜか巫女服を着た萃香がやってくる。その後ろには山のように落ち葉が集まっていた。


「森の中に捨ててくればいいわよ。燃やすのは秋にしましょう」

「わかった」


 萃香が落ち葉を森の中に捨ててくる。そして、


「萃香。お願いできる?」

「いいよ~。手伝うって言ったものね」


 そういうと、萃香は霧になる。


「じゃ、行ってくるね」


 声がどこからともなく聞こえる。


「お願いね」

「霊夢。萃香どうしたの?」

「情報収集よ。その妖刀について幻想郷中を漂って調べてもらってるの」

「え? いや、わざわざそんなことしなくても」

「まずは情報収集しないとダメでしょ。一月あるんだし。ゆっくり調べないと」

「そうなの?」

「そうよ。情報は大事よ」

「わかった」

「よう! 霊夢! あと……。アなんとか」


 魔理沙がホウキホウキに乗ってやってきた。


「アキラよ。覚えなさい」

「そうだ。アキラだったな」

「で? 何よ魔理沙。朝食ならもう食べたからないわよ」

「い~や。今回はアキラに用があるんだぜ」


 え? 僕?


「アキラ! 弾幕ごっこで勝負だ!」


 僕の方を指さしながら言う。


「へ?」


「なるほどね……。図書館での撃退がそんなに嫌だった?」

「あたしはいったぜ! 弾幕ごっこ覚えたら再戦してやるってな!」

「確かに言ってたわね……。アキラ、軽くあしらってあげなさい」

「えぇ。本当にやるの?」

「一度圧倒的な力量差を見せてやりなさい」

「へ。それは私のセリフだぜ」


 外に出る。そして、


「私が審判するわ。何枚にする?」

「アキラに合わせるぜ」

「アキラ。何枚持ってたっけ?」

「えっと………」


 僕はスペルカードを取り出して、


「1枚、2枚、3枚、4枚、5枚、6枚、7枚」

「7枚か。さすがに多いからな、5枚にするか。いいな?」

「いいんじゃない? それじゃあ、はじめるわよ。準備しなさい」

「妖刀融合」


 私は妖刀融合をする。魔理沙は小さな8角形のものを取りだした。


「はじめ!」


 霊夢の言葉と同時に魔理沙はホウキにまたがって空を飛ぶ。

 私も氷の翼を作って羽ばたいて飛ぶ。


「氷の翼か。きれいだな」

「ありがとう」

「その翼を壊すのはさすがにもったいないと思うが、壊させてもらうぜ!」


 魔理沙はいきなりスペルカードを取り出す。そして、


「魔符『スダーダストレヴァリエ』」


 星形の弾幕が飛んでくる。私はそれを避ける。そして、


「こっちも行くよ! 氷符『アイス・ソード』」


 氷の刀を作りだして魔理沙に向かって飛ぶ。


「おっと」


 私の刀を避ける魔理沙。速いな~……。


「この距離で空なら避けられないだろ」


 え?

 8角形のものを向けてくる魔理沙。嫌な予感が……。


「恋符『マスタースパーク』!」


 極太のビームが2メートルもない距離から私に向かって放たれた。


「くっ」


 私は一瞬で氷の翼を巨大化させる。そして思いっきり羽ばたいて避ける。


「はぁ。はぁ」


「あの距離で避けるのかよ」

「氷符『ヴォーパル・アイス』」


 スペルカードを取り出して氷の剣をいくつも出す。


「あれか。そう簡単に行くと思うなよ! 魔符『ミルキーウェイ』」


 星形の弾幕が前と違って前に向かっていくつも飛ぶ。

 氷の剣と星の弾幕がぶつかりだす。そしてどっちの技も全部ぶつかり合って消える。


「恋符」


 その声が聞こえた時点ですぐに横に向かって避け始める。


「『ダブルスパーク』」


 え?

 さっきの光線が今度は2本同時に放たれる。そのうちの1本が直撃コース。


「やるしかない。雪符『チャッフ・アイス 改改改改フォース』」


 確実に弾幕を防げるようにとレミリア相手に何度も改良して、40個ぐらい作ったけど、4個目が一番防御できる。さすがにレーザーは初めてだけど……。

 極太レーザーの軌道が下に曲がって、地面で空を見る霊夢のほうに行く。


「霊夢!」


 私が霊夢に向かって声を出す。

 そして、霊夢にレーザーが直撃する。


「ちょっ。魔理沙! 霊夢にぶつけるなんて」

「心配すんな。あの程度で霊夢が死ぬわけない。どうせアレを使ってるはずだぜ」

「アレ?」

「自分の能力を使って避けてるはずだぜ」

「いや。直撃したでしょ」

「霊夢の能力知らないのか?」

「空を飛べるんじゃなかった?」

「霊夢の能力はあらゆるものから浮くことができる。つまり、自分の存在を浮かせることで誰も触れることすらできなくすることもできるんだぜ」

「つまり。無敵ってわけ?」

「そういうことだぜ。さぁ、続けるぞ」


 魔理沙は最後の1枚を取り出す。


「……。ぶつけ合いってことね」

「そうだぜ」


 私も最後の1枚を取り出す。


「いくぜ! 魔符『ファイナルスパーク』」

「氷剣『巨大刀』」


 さっきよりも極太なレーザーが来る。そのレーザー向かって私は何百メートルもある巨大な刀を振り下ろす。

 レーザーと刀がぶつかり合う。

 これさえ斬ってしまえば勝ちなのよ。

 ありったけの妖力を刀に注ぎ込む。

 そして、レーザーと氷刀のぶつかっているところが爆発し、私と魔理沙は爆発に巻き込まれた。







 アキラのあのスペル。魔理沙のマスタースパークまで曲げるなんて。

 でも、なんで私のほうに曲がるのよ。夢想天生でどうにか回避できたけど……。

 魔理沙のあれは……。ファイナルスパークかしら。それとアキラの氷の刀がぶつかる。あんな大きさ、妖怪化してても扱えるのかしら……?

 あ。ぶつかっているところが爆発した。アキラは妖力を、魔理沙は魔力をありったけ注ぎ込んでいたから、それが原因かしら?

 まずいわね。2人とも気絶してるのかしら。落ちてきてる……。

 私はアキラに向かって飛んでアキラを受け止める。


「夢想封印」


 魔理沙に夢想封印を放つ。そしてその直撃で魔理沙が目を覚ます。


「やばっ」


 魔理沙はホウキに手を向けて、ホウキを呼び出す。そして、それで宙に浮く。


「目が覚めた? 魔理沙」

「ああ。なんとかな……」

「アキラ。おきなさい」


 ぺちぺち。と頬をたたく。


「うっ……」


 あら。意外と早く起きたわね……。


「霊夢……?」

「そうよ」

「あ! 勝負!」

「引き分けよ。いいわよね? 魔理沙」

「ああ。どっちも意識落ちたしな」

「そっか……」

「アキラ、手放すわよ」


 そう言ってすぐに手放す。落ちるアキラ。


「ちょっ! いきなり離すとか」


 すぐにアキラの背中から氷の翼が出てきて、羽ばたく。

 私たち全員、地面に降りる。そして、


「アキラ。お茶いれて~」

「了解~」


 アキラは妖刀モードを解いて、部屋の中に入っていく。

霊夢「アキラのスペルカード、紹介コーナー。いえぇぇぇい」

文「いえぇぇぇい」

アキラ「なにこれ?」

霊夢「これはね。アキラのスペカを紹介して行くコーナーです」

アキラ「え? なんで?」

霊夢「理由なんていらないのよ」

文「私が司会進行をやる予定です。今回は霊夢さんに譲りました。さて、第1回ということで、紹介するスペルカードはこちら!」


氷符『ヴォ―パルアイス』


霊夢「アキラが毎回毎回使っているスペルね」

文「氷の剣で相手をぶっ刺していくスペルですね」

アキラ「言い方!」

文「あや。これは失礼」

霊夢「これお気に入りなの? アキラ」

アキラ「まぁね……。一番最初に作ったスペルだし」

文「なるほどなるほど」

霊夢「このスペルの特徴はいくつもの氷の剣がアキラの周りに出てきて相手に向かって一直線で飛んでいくこと。そして、氷の剣の発射は自分の好きな時にできるわね」

文「そしてすごい硬いですね。発射前に壊すのは大変そうですね」

霊夢「弱点は一直線にしか飛ばないことね」



文、霊夢「「それでは。またお会いしましょう。さようなら!」

アキラ「まだやるの?」


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