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東方妖刀録  作者: 雨月
14/59

紅魔館から帰って

 翌日。

 ん。僕は博霊神社の一室で目が覚める。

 おととい、僕が『妖刀を操る程度の能力』と言うものがあることが判明した。

 そしてその翌日、フランが戦おう。と言いだして、図書館で戦おうとレミリアが言ったらパチュリーさんがマジ怒りで、フラン、レミリアを攻撃。ちなみに、そのあと、パチュリーさんは無理をしすぎたらしく、喘息で倒れてしまったらしい(小悪魔さん談)


 フランとは廊下で戦うことになり、僕が負けた。フランの弾幕怖すぎる……。

 帰れないかと思いきや、パチュリーさんの「いいから帰りなさい」の言葉で帰ることになった。パチュリーさんの目が怖くて、レミリアとフランが震えながら頷いてたような?




「おはよ。アキラ」

「おはよう。霊夢」


 隣で寝ていた霊夢が起きる。


「さっさと顔洗ってご飯作りなさい」

「はいはい」


 僕は顔を洗ってすっきりした後、朝食を作る。




「ん~」


 霊夢はご飯を食べながら新聞のようなものを見ている。


「霊夢。行儀悪いよ」

「いつもはこんなことしないわよ。でも、文が読め読めって押し売りしていったからしょうがないじゃない」

「文? それって新聞?」

「そうよ。文々丸新聞。文っていうのはこの新聞を作っている烏天狗のこと」

「天狗が新聞づくり?」

「そうよ。ま、面白くもなんともない新聞だけどね」

「ふーん」

「よく考えてみたら、アキラが文々丸新聞を読めば幻想郷についてよくわかるんじゃないかしら。まがりなりにも新聞なわけだし」


「なるほど。霊夢、昔の新聞はどこにあるの?」

「ないわよ」

「え?」

「すぐ捨てるもの。あっても邪魔なだけだし」

「なるほど……」


 僕は朝食を食べ終わったので、ごちそうさま。と言って食器をもって立つ。

そして、食器を洗うと、僕はお茶を入れて霊夢に持っていく。


「アキラ。ナイスタイミングよ」


 ちょうど、霊夢がご飯を食べ終わっていて、僕がお茶を置くとすぐに取って飲み始めた。


「ふぅ。ねぇ、アキラ」

「なに?」

「今日、なにか予定ある?」

「ん? ないけど……」

「私と一緒に来る? 妖怪の山に」





「妖怪の山?」

「そっ。ちょっとめんどくさいけど、用事ができたの」

「めんどくさいってそんなこと言っていいの?」

「いいのよ。めんどくさい」

「まぁ、することないし。ついていくよ」

「ん。じゃあ、準備って妖刀もってくるだけよね。いつでも出られるようにしておいて」

「わかった」




「じゃ。行くわよ。アキラ」

「了解」


 僕は刀を抜く。


「妖刀融合」


 いつもの通り、水色の光に包まれて背が高くなる。


「遅れないでね」


 霊夢はそういうと空に浮く。私もすぐに背中に氷の翼を作り出し、それを羽ばたかせて空を飛ぶ。


「空を飛ぶって気持ちいいね。霊夢」

「そうね。それは同意するわ」

 






 飛び始めて数分後。



「あや? あややや。霊夢さん。新聞、読んでくれたんですね」


 黒い翼の生えた少女が現れた。


「ええ。読んだわよ。全く、うるさいわね」

「ところで霊夢さん。そこの女性は?」

「外来人よ」

「外来人? それにしては妖力を感じますが……」

「能力よ。一時的に妖怪化してるのよ」

「なるほど。詳しい説明を」

「文! そんなことしてる暇はないでしょ?」

「おっと。そうでした。でも、自己紹介ぐらいさせてくれても」

「それもそうね」


 話終わったかな?


「はじめまして。清く正しい、射命丸文。と言います。以後お見知りおきを」

「はじめまして。アキラと言います」


「アキラさんですか。よろしければ、今度取材をさせてもらっても?」

「取材?」

「はい。私は文々丸新聞という新聞を作成しているのです。その記事に」

「文々丸新聞? 霊夢が読んでたやつかな?」

「そうですそうです」

「ほら。文。さっさと行くわよ」

「もう、霊夢さんはせっかちですね」


 文さんが加わって妖怪の山に向かう。

 そして文さんが私の氷の翼を見る。


「氷の翼ですか」

「うん」

「なんで氷の翼なんです? なくても飛べそうな感じですが」

「レミリアに妖力の使い方を教わって、空を飛ぶ練習をするとき、明確なイメージがあるほうが飛びやすいと思う。と言われて、翼をイメージしてみたんです。翼なしだとイメージが弱いのか飛べなくて」


「なるほど。しかし、レミリアさんですか。霊夢さんは教えなかったのですか?」

「妖力の使い方なんて私の専門外よ。霊力ならわかるけど」

「それもそうですね」


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