漫画家発見・・・?
僕が琥鉄先輩と通じ合ってから数分後にまたグダり、それぞれがこの部屋にあるもので
遊んで、2、3時間が経った。
それと、僕と先輩が武内家へ着いたのは午後1時だよ。
「…そういえば先輩、なんで琥鉄先輩の家に来たか覚えてます?」
「え?GW中ヒマだから遊びにでしょ?」
きょとんとした顔でこっちを見る先輩。
「やっぱり忘れてたんですか…この家の人がマンガを描いてるから来たんですよ」
「あーそういえば」
「は!?俺はそんなの聞いてねーぞ!!?」
「だって言ったら隠すでしょ?」
「当たり前だ!!!あんな恥ずかしいもん二度とお前に見せるか!!!」
「先輩、わかっていない僕のためにも説明をお願いします」
「いや、いい!!話すな!!!」
「ニートは黙りなさい。えっとこのバカがマンガを描いてるってのが1つ。
私はそれを読んだことがあるってのがもう1つ」
「あぁ…言っちまった…」
なんか琥鉄先輩が落ち込んでる。
「琥鉄先輩がマンガ描いてるのは驚きましたけどそこまで落ち込むものですか?」
「お前が偏見持ってないやつで助かった…が、榎本がこの話を始めたら俺はもう
精神が打ちのめされるんだ…そして一旦話し始めたら止まらなくなるんだよ…」
「だからニート黙れって。んで私がこいつの読んだんだけどかなりひどいの!
大爆笑モノだったわね!・・・・・・・・」
先輩の話が長いので以下略。
僕がまとめると、
琥鉄先輩のマンガはベタベタな勇者モノで魔王を倒しに行くものらしい。
それで主人公は父親がかなり強者だったが魔王に敗れ火山に落ちていったらしい。
んで15歳の誕生日に仇打ちとして王様んとこ行ってから旅に出るんだって。
なにかのシリーズのⅢみたいだね。
旅の道中で髪の毛と鼻が無い奴が倒されてその怒りで髪の毛と眉毛が金髪になったり、
一回殺されたがそのせいでS級の魔族として生き返ったり、自分の中の人斬りと
戦いながら自分の罪を償う方法を探したりして結局、最後にはチートになった主人公が
魔王をあっけなく倒すというストーリーらしい。
うん、パクリ過ぎ!!
しかも一世代前のジャ○プばっかりで縛ってるし!!!
てか、勇者もう髪の毛金髪になった時点で倒せるんじゃないかな!!?
ラスボスがあっけなくやられちゃだめでしょ!!!!
と、ツッコミどころは満載だったわけであります。
「そりゃつまんないでしょうね」
「彰まで!!!去年の俺としては最高傑作だったんだぞ!!?」
「琥鉄先輩の底が見えましたね」
「うるせぇよ!!!バーカ!!!!」
あ、涙目になってる。
まぁ頑張って作った作品をバカにされたらショックだよね。
でもこれはちょっと…ね。
「で、今も違うマンガ描いてるんでしょ?見せなさい」
「嫌だね!!もうお前なんかに見せるもんか!!!あんな思いはもう十分だ!!」
「ま、そう言うと思って手は打ったけどね」
琥鉄先輩の顔色が一気に悪くなる。
「おーい、彩花ーー!マンガ見つけ出してきたぞーー!!」
「ちょっと待てーーーーい!!!オイこらバカ兄貴、てめぇなんで俺の
マンガ持ってきてんだ!!?」
「彩花に頼まれたからな。頼まれたことは俺はしっかりやるぞ?」
「うるせぇよ!!実の弟の私物、勝手に持ち出してくんじゃねぇよ!!!」
「弟の物は兄の物だ!!これ、兄の特権なり!!!」
「最低だなあんた!!ジャイ○ンか!!!」
僕は一人っ子で良かった。
こんな力関係があるって兄弟も大変だな。
「えっと今度のは…パレット?なにこれ?題名?」
「…あぁ。お前に言われたからちょっとはオリジナリティ出してみた」
かなりブスッとした顔でぶっきらぼうに答える琥鉄先輩。
「どんな話なんですか?」
「それについてはこれを使ってみてはいかがでしょうか」
うお!!いつの間にか堀さん隣に居た!!!
なんか手にプリンターみたいなの持ってる。そのプリンターから
コードが伸びてフルフェイスのヘルメットみたいなやつに繋がってる。
「この機械はマンガをセットしてそのストーリーを登場人物になって
疑似体験できるものです。もちろん脳内だけですので万が一、
戦闘不能状態になったとしても問題はありません」
…金持ちだからってここまでやっていいの?
確かに見た目は子ども、頭脳は大人の名探偵でも映画であったけどさ。
これ一応、日常生活のお話ですよ?
「中村様、榎本様と直人坊ちゃん、琥鉄坊ちゃんは準備ができていますが
いかがなさいますか?」
なんかみんなヘルメット被ってるよ。
これなら逃げれるのでは?嫌な予感しかしないもんな。
「…逃げたら後で…うふふ」
え!!?先輩!!?なに!!?
「…怖いんでやります」
そうして僕はヘルメットを被り、意識が闇に落ちていった…
時間帯は書くの忘れてました・・・
で、今回はつなぎとしてのお話ですね。
次回は琥鉄くんのマンガの中、ということになります。
まぁまだ内容は考えてませんけどね(-_-;)
次はファンタジーちょい入りますが基本このままでいきます。
それではまた。




