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新キャラ登場!!

僕はまた先輩より先に来てしまったのでマンガを読んで暇をつぶす。

というかそれがもう部活内容になっている。

僕がある七つの龍の玉を集めるバトルマンガを読んでいると扉が開き

知らない男子生徒が入ってきた。


「おーす。榎本いるー?…てあれ?間違えました?」

僕を見てちょっとうろたえる男子生徒。

少し長い髪の毛は茶色と黒が混ざっていて顔は普通にイケメンと断言できる

くらいかっこいい。背は多分180くらいかな?


「えーと、うちの部長に会いに来たんですよね?ここであってますよ。

でも今いないですよ?」


「じゃあここは漫研部であってんだ。違う部活かと思った。でもお前だれ?」

ちょっと言葉使いにムカつく要素が含まれていたが僕は大人なのでスル-する。

こんなのいちいち気にする人もいないと思うけどね。

「ここの部員の中村彰です。あなたは?」

「俺?ここの副部長だけど?」



・・・・・・・・・はい?

「今、副部長って言いました?この部活の?」

「あぁそうだけど?お前いつの間に漫研部員になったの?俺知らないよ?」

「僕もこの部活に副部長がいるとは思いませんでした…。ちなみに僕は今年に

入って強制的に入部させられました。」

「それは聞き捨てならないわね。自分から入った、でしょ?」


後ろに聞き覚えのある声を聞き僕は鳥肌が立った。


「…先輩いつからいたんですか?」

振り向くとそこにはニコニコしながら怒気を放つ先輩がいた。

「はい?の前の・・・ってとこからよ。後でいろいろ教えてあげるから肝に銘じて

おきなさい」


僕死亡確定ですね?わかりましたよ(泣)


「おー。久しぶり榎本。相変わらずの傍若無人っぷりだな」

「うるさいわね、この引きこもりが」

「先輩、この人だれですか?」

「ニート」

「俺の紹介それだけかよ!俺は武内琥鉄(たけうちこてつ)だ!」


先輩の一言の紹介にツッコミを入れる琥鉄先輩。

これで僕も楽ができそうだ。


「いやいやそうでもないよ、彰くん。こいつ今まで来なかったのなんでか

さっきの紹介でわかったでしょ?」

「さらっと人の考え読まないで下さいよ!でもさっきの紹介ってニート

としか言われてないですよね?」

「相変わらず空気が読めないわね。今までなんでこいつが来なかったか

わからないの?」


「どうしてですか?」

「お前そこは考えろよ!!すぐに本人に聞くか!?」

「めんどくさいんで早く教えてください」

「初対面の先輩に対してそれはひどくないか!!?そして考えることを

めんどくさがるなよ!!」

「先輩だったんですか!!?」

「そこ!!?部長にタメ口聞いてる時点で気付けよ!!」


「話進まないからさっさと言いなさいよグズ」

「俺の扱いひどすぎるだろ!!…まぁいいや。てかなんとなく

言いづらいんだけど」

「じれったいわね。言わないとあんたの趣味全部ぶっ壊すわよ?」

「言います!!言うから壊すな!!!はぁ…。俺は今まで引きこもってたから

部活来なかったんだよ。最初の日以外一回も来てなかったから部活に顔出すのは

これで二回目だな。これでいいか?」


つまり琥鉄先輩は登校拒否というのをしていてほとんど学校に来ていなかった

ってことだな。


「大体わかりました。ニート先輩はその名の通りニートだってことですよね?」

「ニート先輩って何だよ!!俺の名前は武内琥鉄だってさっきいったろ!!?」

「でも先輩、なんで今まで言わなかったんですか?僕はてっきり二人だけなのかと

思ってたんですけど」

「無視!!?仮にも先輩だよ!!?」

「君はバカだねー。二人だと部活として認められないでしょ?」

「あーなるほど」


納得納得。琥鉄先輩はなんか端の方で座ってぶつぶつ言ってるけど

まぁ気にしないでおこう。


「でも三人で認められるんですか?」

「大丈夫なんじゃない?この部活作った時も三人だったし」

「先輩この部活作った時いたんですか?」

「いたもなにも私とあそこのバカと先輩で作ったんだよ?」

「え?じゃあこの部活って一年しかたってないんですか?」

「そうよ?言ってなかったっけ?」

「初耳ですよ!人数少ないのも納得です(どっちにしろ入らない気がするのは

黙っておこう)」


「私が隣の席だったこのバカ誘って人数足りないからバカの兄貴

入れたのよ」


そのころからこんな感じだったんだ…拒否権なかったんだろうなぁ…

少し琥鉄先輩を不憫に感じる…


「そんでバカの兄貴が卒業していなくなったから最低でも一人は入部させないと

いけないってなって君を入部させたんだよ」

「納得しました。で、今はこの三人なんですね?」

「そーゆーこと」

「こいつがいきなり『部活作るよ!』とか言い出して俺まで道連れにされて…

まぁ部活内容がマンガ読むだけだから別にいいんだけどな」

いつのまにか復活している琥鉄先輩。しかも少し話題が遅れてるし。


「それよりこの部活なんで作ろうと思ったんですか?」

「また無視かよ!!さすがに怒るよ!!?」

「先輩お願いします」

「今あんたが持ってきてるやつぶっ壊そうか?」

「すいません…おとなしくしてます…」

まだぶつぶつなにか言ってるが構わないでおく。


「それはまた今度ね。深く追求はなしで」

「はぁわかりました…」

なんでだろう…まぁ今度教えてくれるって言ってるしいいか。


この後はまたいつも通りにそれぞれマンガを読んだりして過ごした。


ちなみにこの後もずっと無視され続けた琥鉄先輩はまた登校拒否になったのだった。


こんにちは地味人間です。


今回はちょっと新キャラ出してみたんですけどなんか・・・

こんなかわいそうなキャラにするつもりはなかったのですが彰まで混ざってしまい

味方がいなくなってしまった琥鉄くんでした。

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