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1-3所属!RBD!

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

「はぁ…気持ちいいなぁ…」

僕はお風呂に入りながら一日の疲れを癒していた。


「芦原さんも入ってくれたし、今日は良い日だったな。顧問の先生にも初めて会えたし」

それって会うの遅くない?って思ったけど、まだ5月だし?

そんなもんでしょ。


「そろそろのぼせそうだ。出るかな」

風呂場から出てリビングへ歩いて行く。


「ずいぶん長かったわね。なにか飲む?」

リビングに入った僕にそう話しかけてくれたのは母さんだ。


年相応の顔だが、スタイルは良いらしい。(本人談)

ちなみに年齢を友達(僕にだって中学のころはいたんだよ?)が訊くと

「女性にはそんなことは聞いちゃダメよ?」

と、さとしていたので言いたくないんだろう。


僕は、自分でするからと母さんを制して冷蔵庫から麦茶を出す。

麦茶はうちは5月から8月まで作っているけどちょっと早いかな?


「それにしても最近、楽しそうね。よくわからないけど部活のおかげかしら?」

あれ?そういう風に見えてたのか。

まぁ、楽しいけど。

もう一ヶ月も経つというのに僕は部活内容を教えていない。

母は物事をあまり深く追求しない人だったので、「彰が楽しいならいいわ」と、何も言わないでくれた。


本当なら教えてもいいんだけど、父に伝わった時に面倒くさいことになりそうなのでまだ黙っている。

父は僕とは活動時間が違い、夜遅くに帰ってきて朝早く出かけていくので顔もあまり合わせていない。


「うん」

短く返事をして自分の部屋へ行く。

まだ宿題が終わってないから早く終わらせなくちゃ。


そして夜が更けていった。



――――翌日


「おっす、彰!宿題貸してくれ!!」

教室に入るといつものように桃也が宿題を求めてきた。


「いい加減、自分でしろよ。成績悪くなるぞ?」


「大丈夫だって。一夜漬けすれば大体なんとかなるから」

そう言って宿題を写していく桃也。

本当になんとかなりそうだから、こいつは勉強しないんだろうな。


「中村くん、おっはよー!」

僕が桃也のことで悩んでいると芦原さんが肩を叩いてきた。


「あ、おはよう…」

最後の方は声が小さくなっていた。

素っ気なくなるのは仕方ない事なんだ。慣れてないんだもん。

…ごめんなさい、開き直りました。


「じゃ、今日も頑張ろうねー」

芦原さんはそう言い残して自分の席へ歩いて行く。

僕が視線を桃也に戻すと、桃也はまるで幽霊でも見たような顔をしていた。


「なんでそんな顔してんの?」

そう聞くと我に返ったかのようにはっとする桃也。


「お前!いつの間に芦原と仲良くなってんだ!?なぜ!!?」

あー、そういうことかー。


「いや、昨日ちょっといろいろあって芦原さんが入部したんだよ」

昨日のことをだいぶ省いて結果だけ伝える。


「なにぃ!?ずるいぞお前!!!理不尽だぁ!!」

興奮しながら意味わからないことを言う桃也。


「よくわからんが落ちつけ。僕がずるい理由を聞こうか」

いや、なんとなくわかるけどね?


「なんでお前の部活は可愛い人が入るんだ!俺のとこには一人もいないってのに!!あれか!?可愛い人はみんなマンガが好きなのか!?それだったら俺も好きになってやるよちくしょう!!!」

あかん。もう桃也が暴走してる…

それと今の発言はマネージャーさんに失礼だ。


「落ちつけって。まだ女子部員2人しかいないよ?それに確かに芦原さんが入ってくれたのは嬉しいけど、そこから何もならないって」


「その2人が特別な人達じゃねーか!もういい!!お前は後で重刑に処されることになるだろう!!!」


「はいはい…」

そろそろHRも始まりそうなので桃也を軽くあしらって席に着く。


(おい、中村が芦原さんと仲良くなったらしいぞ…)

(なんだと…?これは由々しき事態だな…)

(ちくしょう!あいつには榎本先輩がいたんじゃないのかよ!!)

(妬ましい…あぁ妬ましい…妬ましい…)

(これは昼休みにアレを招集させるしかないな…)

(アレを!?だが奴はまだ何も…)

(甘いな。美少女と仲良くなった瞬間から奴は既に敵なのだよ…)


男子達の間で僕に関する情報が広まっていくHR中、僕はそんなことは知らないで一時間目はなんだっけ、と考え込むのだった。



――――昼休み


「彰。ちょっと来てほしいところがある」

授業終了のチャイムが鳴ったと同時に桃也はそんなことを言ってきた。


「え?でもまだ弁当が…」


「いいから」

そう言う桃也の眼は真剣そのものだった。


「う、うん…」

気迫に押された僕は頷き、ついて行くことを決めた。


僕が桃也に連れてこられたのは普段は誰も昼休みに来ないはずの自転車置き場だった。


「こんなところに連れ出してどういうこと?」


「後はアレに任せる。じゃあな…生きて帰れたら、また会おうぜ…」


「アレ?桃也ちょっと、待て――」

僕が教室へ帰ろうと歩き出した桃也を止めようとすると、いろんなところから自転車置き場に人が集まってきた。数はざっと20人ほどだ。


「え?え?なにこれ?」

僕は訳が分からず混乱する。

せめてもの救いはいかつい人が少なくて見覚えのあるような顔が…

って、こいつら同じクラスのやつらじゃん!


「えっと…僕に何の用ですか…?」

一番前にいた、確か…山本くんだっけ?に僕は控えめに尋ねてみる。

だって知ってる顔とはいえ、囲まれてたら緊張するよ…


「率直に言うぜ、中村彰。お前の罪を数えろ」


「はい?罪なんて犯した覚えはないけど…」

いきなり何を言うんだこの人は…

顔も少しかっこいい系なのに残念な人なのかな…?


「そうか…なら、教えてやる!貴様は榎本先輩と普段から親しくしながら、その上!1‐3で一番と噂されている芦原さんとまで仲良くなろうとしている!!

これは我ら『RBD』の洗礼を受ける必要がある!!」

………RBD?

なにそれ?


「ここからは代表に変わって僕が説明しましょう」

おお?

なんかメガネかけた人が前に出てきた。今川くん…だったはず…!


「RBDとは『リア充(R)撲滅(B)同盟(D)』のことです。今や我がクラスの一部を除くすべての男子が所属しています。ちなみに駿河くんもです」

こいつら仲いいな!!

てか、まだ学校始まって間もないのになんでそんなもの結成してんだよ!


「このRBDをつくるきっかけは貴方にあります」

メガネをクイッとあげながら僕を指さす今川くん。

だから指はさしちゃダメなんだってば。


「へ?なんで僕が?」

僕はリア充じゃない。

彼女もいないし、そこまで充実した生活を送っているような、いないような…

…でも違う気がする!


「入ったばかりの男子生徒は誰もが榎本先輩という人物を知らず、漫研部の存在もわかりませんでした。部活体験が終わり、数日後に初めて我らは知ったのです。ですが、転部届けを出すことは誰ひとりとして行いませんでした。それほどあの方は神秘的なまでに美しかった。

だが貴方は学校でかなりの人気を誇る榎本先輩と入学当初から仲が良かった。僕たちが榎本先輩を見る時にはかなりの高確率で君が一緒にいた。それはあまりに辛いことでしたが漫研部に入ったのは君だけだと聞いて仕様がないという結論に至りました。

それでも悔しさは拭いきれず我々は美少女と仲のいいものは粛清しようと皆が心に強く誓ったのです。それがRBDの結束のきっかけです」


なんか、えぇ…

いろいろ言いたいけどまずは先輩は神秘的っていうより単純な可愛いタイプの人じゃないのか?てかそこまで人気だったのか。

それと僕は何も悪くないと思うんだよ、うん。


「それって僕は関係ない気が――」


「関係ない!!?」

一斉に周りの目つきが悪くなった。

怖いよ!


「貴方、関係ない、と言いましたか?」

うわぁ…

今川くんおっかないよ…


「いや、それってただの八つ当たりだし、妬みとかが暴走してるような…

それにこの中にもモテる人だっているはずだよ?それこそ代表だっけ?の山本くんとか」

正直、僕も自分の部活はすごいなぁ、とか思ってたから気持ちはわかるけど恨まれる理由はないはずだ。


そう言うと山本くんが憤怒の形相で迫ってきた。


「モテるだと!?俺が今まで何回フられてきたか教えてやるよ!30回だ!この学校に入って一カ月、一目惚れを30回繰り返し、その全てが玉砕した俺のどこがモテるのか言ってみろ!」

知らないよ!そんなの!君はどんだけ惚れやすい体質なの!?

一日に一回のペースで告白してるじゃん!

それに知らない人から告白されてもされた側って困るんじゃないかな!!


「えー、ご愁傷様です」


「慰めるんじゃない!よけい惨めに感じるだろうが!!」

この人、桃也に似てるなぁ。

でも暴走しない分マシか。


「もういい!みんな!我らが天敵をほふってしまえ!!」


「「「おー!!」」」

山本くんの掛け声に合わせてクラスの男子が襲いかかってきた。

のんきなこと考えてないで逃げなくては!


「なんの!」

僕は襲いかかってきたAくんとBくん(名前わからなかった!ごめん!)を避け、突撃を試みる。

避けるのは日ごろからの先輩の教えぼうりょくによって簡単だったが、数が多く突破は無理なようだった。


「くっ!どうしよう!」

辺りを見回すが360度囲まれていて逃げ道はなさそうだ。


「諦めろ、中村彰。逃げればその分、辛さが増すぞ?」

軽く脅してくる山本くんを尻目に、ここからの脱出方法を考えるが特にいい案は浮かばない。


うぅ…仕方ない…こうなったら先輩の教え通りに行くか…



――先輩の教え――

“困ったら強行突破するべし”


「ってことでどいてくれーっ!!」

叫びながら前方に走り出していった。


「捕えろーっ!!」

山本くんの掛け声と同時にみんなもこっちに突っ込み、僕とRBDは衝突した。



この戦いでRBDは教師陣にお叱りを受け、他のモテない男子達からかなりの支持を受けるようになった。

また、その一人目の犠牲者としてRBDと互角に戦った彰は史上最強のイケメン、クールな二枚目、チャラ男、などと勘違いされ伝説として広まっていくのだった。


やらかしちゃいました!

反省はします…


なぜか新キャラが出たり、彰のクラスが1-3だと判明したり、いろいろ進展しました。(何故こうなった…)

彰は自分が伝説になっていることを知らず、RBD以外の人も彰が伝説の人だとは思っていません。それでは!

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