新たな挑戦
僕の名前は中村彰。
ある高校に入ったばかりの1年生だ。僕は今、漫画研究部の部室に居る。
「いや~新入生が入ってくれて良かったよ」
今話したのは漫研部の部長、榎本彩花先輩だ。身長は150センチあたり、黒い髪はロングでなかなかかわいい人だ。
そもそもなんで僕がここに居るかというと数日前に時間をさかのぼる必要がある。
入学式が終わり、部活見学の時間で他の一年生があちこちの部活に行っている中、僕は興味のある部活も特になかったのでいろんなところに
行ってみることにした。
そんなことを毎日繰り返し部活見学最終日にこの部室に入ったことから全てが始まった。
扉を開けて入ると同時に
「よっしゃーーーっ!!!」というかなりでかい声が聞こえた。
この声の持ち主こそ先輩である。
「君、新入部員だよね?そうだよね?よし、ここ座って!今お茶出すから!」
凄い勢いで話す反論を言う間もなく、椅子に座らされ先輩はお茶の準備をしに行ってしまった。
(なんで僕、新入部員になってるんだろ?そんなこと言ってないけどなぁ)
と、疑問に思っているとお茶を持ってきてくれた。
「ありがとうございます」
一応、礼節はわきまえているつもりなので礼を言って受け取る。
「私、ここの部長の榎本彩花。よろしくね、新入部員君」
「中村彰です。さっきもそんなこと言ってましたけど、なんで僕もう入ったことになってるんですか?」
「この部室に入ったから」
……えーっと、どういうこと?
「君はこの部室に入った。だから君は漫研部部員となったんだよ」
「まだ部活決定の日じゃないですよ!?そして決定権は僕にあるはずです!つまり僕はまだ漫研部に所属してはいな____」
続きの言葉は部長さんの迫力で言えなくなってしまった。怒ってらっしゃる。
「君、さんざん期待させといて「ひやかしでした」とか言うつもりじゃないよね~?ちがうよね~?もしそんな事、言ったら君の人生ぶちこわしちゃうかも♪」
先輩の迫力に押されながらも恐る恐る尋ねてみる。
「ちなみに人生をぶちこわすというのは…?」
「肉体的に痛めつけた後に精神的にボコボコにしてそのあとどこかの部の女子更衣室にぶち込んであげるよ♪」
……僕は逃げられないということですね?
うん、わかりました(泣)
そして、現在にいたる____
って勧誘方法が強引過ぎやしないか!?むしろ脅迫だよね!?
「彰くん?なにか言った~?」
「いえ!なにも言っておりません先輩!!」
考えていることも読んでくるとは予想外だ。気をつけないと。
「ところで先輩、他に新入部員はいないんですか?」
「今のところ君だけよ。どうして?」
脅迫を受けたかどうか知りたいからです!なんて言ったら壊されそうだ。(心も体も)
「この部活ならもっと入ってきてもいいのでは、と思っていたところであります!」
「・・・なんで軍隊の兵隊さんみたいな口調なのかな?まぁいいや。この部室に入ってきた子が君だけだったのよ」
僕のバカーーーーーーーーっ!!!!!!!!
ふらふらしないできちんとしたところに入っておけば良かった。
ため息をついてもう一つ聞く。
「この部活って何するんですか?漫研部ってよく知らなくて」
「じゃあなんでこの部活入ったのよ」
「先輩が強引に入れたんじゃないですか!!!」
そういった瞬間、目の前に拳があった。
ボカッ!!!という音とともに僕は壁に吹き飛ばされた。
「君が自分から入ったんじゃない。人のせいにしちゃダメだよ?」
あぁ・・・なんで僕は殴られたんだろう・・・
そしてこの先輩は逆らってはいけないんだなと悟った。
殴った本人は僕の事など気にもとめず、
「そういえば部活内容だっけ。部活内容はアニメマンガゲームミサイルガ○ダムエ○ァパソコンPFPの研究よ」
「ちょっと待って!!明らかに物騒なもの入ってましたよね!?しかもガン○ムとエヴ○はアニメ、マンガのどちらかに分類されないの!?そして最後のやつ!!それって現実に興味ないオタメガネが使ってる携帯ゲーム機だよね!!なんであんの!!?」
「ナイスツッコミ!!」
「ツッコませるためにわざと言ったんですか!?」
「違うわよ。ガ○ダムとエ○ァは実在するし、PFPも裏のルートで売買されてるわよ」
「あんなの実在したらもう学校で使ってる機械は旧世代の遺物として扱われてますよ!!というかPFPって裏で売られてるんですか!!?」
ひととおりツッコんだところで自分に向けられている冷たい視線に気づく。
「さすがに今のは私でもつまらないと思うよ…」
ん?僕はなにかウケを狙うようなことをやったかなぁ?
「まぁいいです。で、結局先輩は僕が来るまで何してたんですか?」
「マンガ読みながらお菓子食べてた」
ーーーーーーーこの部活は終わってる気がする。
はじめまして、地味人間です。
いかがでしたでしょうか。
初の小説なのでおかしいところが多々あると思います。
ですので指摘をおねがいします。
あと作者は基本ギャグセンスというものを持っていません。
ここはこうすればいいというのがあれば教えてください。
いつまで続くかわかりませんがこれからもどうかよろしくお願いします。