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終焉のパンドラ  作者: 萩オス
巨茴香の火 - Fire of the Giant Fennel
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アルファ

 身を刺すような、張り詰めた冬の朝だった。

 窓の外はまだ暗く、ほんの僅かな暁の光がやけに眩しかったのを覚えている。

 義理の息子からの連絡で、孫娘の誕生を知った。


 名前は既に決めていて、「アルファ」と名付けたという。


 夜明けに生まれた初めての子。


 娘共々学者で、中々子どもに恵まれない中の出産だった事もあり、喜びもひとしおだろう。

 私も浮き立つような気持ちを抑えきれないまま、通話を切った。容態が落ち着いたら、すぐ会いに行くと伝えて。


 まさかその後、娘と義理の息子を同時に失う事になるとは、露ほども思わずに。


挿絵(By みてみん)

先日「DAWN」として公開していた作品の改訂版です。

ご覧頂いていた皆さまには大変申し訳ございませんでした。

またもしよかったら、ご覧頂けますと幸いです。

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