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もしもの冬にある結末を  作者: 糸伏
二巡目の旋律は
8/8

7話 転換、偽る心と

 俺が少女のあとをついていくとさっきまでほとんど何もなかった部屋にどこか奥に続く扉ができていた。俺が確認したときにはなかったのは確定だ。

じゃぁ一体どうやって・・・

俺はそう思いながら少女をに案内されて扉の奥について行った。そこはさっぱりしてるけどベッドや花もおいてありさっきの部屋の生活をしていないような感じ違い生活をしている感じだった。俺がそれに驚いていると少女が話しかけてきた。


「おじさんは今日はここで寝ていいよ。ここは安全だから大丈夫だよ。私は他の部屋で寝るから。」


ここは安全?何に対して安全と言ってるのだろう・・・

俺がそう疑問に思い少女に聞こうと思ったときにはもうどこかに行ってしまっていた。

俺が少女を探そうと思いさっきの部屋に戻ってみても少女はどこにもいなかった。部屋は変わりがなく扉もなくなったりしていない。さっき”他の部屋で寝る”と言ってたが他の部屋なんてなさそうだ。

俺は諦めて扉の奥の部屋に戻りベッドの上に座った。ここで寝ていてと言われたが俺は怪物の正体も気になる。あの少女は確実に何かを知っているようだから、今日は寝ずにここで様子を見ていることにした。


小さい頃俺はあの少女に会った気がした。だけどそれは間違いだった。俺が珍しい蝶を追って走っていたら知らない女性に声をかけられた。その女性の雰囲気が少女に似ていたのだ。だから俺は間違えたのだ。だけど女性のあの髪色と目の色も少女とよく似ていた。いや、同じだったかもしれない。だとすると少女が言っていた母親は・・・


そう考えたところで俺は今は夜だということに気づいた。俺は目的を忘れたらいけないと急いで部屋を出た。だが部屋を出た俺の目に飛び込んだのは血の海で床が濡れてそこに何人かの男が倒れている光景だった。俺が急いで駆け寄り男たちの傷の具合を見てみたが心臓がきれいに潰されていてもう息をしていなかった。誰がこんなことを。そういえばあの少女は無事なのだろうか。その時家の扉が開いた。まさかこの人達をやった人か?そう思い俺は身構えた。


「あれ?おじさん寝てなかったの?あの部屋は安全だって言ったでしょ?でも今回はやっちゃったなー。みんな危ないもの持ってるんだもん。手加減できなかったよ。」


そう言いながら扉からあの少女が入ってきた。だけど今なんて言った?この子がこの人たちを?なにかの冗談に決まってる。きっとあの子も気が動転してそう言ってるだけだ。そう思いたかった。だけど少女は気にしないで血の海を歩いて俺の方へ向かってきた。


「ねぇおじさん。おじさんはこの人達の仲間?」


そう聞かれたが俺は何のことを言ってるかわからなかった。だけど少なくともこの人達のことを俺は見たことがあるような気がした。だけど俺はこの人達と話した覚えがないので答えれた。。もし知っていたら答えれなかったかもしれない。今のこの子からは本当に何の気持ちも読み取れない。俺が何をされるのかがわからない。


「俺はこの人たちのことは知らない。だから仲間じゃないと思う。」


そう言うと少女は少し怪しむような動作を見せたあとに俺のことを信じたのかそのままこっちに歩いてきた。


「そうなの?だったらいいや。この人達は悪い人たちなの。だからこうなったの。この人達は危ないからなにかされる前になんとかしなくちゃいけなかったの。」


そう言われて俺はこいつらが誰かを思い出した。王様が懸賞金をかけていた奴らだ。間違いない。だけど何でこいつらがここに?それよりも俺はまず聞かなければならないことがあった。


「君が”怪物”の正体だったのか。君は一体何なんだ?」


そう聞くと少女はそう聞かれると分かったいたようにすぐに答えた。


「それは答えられないよ。だけど私の名前は教えてあげるよ。代わりに君の名前も教えてくれるかな?私は・・・」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



あの少年・・・いや(はる)は私と話すことを話すと家を出ていった。迥は”怪物”の正体を確かめに来たらしいけど正体が私だった事に驚いただろうか?だけど最後まで私が誰かは気づいていない様子だった。

昔の話。私はあの爆発の時、自分も爆発に巻き込まれる覚悟でいた。だけどそうしたらなぜか駄目な気がした。だから私は爆発の瞬間、自分の周りの空気だけを力で冷やし威力を弱めた。だけど衝撃で吹き飛ばされてしまい意識を失ってしまった。


私が目を覚ましたときはこの家の前に倒れていた。そこで違和感に気づいた。見えてる視界が低かった。おかしいと思った私は急いで自分の体を確認した。信じられなかったけど確かに小さくなっていた。何でかはわからないけどそれでも私はこの小さくなってしまった体で何ができるのかを確かめてみた。力はまだ使えた。だけど握力とかは小さくなってしまったからその分弱くなっちゃっていた。どうしようかと考えていたら夜になってしまっていた。このままでもしょうがないから家の中に入ろうとしたときだった。後ろから物音が聞こえた。急いで後ろを振り向くと数人の男たちがナイフを持って近づいていた。


「ここらへんにあれの欠片があるって聞いたが誰だお前?こんなところで何をしている?だけどここに俺らがいるのがバレたらまずいから少し黙っててもらおうか?」


そう男の一人が言うと周りの男たちが私に向かってきた。体が小さいから子供だと思っているのか油断している様子だった。だから私は力を使って男たちの動きを止めた。だけど小さい体に負担をかけすぎたのか激しい頭痛がした。だけど気にしないで私は男たちに聞いた。


「あなた達は私には勝てないよ?今なら逃してあげるけどどうする?」


そう聞くと男は私が怖くなったのか素直に逃げていった。途中転んでいるドジな人が居たけど大丈夫かな?私が心配する必要はないけど。


それから私はここが何の場所かわからなかったけれど守らなきゃいけない気がしたのでここをずっと守っていた。ここで気づいたのは私にしか見えない部屋の扉が会ったのだ。私が誘導をすると見えるようになるけど何もしなければ他の人からはただの壁に見えるらしい。だけど同じようなことがあってもできるだけ相手を無傷で追い返した。時々抵抗してくる人がいてしょうがなく相手が持っているナイフを奪って手を浅く切って相手をビビらせて返すけどそれが迥がいる国では”怪物”がでるって騒がれるんだ・・・


だけど昨日は違った私が外に食料がなければ流石に生きていけないので買い物に行って帰ってくると一人の男が家の中から出てきたのだ。私は驚いたけどその男が誰なのかが分かった。私の体が小さくなる前に会った研究者になりたいって言っていた男の子だと気づいた。だけどあの家から何で出てきたのだろうと思い聞こうとしたけどそこで私は自分の体が小さくなっていることを思い出し急いで小さい女の子を装った。迥から声をかけてくれたけど流石に私が誰なのかは気づいていない様子だった。私は必死にそのまま小さい子を装い話した。そうすると迥が今日ここに一緒にいると言うのだ。私が小さい子に見えて危険な目に合わないかを心配している様子だったけど迥の目的もまだわからなかったので分かった。と返事をした。そこで私は余っていた私が使っていない部屋を案内しようとして迥をそこで寝させようとした。この部屋なら私以外からは見えないから迥が危険な目に合うことはない。そう思っていた。


昨日の夜もいつもみたいに来る人達を追い返していた。だけどその中で一人だけ他の人とは何か違う人がいた。その人は急に近くにいた人を一人切り捨てるとすぐに走っていった。私はあんな危ない人を野放しにはできないと急いで追いかけた。森を抜けて開けた場所に出るとその人のことを見失ってしまった。私は探すのを諦めて家に戻った。だけど家の扉を開けるとそこには血の海が広がり知らない男たちが死んでいてそれを迥が信じられないような目で見ていた。私もそれを見て何でこんな事がと、考えたがそこまで考えて気づいた。あの危ない人が今日来たのはこれの現場を見せないため?そう考え私は迥を危ない目に合わせないようあることを考えた。私が犯人を装うことだ。そうすることで私ともう関わらないようにさせる。それしか私にできることはなかった。だけど迥はすんなり信じてくれて、ここを出ていった。もうこんなことには関わらないでほしいな。そう思い私はこれからどうしようか一人血の海で考えることになった。

現在ストーリーが思いつかなくて迷走中なので続きの投稿がしばらく遅れるかもしれません。

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