春ともし
ここは東京、その片隅の駅から離れた旧市街。都会か田舎か曖昧な、中途半端に置き去りにされた小さな街の商店街。
その中程の小さな店は火灯し頃にのんびりひらく。橙色の外灯目指し、迷える者や閑なやつらが寄ってくる。それらは人であったり、なかったり。迎える店主の素性を知る者はなく、その傍らには白き獣が寄り添う。
その店の名を「アサヒヤ」という。
今宵の客は、人か、獣か、もののけか。
逢魔が時がやってくる。
その中程の小さな店は火灯し頃にのんびりひらく。橙色の外灯目指し、迷える者や閑なやつらが寄ってくる。それらは人であったり、なかったり。迎える店主の素性を知る者はなく、その傍らには白き獣が寄り添う。
その店の名を「アサヒヤ」という。
今宵の客は、人か、獣か、もののけか。
逢魔が時がやってくる。
一、就職先が決まりました
2021/10/10 01:11
(改)
二、アサヒヤの開店
2021/10/15 11:28
(改)
三、コハクの依頼
2021/10/24 16:11
四、見つけた光
2021/11/05 20:51