第24話 警備
あけまして、おめでとうございます。今年が皆さんにとって良い一年になると願います。
それでは、よろしくお願いします。
いよいよ明日が体育祭本番。野外特設ステージも、各種競技の設置も終わりあとは本番を待つのみ。明日に備えて、今日は午前登校のみとなり、皆家で英気を養っている。
そのなかで、一部だけ、私を含めた一部の生徒は午後になっても学校に残っていた。主に帰宅部の生徒たちである。
「(目標は第一校舎から第二プールに移動中、近辺の警備は直ちに急行せよ)」
無線から、先生の声が流れてくる。
「こちら2-L、現在第二プール正門。三名体制で警戒・・・目標を確認!!追跡します」
「(2-L、了解。追跡をしつつ、目標に接近しすぎるな)」
「了解。一定の距離を保ちながら追跡します」
さて、何をしているのかというと、警備の練習である。先生だけでは到底警備しきれない校内をやることが全体競技くらいの帰宅部と、一部のモノ好き連中が参加する。もちろん、生徒が不審者と相対させないように、基本追跡するだけで、捕まえるのは格闘技指導の先生方と体育の先生たちである。どうしようもない時だけ生徒が捕まえていいことになっている。
そして今、なぜか個人競技にも一応参加している私が警備のチームリーダーに抜擢され、不審者役を追跡している。なんでも私を強く推薦する先生がいたとかないとか・・・・・・・・。
「あ。」
そんな追跡をしている最中に、不審者役の横の茂みから大柄の先生が飛び出して、そのままタックルを決めた。
「ぐえっ!!」
まさにカエルがつぶれたような声を出して、横に倒れた。
「だ、大丈夫ですか!!!先生!!」
「う、うぅ。あばらが折れたかも・・・・だから、不審者役は嫌だって言ったのに・・・・・・・・うぅ」
可哀そうな先生。
「・・・・こちら2-L。目標を確保しました」
「(了解。本部まで護送せよ)」
流れとしては、確保した後に、警備の生徒と先生で本部まで送り届けた後に警察に引き渡すことになっている。当日は警備だとわかるように、生徒と先生にはユニフォームが支給され、刃物を防げるベストも支給される
不審物だった場合は対NBC装備もあり、バイオ兵器、放射性物質、化学兵器のすべてに対応している。・・・・・・・・どこかと戦争でもする気なのかと疑われるが、魔術実験での副産物処理でわりと使われるため、現代の高校以上の教育機関では必需品となっている。もし一々警察と消防が出動してたら、みんな過労死してしまう。それくらい頻発する。
閑話休題
練習も終わり、警備生徒も下校の準備をしている中、私は総合教職員室に来ていた。
「二年L組、雨月凜です。警備の件で伺いたいことがあり、お邪魔しました」
「あ、雨月さん。丁度呼び出そうとしたところでした。こっちに来てください」
「は、はい」
どうやら先生からも警備に関して、用件があるみたいだ。
「先生の方から最初に話していいですか?」
「はい。どうぞ」
「実はですね・・・・」
・・・・なんか嫌な予感がしてきたぞぉ。
「貴女にも、もしもの状況になった時の実力行使が許可されました。今日の訓練のような事態も直接確保して大丈夫です。それと、西門のエリアのリーダーとヴァイスの子が体調を崩したみたいで、明日の代理を頼めますか?」
「・・・・はい。わかりました」
言えない。実力行使を許可されたのに、辞退したいとは言えない。しかもエリアリーダーなんて、そうそう頼める生徒はいないだろうし、私がやるしかない。
「雨月さんの要件もどうぞ?」
「・・・・いえ、エリアリーダーはやや吃驚しましたが、私が申請したいことがする前に許可が下りたみたいですので」
うぅ。暇な時間は樹と校内を回りたかったのに。
「あら、そうだったの?」
はぁぁ。まぁ、いいや。帰ろう。
「はい。では、私はこれで」
「えぇ。では、気を付けてかえってください」
「はい。失礼します」
◇
「よっ」
「んあ?樹?」
校門から出ると樹がいた。どうやら待ってくれてたみたい。
「警備だぁって聞いたからさ、体育祭の間は何もできないだろう?だから、なんだ、今日どっかで食事していかないか?」
「うん。行く」
即答だよ。もちろん。行かないという選択肢はない。
読んでいただきありがとうございます。
ストーリーが迷走してますが、安心してください。迷走してます(おい)
次話は未定です。ストックはありません。あったこともありません。それでは、失礼します。




