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【番外編】アマビエさん、自信家
「……まあ、いいだろう。顔が最高だから」
ゴーサインが出て、僕はほっとした。一番ごねそうなのが、アマビエさんだからだ。
「じゃ、次は薬局長どうぞ」
年功序列方式を採用し、薬局長にコントローラーを握ってもらった。
「うーん……よくわかんないなあ」
「このシリーズ、家でやったりします?」
「娘はかなりやってるよ。僕のキャラもあったけど、彼女に作ってもらったから全然わかんないや」
「あ、なら大丈夫です。選ぶだけですから」
薬局長は迷うことなく、ぷよぷよしたスライムのような物体を選んだ。
「……もっとイケメンキャラもありますよ?」




